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オピニオン

 

鎮魂の八月に想う、様々な苛立ち

ものの見方

元ゆずり葉編集委員・松崎 房子

 物は見る角度・どの位置から見るかで全く違うとか! 例えばコップ。真上から見れば円。真横から見れば台形・長方形・その他などなど。

 現在の政治も私の見方とはかけ離れている。それをチェックする意味で留意しているのは、新聞のコラム欄。政治風刺のヒトコマ漫画。時事川柳。一言風刺。一読して即判らない時は、新聞の読み込みが足りないか? 世間とかけ離れているのか自問自答する。

 凶弾に倒れた安倍元総理は、不運だったと思うが、少なくとも、議員在職中には、もり(森友学園)・かけ(加計学園)・さくら(さくらを見る会)の3点については、総理の座を退いても、必ず説名責任を果たすべきだと、呪文の様にとなえ続けていた。

 その上驚いたことに『国葬』の案が閣議決定された。とんでもない。最長の政権を果たされてと、与党は声高に叫ぶが、国葬とするには、功罪列記して、民意を問うべきだ。それでも民意とはかけ離れていないと、のたまう幹事長もいる。

 さらに旧統一教会の名前が急上昇。オウム真理教と同じくらい、世間を騒がせた宗教であり、被害者も多く出ている。記憶にも新しい。その協会とのかかわりが少なくない与党議員が多いとの指摘だ。

 『国葬』なんてとんでもない。与党にとって、かけがえのない・大切なお方なら『自民党葬』で敬意を払い丁重にお送りすればよい。国民は民意とかけ離れていると、思っている人のほうが多いような気がする。そう思うのは私だけ⁉ いや、津南町議会議員さんも異議を唱えた方がいらっしゃったので心強く思った。私はそう間違っていないと! 何しろ国民の四分の一が選んだ政党で、四分の三は選んでいないのだから、当然の事か!

 物の見方といえば、こんなこともあった。

 一日二食で充分。16時間開けるのが、健康的だという一文を見た。〈えっ! 私は実行できる?〉

 かねてから夫も、一日二食にしたほうが良いかも。と言っている。が私はとても我慢出来そうもなく、かたくなに習慣を守り続けている。食べ過ぎになりがちだから、本当はそのほうが良いのかもと、思いつつ。

 そしてまた別の日、かねてよりそうだそうだと同感しているお医者さんの著書の宣伝文句。

 70代の生き方がその後の、80代、90代の健康をつかさどるとの説。

 具体的な項目が多数書いてあって、一々そうだそうだと同感する文言が多い。その中で、70代になったら、ダイエットはしてはならないとある。

 やっぱり不本意な事はしないほうが良いのね! と、合点がいった。

 鎮魂の8月、戦中戦後の貧しい食生活の場面を目にしながら、罰が当って、死にそうな食事に申し訳ないと思った。

「水道発電」、すでに全国で50万KW

再エネの今とこれから

会社員・村山 朗

 このところ猛烈な暑さが続きます。今朝も寝苦しくて目覚めたら、部屋の寒暖計は30度を指していました。熱中症対策にエアコンを夜中でもかけっぱなしがいいと言われますが、昨今の電気料金の値上がりをみると中々できません。とにかくアルコール以外の水分を頻繁に採るようにしています(笑)。

 一時期の電力が逼迫しているという報道は、好天で太陽光発電の稼働率が上がっているのか、あまり目立たなくなりました。かと言って現状が改善しているわけではありません。少しでもエネルギー自給率を上げないと、何回でも同じことが繰り返されます。

 太陽光や風力などの天候に左右される不安定な発電は、ピーク時の発電能力が上がれば上がるほどバックアップする電源が必要になり、結果的に化石燃料による発電の稼働率を下げることができません。我が国の当面の解決策は30基ある原発の再稼働でしょう。拙速は許せませんが、原子力規制委員会は現在不稼働の原発の運転許可審査を迅速でやるべきです。深刻な被害をもたらした福島第1原発から学んだことを無駄にしないためにも、怖いからやめる、ではなく教訓を生かして前に進む、ではないでしょうか。

 一方で再生可能エネルギーの開発は電力自給への最重要課題です。我が国は天候に左右されない再生可能エネルギーの地熱と水に恵まれています。 

 かつて十日町には、田川と飛渡川に水力発電所がありました。現代の基準からすれば小規模水力発電なのでしょうが、自前の電気を作っていました。4年前に事業計画が発表された十日町市の宮中ダムに隣接する水力発電所計画には期待が膨らみます。

