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今週の妻有新聞

2020年(令和2年)2月22日(土)

 

 合併算定替え加算期間が2020年度で終了など財政運営の厳しさが増す十日町市の新年度予算編成は、前年同様に財政調整基金を当初取崩しせず、分野別の削減目標を示し、予算編成途中の議会説明など関口市政スタイルの編成で20日、予算案を発表した。関口市長は「選ばれて住み継がれる十日町市、魅力ある十日町市発信のために、新たな時代に向け、新たな活力を生み出せる事業に取り組み、魅力が実感できる十日町づくりに、未来を見据えた予算編成を行った」と説明。事業見直しで新規28、拡大17事業に取り組み、一般会計で前年当初比1・8%増、358億2千万円の堅調な予算案になっている。一方で災害など臨時的、緊急的な財政出動に備え、財政調整基金を「目標額32億円」とする財政管理方針を示している。事業では、市内消費電力30%を再生可能エネルギーで対応する目標に向け、構想する宮中取水ダムで発電所計画を進めると共に、市役所や学校に太陽光発電と蓄電池をセット配備する調査費を計上し、再エネ目標実現を打ち出す。さらに4月開校の県立十日町看護専門学校が入る市医療福祉総合センターが4月開所し、市の医療福祉拠点が誕生する。

子育て支援、定住策さらに強化 十日町市予算案

少雪で6億円基金積み戻し、財調32億円目標

 新年度予算説明で、今冬の少雪で除雪費が軽減され、3月定例市議会で今年度補正として6億円を財政調整基金に積み戻す方針が明らかになり、今年度末で23・5億円を予定し、2020年度末の財調基金は22億3700万円を見込み、今冬の思わぬ「少雪効果」になっている。

 新年度事業では、認定こども園(愛宕幼稚園、むつみこども園)の園舎建設支援(継続3億1205万円)し、民営化する千手さくら保育園を改修。子育て支援では「不育症治療」「新生児聴覚検査費」を助成する事業に新たに取り組む。地域の活動拠点整備では松代青少年研修センターを体験型宿泊施設に改修(1億4210万円)し、インバウンドや体験観光に取り組み、道の駅・まつだいふるさと会館を改修(2億1800万円)し、移住定住支援では「市内女性が市外からの転入者と結婚し定住する場合の支援」やUターン後の通勤手段の確保支援など、市への来訪を通じた移住定住促進に取り組む。

 防災対策の充実で進める防災行政無線整備が新年度(6億8068万円)で完了し、2021年4月から運用開始となり、十日町地域消防本部に隣接設置されるヘリポート(継続2億1571万円)整備に着手。東京五輪に合わせ整備した市博物館は6月開館し、秋には日本遺産をテーマの特別展を計画。一方、文化施設・段十ろうではコロッケコンサート、劇団四季ミュージカル、梅沢富美男劇団公演などイベント事業(1853万円)を予定し、同施設の指定管理(委託費6855万円)に移行する。 

 予算概要は、一般会計は前年度当初比1・8%増・6億2千万円増の358億2千万円、国保会計など特別会計5本(簡易水道、下水道は企業会計へ)を含む新年度総予算額は499億3920万円となる。歳入の市税は経済動向を反映し同2・4%減の56億7290万円(歳入構成比15・8%)、地方交付税は同2・2%増の128億7百万円(同35・8%)、消費税アップに伴う地方消費税交付金は同15・6%増の11億1千万円(同3・1%)を見込み、公共事業の目安になる国庫支出金は同9・9%増の42億8589万円、県支出金同2・5%増の25億7228万円、繰入金は7億5911万円。市の借金・市債は53億3230万円を予定している。

 

十日町市新年度の主な事業予算案

認定こども園建設、子育て教育充実

【人にやさしいまちづくり】▼愛宕幼稚園・むつみこども園建替え支援、森の保育園旧園舎解体3億1205万円、▼民営化の千手さくら保育園改修1921万円▼子ども医療費助成拡充1億2612万円▼児童センター屋外施設7240万円▼新規・不育症治療費助成20万円▼新規・新生児聴覚検査助成10万円▼新規・ロタウイルス予防接種開始450万円▼計画的学校施設整備6136万円▼教育財産整理1億2512万円▼新規・学級経営支援77万円▼新規・プログラミング教育対応72万円▼中学校部活動指導員配置504万円▼小中学校指導力向上支援975万円▼英語教育推進3015万円▼小中一貫教育とコミュニティスクール推進435万円▼特別支援教育充実と取組強化8950万円▼教育相談・不登校児童生徒対応推進1864万円▼給食センター設備改修4499万円▼安全安心な学校給食提供3億8956万円▼生活不安・困りごとに自立支援1871万円▼タクシー利用券利用範囲拡充620万円▼障がい者グループホーム開設支援400万円

