
2023年(令和5年)3月18日(土)
今週の妻有新聞ダイジェスト

今月末で閉館方針の「明石の湯」。市長は「代替施設」を打ち出している
「代替施設を」、銭湯的憩いの場か
明石の湯問題 関口市長「中心市街地の高齢者対応は必要」、福祉的な施設か
今月末で閉館方針の十日町市「明石の湯」問題は、市議会3月定例会で質疑が続き、17日には産業建設常任委員会で審議、最終日27日には明石の湯に関係する条例改正案(明石の湯削除)の採決が行われる。13日からの一般質問では7人がこの問題を取り上げ、関口市長に大地の芸術祭との関連や市議有志が取り組んだ市民アンケートなどの見解を迫り、明石の湯存続などを取り上げた。これに対し関口市長は14日、一般質問に答え「代替となる福祉的な憩いの場を市街地に設置できないか指示を出している」と、明石の湯閉館に代わる「憩いの場」設置の方針を明らかにしている。
この憩いの場は、約30年前まで市内本町6丁目の四ツ宮公園内にあった「四ツ宮荘」のような『銭湯的憩いの場』などを視野に検討しているもようだ。具体的な中身は言及していないが、明石の湯閉館で中心市街地から温浴施設がなくなるため、それに代わる「福祉的な憩いの場=銭湯的憩いの場」と見られる。
15日の一般質問の最後、福崎哲也氏の明石の湯問題に対して関口市長は「中心市街地の高齢者対応は確かに必要でありその観点から新たに作る、あるいは応援していくこともできる。いろいろな取り組みがある」と具体的な言及はなかったが、かつての「四ツ宮荘」的な憩いの場を視野に入れた「代替施設」ではないかと見られる。
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約2千個のランタンが夜空を舞った(11日、ニュー・グリーンピア津南で)
夜空に舞うスカイランタン、願い込め
漆黒の夜空に舞うスカイランタン、「すごーい、きれい」、会場に歓声が響いた。コロナ禍で開催できず、4年ぶりに本格開催した「津南雪まつり」。ニュー・グリーンピア津南で行ったメインのスカイランタンには主催者発表で全国から8000人余が参加し、願いごとやイラストをランタンに描き込み、点火後、一斉にランタンが舞い上がると、会場は歓声に包まれた。富山から車で長野まで来て、ツアーバスで津南入りした20代の看護師と事務職の女性2人。「4年前にも申込み、当選したんですが中止になってしまって、なんとしても自分でランタンを上げたいと思い、今回再度申込み、ようやく実現しました。動画で見るよりずっときれいですね。今日は最高です、感動しました。また来年も来たいです」。
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「今年、結婚します」「7年間待っています」

「森の三方よし」商品がふるさと納税返礼品に
大学生が起業、新商品販売
津南中等卒業の女性3人 針葉樹活用、アロマオイルなど
県立津南中等教育学校卒業の現役大学生が昨年起業し、新たな森林サイクル創出と木育推進をはかる「合同会社森の三方よし」(藤野美咲、小西愛咲、鈴木慧美)。同社開発のスギエッセンシャルオイルが津南町のふるさと納税の返礼品に今月登録。ふるさと納税サイト「ふるぽ」「ふるさとチョイス」から選択できる。さらに4月1日は木育イベントを津南町で実施。「いろいろな方に来て貰えれば」と参加を呼びかけている。ウェブ検索「合同会社森の三方よし」。
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12期生52人が卒業、「夢の実現」に向かい進む(16日、津南中等校で)
国公立大28人が合格
県立津南中等校 12期生52人、北大や筑波大など
『夢の実現』に向け、さらに一歩踏み出す。県立津南中等教育学校(関口和之校長、332人)の第12回卒業式は16日に開き、12期生52人が6年間通った学び舎を巣立った。進路状況は今月14日付で、国公立合格者は28人。北海道大医学部看護専攻、秋田大理工学部、東北大法学部、山形大農学部、筑波大工学部や同大人間学部など。私立では北里大医学部、慶応義塾大総合政策学部など、多彩な進路に合格者が出ている。医療・看護系に進む生徒も多い。
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清津川沿いでスノーキャンドルを灯した雪原カーニバルなかさと
雪原に炎の波
4年ぶり、清津川沿いで
雪原に炎の波が再び—。清津スキー場の閉鎖と新型コロナの影響で4年ぶりの開催となった雪原カーニバルなかさとは11日、会場を中里・芋川地内の清津川フレッシュパークに移して人気の炎の波を再現。訪れた人たちは「うわー、きれい」と歓声を上げた。
スノーキャンドルは、合併当時の旧中里村人口に合わせた約6千個を並べた。午後6時に点火すると、夕闇の中に炎の波が揺れ、フレッシュパークはキャンドルの光に輝いた。
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地域住民やツアー客などが集まり、人が溢れた大割野会場
外国人の来訪増、民族文化に関心
第47回つなん雪まつり スカイランタン+「広場体験」求める声も
4年ぶりに、約2000個のスカイランタンが夜空を舞った。第47回津南雪まつりは10日前夜祭、11日本祭で実施。今回はメイン会場をニュー・グリーンピア津南の芝生広場に変え初めて行い、雪上ライブなど従来通りの催しが復活。森宮交通企画のツアーバスは18台と、前回に比べ半減したが、沖縄在住のカメラマンなど遠方から来訪者が。さらに今回は台湾や中国、韓国、インドネシアなど雪の降らないアジア圏からの来訪者が多かったのも特徴。他にはない『雪とスカイランタンの競演』が、新型コロナ後の津南町のインバウンド(外国人誘客)の可能性が見られた。一方で「問合せでは『清津峡渓谷トンネル』に合わせて行きたいという声が多かった」(森宮交通・山岸博之社長)など、『スカイランタン』単体だけではなく、プラスの奥信越体験を求めるニーズが増しており、改めて広域連携が求められている。
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