 しばらく前にダンキンという会社が水道を利用してマイクロ水力発電という事業をやっているという記事を目にしました。すでに合わせると全国で50万KWを発電しているそうです。原発半基分です。水道は24時間水が流れています。これまで全く利用されず捨てていた水流のエネルギーを利用するもので、自治体は場所と水流を提供するだけで、資金負担はゼロ、水道も止める必要がないという仕組みとのこと。 

 河川の水流を利用した小規模発電や水道発電。小規模な発電施設を分散配置することによって不測の事態に対する耐性も高まります。松之山の地熱発電とともに水道発電や信濃川水系の中小河川で複数の小規模水力発電事業を起こし、この地を再生可能エネルギーのモデル地区にすることはできないものでしょうか。

図書館は地域の未来をつくる情報の宝庫

魅力ある地元図書館

経済地理学博士・清水 裕理

 暑い日が続いています。太陽が照りつける日はアブラゼミの鳴き声が勢いよく、まさに「なつ〜」という感じがします。お盆過ぎ頃から、鳴き声がアブラゼミからヒグラシへと変わり、過ぎゆく夏への哀愁を感じる瞬間も、寂しい気もしますが嫌いではありません。

 近年の夏は猛暑日が多く、家でクーラーがフル稼働です。

 話は変わりますが、地元図書館が昔から好きで、夏休みに館内に入ると、落ち着いた雰囲気に包まれ、涼しくて炎天下で額にじわじわとかいた汗が引いていく感じを心地よく感じました。

 図書館は、私たちの周りの公共施設のなかで、最も生活に身近な人気のある施設だと思います。引っ越しをするなら、図書館の近くに住みたいと思う人もいるのではないでしょうか。

 全国には、都道府県や市区町村の公立図書館が計約三千三百あり、図書館法に、誰もが無料で資料を利用できると記し、そこに蔵書の内容や量の規定はないため、公共図書館の内容や充実度は、地方自治体の方針によります。

 最近の図書館は、より利用しやすい工夫がなされ、勉強する場所のほか、ソファーにゆったりと腰掛け、新聞や雑誌を読みながら、外は木々や芝生に囲まれ、気持ちよい時間を過ごせるスペースが増えています。子供向けに、カラフルな図書コーナーと閲覧スペースがあり、読み聞かせ会のイベントに親子で参加し、親同士の情報交換が行われます。生活情報コーナー、知っておこう非常時の知識コーナーなどが、素早く分かりやすく設けられています。

 そして、忘れてはならないのが、求めている本の内容を相談すると、親切に応じてくれる司書さんがいることです。今はスマホでなんでも調べられる世の中ですが、あえて司書さんに聞いてみたり、話をしてみたりすることをお勧めします。それによって視野が広くなることがあるからです。

さらに、ほとんどの市区町村の図書館には、地元情報を集めた郷土資料コーナーがあり、町史、地元企業の社誌、学校の校誌といった一般では入手しづらい書籍、文化人が地元に寄贈した貴重な文献に出逢えます。地元新聞のバックナンバーもあり、地域の出来事などを網羅的に調べられることが魅力です。

 町民がまちづくりにかかわっていくうえで、こうした地元情報はこれからも重要で、地元図書館は、地域の未来をつくる情報の宝庫だ。

80億人の生があり死がある

『仕舞い方の記 其の2』

秋山郷山房もっきりや・長谷川 好文

 少し元気になって、毎月家中の物を片付けに出るようになった。

 衣料品は1年袖を通していない物は捨てる。子供の頃に大事にしていた宝物は遠い親戚の子供に送った。読み切れない本も今ではSNSで充分に読める。懸命に集めた全集を欲しがる学校も図書館も、いらないようだ。

 おかげで家の中がすこし軽くなった。何だかまた元気になるようにも思うものだ。動くということはそういう風に人に効果を与えるのだろう。

 お金はどこにあるか!負債はあるか! 後を継ぐ人間はいるか! 友人の名簿は作ったか! 親戚は誰で、何処にいるか! 最後のノートに書き残しながら、まだ死なないなと感じるこの頃ということになる。

 さて私のこの命どう仕舞うかということなのだが、右から左に終わりということにはならない。

 先日凶弾に倒れた元首相にしても早すぎるけれども、それはひとつの死なのである。この国を代表する仕事をしていた人にしてもである。私と考え方が違っていた方だったが、それでも亡くなって家族や歴史の中に留まることになる。もっとも凡人の中の下に並ぶ私などというものは実に簡単なことで事故に遭っても、病を得てもいよいよという時、死神に「順番だよ」と呼ばれると「もうちょいと待てないかな?」と頼んでも「そうはいかない、いそがしいのだから」と言われれば「それならしょうがない、それでは何卒よろしく」と付いて行くだけの話である。一国の代表者だとしてもきっと順番で亡くなって、50年も経てば評価され教科書に載って入学試験に出るというだけのことなのかも知れない。(国葬とは少し大仰だとも思うが)人間というのは世界に80億人もいて、苦しんで生きているのだから、そのひとつとしてはそれなりの亡くなり方だったのだろう。どうも私は往生際が悪いのだなとこんな時には感じる。