東京五輪・パラ大会関連事業取組

 

【活力ある元気なまちづくり】▼豪雪体感インバウンド事業3300万円▼新規・関係人口拡大8050万円▼2021大地の芸術祭1億500万円▼芸術祭ブランド力向上等1840万円▼新規・松代青少年研修センター改修1億4210万円▼新規・まつだいふるさと会館改修2億1800万円▼中心市街地活性化推進3252万円▼担い手農業経営支援2100万円▼中山間地基盤強化5億9230万円▼園芸産地化支援300万円▼鳥獣被害対策93万円▼森林整備推進4521万円▼企業設備投資・新規雇用支援1億6524万円▼新規創業・新分野進出支援1355万円▼十日町産品販路拡大3310万円▼産業にぎわい創出魅力発信1791万円▼子ども・若者心育む環境充実272万円▼公民館施設整備2870万円▼情報館施設改修・資料充実等1億4246万円▼キョロロ体験充実363万円▼文化芸術振興1853万円▼段十ろう指定管理者制度に移行6855万円▼新規・新博物館開館457万円▼新博物館多彩展示504万円▼新規・歴史体感プログラム210万円▼国指定遺跡保存活用206万円▼新規・松之山体育館等改修1億2660万円▼新規・東京五輪パラ大会関連事業4375万円▼地域おこし協力隊取組推進4000万円▼新規・若者等地元回帰促進1680万円▼定住促進補助870万円

再生可能エネルギー・循環型社会へ

【安全・安心なまちづくり】▼防災行政無線整備6億8068万円▼ヘリ場外離着陸場整備2億1571万円▼救急車更新3537万円▼健康ポイント事業70万円▼風疹追加対策1362万円▼医療福祉総合センター開所4704万円▼新規・看護学校学生支援150万円▼新規・本庁舎学校へ太陽光発電+蓄電池導入調査750万円▼水力発電推進700万円▼再生可能エネルギー設備普及1120万円▼次期一般廃棄物最終処分場建設7億2026万円▼ごみ焼却施設補修1億円▼安心安全道作り9億1830万円▼橋梁トンネル等点検修繕1億9477万円▼清津峡地区水道整備1億5312万円▼老朽管更新耐震化3億7546万円▼下水処理場施設更新9200万円▼下島地区浸水対策5800万円▼農集:上野元町新町地区を川西特環に接続8000万円▼新規・仙田地区市営バス運行開始1096万円▼公営住宅改修9166万円▼新規・公園施設省エネ化439万円▼計画的土地利用推進1393万円▼地籍調査推進5683万円▼冬期間交通確保14億2731万円▼除雪車更新1億5004万円▼小雪パイプ更新整備1億4040万円▼流雪溝整備2億5740万円▼雪下ろし事故防止75万円▼住宅克雪化推進2266万円

効果的・効率的な行政運営

【まちづくり推進に向けて】▼地域自治推進事業交付金の柔軟活用6387万円▼新規・後期基本計画策定6000万円▼新規・市ホームページリニューアル1700万円

「除染土の再利用」、省令再考求め意見書を 全国初、津南町議会

 

定例会で議員発議 議会審議に注目、提出先は小泉環境大臣

 国が今年2月1日に発表した「放射性物質を含む除染土を再利用するための省令案」(施行予定4月1日)に対し、27日開会の津南町議会定例会に、議員発議で「省令案の再考を求める意見書」提出を求める議案が提出される。これは全国初であり、発議者の小木曽茂子町議は「再利用の汚染土の放射能レベルも記載されず、監視期間も不明確。農地への投入のおそれがある」と、同省令案の再考を求めている。議員発議は議員2人以上で成立し、審議は議長が議会日程により決めることになる。

