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奥信越サイクリング街道を

津南町観光協会 レンタサイクル事業を開始


 日本一の河岸段丘地形を自転車で—。津南町観光協会は電動アシスト付自転車を使ったレンタサイクル事業を今月15日から本格スタート。駅やバス停から二次交通が弱い町だが、新たな観光体験要素として活用する方針。すでにレンタサイクル事業に取り組んでいる広域観光圏・信越自然郷の参加、各市町村で車両乗り捨て利用が可能な栄村秋山郷観光協会、駅から手軽に乗れる「里チャリ」事業に取り組む十日町市観光協会などとの連携を視野に、サイクリング街道として奥信越をアピールする方針だ。

 町観協では今年、1台30万円余の最新型の電動アシスト付自転車を4台導入。貸出・返却場所は町役場敷地内にある町観協会案内所。今後は町内の自転車グループ・津南バイシクルクラブと連携したモデルコース設定やサイクルツーリズム商品開発、給水サービスや空気入れなど自転車移動者を支援する「ペダルオアシス」となる飲食店や旅館、小売店などに協力を求める。ペダルオアシスとなった店などは町観協の特設サイトで紹介する。自身も電動アシスト付自転車で中津川から赤沢台地に続く長坂など走ったことがある桑原町長は「実際に走ると緑と風を感じ、精神的にリフレッシュできた。特徴ある河岸段丘の標高差を感じられるもの。大地の芸術祭での活用なども視野に進めたい」と話す。

 導入の自転車のうち2台は津南出身者である吉野正さん・直江さん夫妻(東京都在住)が寄贈。吉野さん夫妻は東京でずっと働いていたが80代半ばを過ぎ「故郷が元気になるよう貢献したい」という思いを持ち、偶然親族が町観協理事を務めていたため相談。レンタサイクル事業の取り組みを知り、自転車の寄贈を申し出た。

 利用料は一日・1台2500円、4時間以内1500円、2時間以内千円(別途保証料3百円)。自転車返却できる町内サイクルステーション、ペダルオアシスとなる事業所を募集中。問合せは町観光協会℡025‐765‐5585。

【写真】町観光協会が電動アシスト付自転車を導入しレンタサイクルを開始した

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