 変なものでこの辺りにも、同世代のひとり者がいるのだからそんな人たちと老人用のシェアハウスを作って村や町の社協に指導を仰いでみようかと考えたり、「もっきりや」という一軒家を使って、夏も冬も若い人たちに小さな冒険を体現する錬成場にでもしてみるかと安直に思いを巡らして遊んでいる風になる。直ぐに恐ろしいひとりの冬が来るというのにである。

 そんなことをここに来る人達と、ぼそぼそと話して私の仕舞い方を教えてもらっているといった感がある。きっと今日、私には少し余裕があるのだろう。

 そう云えば昔は都はるみの歌なんかを大きいスピーカーで流しながら商売人がよく来たものである。警察で行商人の許可書をもらって商人(あきんど)さんになるのもいいかもしれない。趣味と実益はないけれど商人宿に泊まって見たいとも思う。きっとまだ死にたくないのだろう。ちょっと未練たらしい!

「彼らの命は私たち有権者の1票につながる」

分岐点だった参院選

清津川に清流を取り戻す会・藤ノ木信子

 参院選が終わり、やはり大多数の無関心層と安定の組織票は変わりなく、「有権者の選択は現状維持」と新聞は呑気な見出しを打っている。私は今回の選挙が平和憲法を保持する重要な分岐点と思っていたので、ここで改憲発議できる3分の2議席を政権与党に与えた有権者の選択に「もう日本脱出したくなるわ…」とワナワナとしている。これは「現状維持」でなく、坂道を転がるように軍隊を持つ戦争のできる国になることを意味している。自民党の茂木幹事長は改憲発議について「できるだけ早いタイミングで行う」と発言。JNN調査では、選挙前の最大争点は経済対策39%で、改憲を挙げた人は4%だけだった。選挙が終わった途端、改憲の信託を得たと言うのか。ベネズエラやエクアドルなど紛争の絶えない中南米諸国では、日本国憲法9条をお手本に平和条項を織り込んだ憲法をつくり、マレーシアのマハティール首相も日本国憲法にならって改憲すると平和憲法を支持している。日本ではその流れと逆に「改憲議論へ期待高まる」と報道されているが、選挙後も国民が岸田内閣に求める優先課題は景気雇用・物価対策が上位で改憲は最下位だ。誰が憲法9条に自衛隊を明記し、防衛費を増やして世界3位の軍事大国にしたいのだろう。

 『自衛隊海外派遣 隠された「戦地」の現実』(布施祐仁著)を読んだ。徹底した情報公開で得られた真実は、国会で日報を隠したり、のらりくらりと言葉を操って説明されたPKO(国際平和協力法)海外派遣とはかけ離れている。隊員がイラク・サマーワの市街地で遠隔操作爆弾攻撃に死を覚悟し、親の顔を思い浮かべ涙していた事実。多国籍軍に組み込まれ、銃弾飛び交う戦地で任務を完遂した隊員たち。すでに1万人を超える隊員が海外に派遣され、国民の負託に応えて活動してきた。今回の選挙は「彼らの命は私たち有権者のこの一票に繋がっている」と思って投票した。

 選挙直前、怨恨によりカルト宗教被害者家族に撃たれた元総理の事件は、少なからず投票行動に影響したと思う。憲法で政教分離を定めている国なのに、どうして組織票や動員、献金の元となっている宗教団体があるのか、なぜ元総理が狙われたのかを説明してほしい。これを伏せて緊急事態条項を含む改憲発議などもってのほかだと思う。元総理の悲願の改憲というなら尚更だ。憲法は国民から国家権力に対して向けられた法規範であって、国会議員には憲法を尊重し擁護する義務がある。

新聞は何を伝えているか

参院選、争点を見抜いて

年金生活者・斎木 文夫

 6月支給の年金が0・4%減になった。働く世代も年金生活者も厳しい暮らしを強いられている。今回の参院選の争点は、経済対策1本の様相だ。

 野党は、「今の状況は与党(自由民主党・公明党)が無策だからだ」と訴える。一方、岸田首相は新潟市で「物価高を改善するには政権与党がしっかりと対策を講じるのが一番」みたいなことを言っていた。ん?