 環境省の審議会「中間貯蔵除去土壌等の減容・再生利用技術開発戦略検討会」は今月1日、東日本大震災・福島第1原発事故で放出の放射性物質を含む除染土を再利用するための省令案を発表し、その施行予定を4月1日としている。議員発議した全国の原発関係に詳しい小木曽町議によると、この意見書提出は全国初という。省令案に対し「再利用する除染土の放射能レベルも記載されておらず、その監視期間も不明確。被災地・飯館村で行った農地での実証実験は問題がなかったとされており、このままでは農地への投入に歯止めがかからなくなる」と危機感を抱き、今回の全国初の省令案の再考を求める意見書提出の発議を行う。

 特に、「津南町は農業立町であり、今後、放射性残土の持ち込みが行われた場合、津南農業は風評被害を含め、死活問題になる」としている。

 このため、「放射能が十分に減退するまで、その発生者である東京電力と原発を設置許可した国が、放射能汚染土を保管し続けるよう求める」として、小泉進次郎環境大臣への意見書提出を求めている。全国初の意見書提出の議員発議を、津南町議会がどう判断するか関心が集まる。

十日町警察署が感謝状贈呈

 新潟県文化財保護審議会(橋本博文会長)は10日、十日町市下条地区で発掘の野首遺跡(縄文中・後期)出土品1290点を県文化財に指定した。

 この遺跡は県営圃場整備事業の計画を受け、平成8年に市教委が発掘調査。約6400平方㍍から、縄文時代中期から後期の集落跡が出土。同審議会は「信濃川流域における縄文時代中期〜後期の遺跡の様相を良く示すとともに、他地域との交流が明らかにできるなど、学術的価値が高い」と指定した。

 野首出土品は平成29年に1431点が市指定文化財に選定されており、同遺跡の発掘調査に携わった市博物館の菅沼亘学芸員は「発掘開始から24年。国指定文化財を目標にしていたが、やっと第一歩を踏み出したという思い。火焔型土器は最古段階(県内最古と推定)から古段階、新段階と揃っており、市内の他の遺跡にはない種類の豊富さも認められたのでは」と話す。現在開館準備中の新博物館では野首土器を中心に市内の土器を入れ替えて展示する予定だ。

 野首遺跡の歴史的価値を内外に発信する特別プロジェクトを推進中の下条地区振興会の村山薫会長は「一つステップを上がった。野首が貴重なものだと認識され、これをきっかけに地区から盛り上げたい」と喜びを表した。

 

詐欺を未然防止した水落さんと若山店長(右)

特殊詐欺を未然防止 セブン-イレブン十日町本町店

『もっと雪を』、雪室に

 〇…2月に入り、少しまとまった降雪があり、雪国らしい景色が久々に戻った妻有地域。「この雪を待っていた。融ける前に確保を」と、JA十日町やJA津南町の雪室への雪搬入が始まっている。農産物保存や雪ブランド浸透を進めるなか、例年より1ヵ月余早い雪搬入は、今冬の少雪模様を象徴している。

 〇…最高級の十日町産コシヒカリ・米屋五郎兵衛の雪室貯蔵倉庫を建設し、昨年5月から『雪冷やし』の独自ブランドで販売を開始しているJA十日町。少雪ながらも今月6日からあった降雪に合わせて、施設敷地内の雪をかき集め雪室に投入している。雪室倉庫は、コメ貯蔵量約464㌧、雪は約930㌧。投入した雪はまだ倉庫の4割程度で、作業に当たっている川西営農センターでは「まだ雪が足りない。もう少し降ってほしい」と気をもんでいる。今後も降雪に伴い雪室に詰め込む予定だ。

 〇…JA津南町でも今週に入り、雪室への雪搬入が始まっている。標高450㍍余にある津南原高原の雪室施設。津南ブランドであるカサブランカや切り花など保冷・保管施設でもあり、雪が約6百㌧入る。ダンプで運び込んだ雪は、町の協力を受けロータリー車で高く積み上げている。JA津南町では「いま確保できる雪をどんどん入れていくしかない」。記録的な雪不足のなか、農道などから雪をかき集めている。

 

敷地内の雪を集めて運び入れるJA十日町の雪室貯蔵倉庫(19日)