 通常国会閉会前の6月9日、立憲民主党は「物価高に対する無策」を理由に岸田内閣不信任決議案を提出した。賛成したのは共産党と社民党で、日本維新の会と国民民主党は反対に回った。決議案は否決された。

 新聞各紙は「無風国会」と呼び、原因を岸田政権が冒険を避けたこと、野党の力不足・足並みの乱れと書いた。

 しかし、2月に政府の22年度予算案に賛成した国民民主党、自民タカ派並みに改憲、核共有に前向きな日本維新の会は野党なのだろうか。

 自民党の一強多弱だから、「野党」の悪口を書いておけば、ほかのどこからも文句は来ない。多くのマスコミは、そう踏んでいるように思える。

 参院選終盤にきて、大手新聞に「盛り上がりに欠ける参院選」という論調が目立つ。と言いつつ、そのムード作りにマスコミも一役かっている。

 争点は経済対策だけではない。ロシアのウクライナ侵略が長期化して日本の防衛はどうあるべきか、国民の関心が集まっているはずだ。

 自民はここぞとばかりに軍事費増強を叫ぶ。公約には「NATO諸国の国防予算の対GDP比目標(2%以上)も念頭に」とある。

2%とは、額にして11兆円。米・中に次ぐ軍事大国になるし、借金大国日本としてはべらぼうな数字だ。

 首相は、2%の数字ありきではない、と繰り返す。防衛費を5兆円強増額してGDP比2%にするには、消費税をさらに2%上げるしかない。それを有権者が認めるだろうか。首相は争点にならないよう、逃げている。

隠された争点を暴き、有権者を支援するのがジャーナリズムの使命ではなかったか。自立した市民がいない場所では、マスコミも生きていけない。

 追って松崎さんが書いたように、特定の人たちが長い間権力の座にいるとロクなことはない。

3日、山際経済再生担当相が八戸市での街頭演説で「野党の人から来る話は、われわれ政府は何一つ聞かない」と発言した。日本でも、権力の腐敗と暴走が始まっている。

その思いを1票に、投票に行きましょうよ!!

しんゆう(親友・真友・心友)

元ゆずり葉編集委員・松崎 房子

 迷惑をかけたくない

 令和4年も前半が過ぎた。80の声を聴いたせいでもないが、今年は身体的に不調で、今までのように元気印でないのが気になる。気づかぬうちに路上で転んで、救急車のお世話になったり、近頃はあまり経験のないめまいが酷い。元気が当たり前だった者には、ちょっとした変化が一層強く不安を呼ぶ。

 コロナで人口の多い所から十日町行きも遠慮していたが、そう時間が許さぬかもと思い始めた。話の行きがかり上、つい誘いに乗って思い切って行ってきた。心置きなく話の通じる親友・真友・心友ばかりで、際限もなく話が広がる。TVコマーシャルの話になり、常日頃、気になっていた言葉を切り出した。それはお葬式のCMだったり、保険のCMだったり。

【子どもに迷惑をかけたくない】というセリフ。

親がこの世を去るのは迷惑なの? 確かに手数はかかるでしょうが…、聞く度に私はひっかかっていた。親を送るのは子供の仕事だと思わない?

間髪を入れず、私も聞きたくない言葉よ! と強い同調のセリフ。若くして夫を失った母も、計り知れない苦労をして、慈しみ育ててくれた。その母を精一杯感謝して送った。私が送られる時は形ではなく、心を込めて送ってくれればいい。

 【しんゆう】は気持ちがぴったり。

 投票に行きましょうよ‼

 皆さんは今の日本の政治は良いと思っていますか? 誰がやっても同じだろうし、自分一人が投票に行こうと行くまいと、世の中そんなに変わらない、思い込んでいませんか? 声を上げれば変わる筈。私は何党だろうと、特定の党の政権が長く続くのは決して良くないと思っています。理想は一定期間続いたら、別の政権に交代するのが良いと思っています。アメリカがそれに近かったのですが、極端な政権が担当するのも疑問を持ちます。何事も一党で出来る訳もなく、参議院は意味合いが違うのかしれませんが、投票に行かないということは、政権党にそれでいいよ!と言っていることになります。

 貧富の格差は広がる一方。世界で唯一の核の被害を受けた日本が核兵器廃絶に署名しない。沖縄にはいつ迄も基地を押し付けている。北朝鮮の拉致被害者奪還の交渉は動きがない。総理が何代変わっても進展が見えない。政党の勢力が拮抗して、政治が進展する事を願って、出来ること・投票に行きましょうよ!!