JA十日町、JA津南町

少雪の影響で例年より1ヶ月早く雪室に雪を搬入(20日、津南原のJA津南町雪室)

最高評価を受けた津畑和敏さんと創作料理

妻有ポーク、さらに進化 ベルナティオ

​創作料理続々、ランチメニューに登場

 ◎…全日空ANAファーストクラス、ホテルオークラ東京、首都圏の三ツ星レストランなどで提供され、豚肉の全国ブランドになっている『妻有ポーク』の地元発信力をさらに高めようと、あてま高原リゾート・ベルナティオは3月からのランチメニューに加える妻有ポークを主材料としてた料理コンテストを19日開催。審査員のJTB、楽天、リクルート、地元新聞社、社内役員など14人が、料理部の各分野10グループの創作料理を試食し審査。発表シェフでは一番若い津畑和敏さん(38)のフランス料理グループの『塩麴漬けチャーシューのきりざいのせ 野菜出汁のひつまぶし風』が最高点の評価を受け、3月からのランチメニューに加わることが決まった。このほか多彩な創作料理が発表され、今後、月替わりランチとして提供していく方針だ。

 ◎…ベルナティオは常にメニュー開発に取り組み、これまで社内だけで実施していたが、今回は「社外の意見を求めたい」と大手ツーリスト関係者など審査員が、料理のストーリー性・ドレッサージュ(デザイン見た目)や味・コスト感など5項目のチェックシートで採点。最高得点の津畑さんの料理は、妻有ポーク豚バラのうまさを塩麴で引き出し、地元野菜料理「きりざい」を乗せ、野菜出汁にカツオ・昆布出汁を加え、出汁をかけるひつまぶし風の料理。妻有ポークのうま味と野菜きりざいが合い、最後に出汁をかけて茶漬け風にもでき、一回で何度も美味しさを感じる料理だ。

 ◎…入社15年余の津畑さんは「キャリアも知識も豊富な先輩から教えのおかげです。妻有ポークの旨さをさらに味わっていただきたい。選ばれて嬉しいです」と話す。妻有ポーク生産者で審査員を務めたファームランド木落・羽鳥辰則代表は「妻有ポークをよく研究し、そのうまさを最大限に引き出す料理にして頂き嬉しい。さらに良質な妻有ポークを生産していきたい」と感謝していた。この日の他の創作料理は「妻有ポークとクロアチア・マグロのコラボ丼」、角煮を使った「トロトロ丼」野菜を多用した「妻有ポーク・フランス料理カツカレー」「中華風の妻有猪肉三昧」など、どれも特色ある料理で、ベルナティオでは「月替わりランチメニューで提供していく」と、今回の創作料理を順次提供する方針だ。

 

20歳・21歳・22歳に栄冠

国際派など多彩 第9代きもの女王

 第9代きもの女王決まる—。十日町の観光大使役を務める「十日町きもの女王2020」本選会が十日町雪まつり最終日の16日、越後妻有文化ホールで開かれ、インバウンドが注目されるなか英会話が得意やお菓子づくりが好きだという20〜22歳の未婚女性3人が栄冠に輝いた。

 女王の栄冠を獲得したのは、新大歯学部2年の坂上莉奈さん(20、新潟市)と十日町市在住の介護施設職員・佐野沙也加さん(21)、十日町出身で前回、交換留学生としてイタリア・コモ市を訪問した東京港区在住の山田珠雅さん(22)。

 坂上さんは大学の短期留学でロシアやタイなど訪れるなど「国際派」。書道は初段の腕前で最近、ゴルフを始めたという。佐野さんは、憧れだったというきもの女王に出場し栄冠。「夢のようです」と感動しっぱなし。お菓子づくりが趣味だという。山田さんは中学生の時に東京へ。「十日町を出て初めて十日町の良さが分かった」という。「とても暖かな十日町の人、県外で活躍する出身者をアピールしていきたい」と語った。

 応募者は前回と同じ36人で、うち書類選考で選ばれた12人のうち欠場した1人を除く11人が出場した。

 選ばれた3人はそれぞれ「本当にうれしい。十日町の親善大使としてきものやイベントを全国にアピールしていきたい」と抱負を語った。

 

女王に選ばれた坂上莉奈さん、佐野沙也加​さん、山田珠雅さん(左から)