妻有まるごと博物館

 

奥志賀林道 大滝(おおぜん)

紅葉の秋山郷滝めぐり

小林 幸一さん(津南案内人)

 秋山郷には多くの滝がありジオパークの見学スポットになっています。写真の他にも大小の滝が存在し、いずれ秋山郷滝めぐりを観光のひとつにしたいものです。

 出発点は見玉不動尊の七段の滝、ここで旅の安全をお祈りしてお目当ての滝を目指します。車から見られる滝もありますが、ガイド居ないと行けない滝、名前が付いていない滝もあり、誰か素敵な名前を付けてくれるのを待っています。

(2020年11月21日号掲載)

小赤沢 大瀬の滝

切明 夫婦滝

大赤沢 蛇渕の滝

黒いカモシカ後ろ姿

南雲 敏夫さん(自然観察指導員)

 今、あちこちでクマ騒ぎのピークになっているが、この写真を遠目で見れば確実にクマと言うと思うだろうなー。

 超望遠レンズでの撮影だから真っ黒よりも少し淡く写っているが、実際に目で見た時には本当に真っ黒に見えていた。

 となると夕方などに見た黒い大きな動物がすべてクマと言う事になるかと言えば疑問を生じる。一瞬に道路を横断したものを正確に言えるかどうか、普段生き物を良く観察している人ならば判断が付くとは思うけど。

 もちろん実際にクマだと言う事もあるとは思う、ただ目で見た物は不確実になる事も多いので撮影すれば間違いはない。

 今年の山の中のブナはほとんど皆無、ミズナラヤコナラのドングリも少ないのでクマが餌を求めて里に降りてくるのもうなずける。

 個人的にはクマが出そうな場所に入る時には鈴を付けるよりはホイッスルを使用している。

 音が強烈で遠くまで聞こえるし、かなり高音で生き物が嫌がる可能性が高い。自分的にはお薦めの品物です。

(2020年11月14日号掲載)

サンショウモ

中沢 英正さん(県自然観察保護員)

 水田の広がりは日本を代表する風景のひとつである。妻有地域ではどこを眺めても田んぼが目に飛び込んでくる。

 稲作に欠かせないのが水であり、古くから溜め池や水路が整備されてきた。そこは日当たりが良く、水の供給が滞らないことから、水辺を好む植物にとっては格好のすみかとなってきた。

 サンショウモもそんな環境で繁栄してきた水生のシダである。名の由来となったサンショウ(ミカン科の低木)の葉に似た姿で、水面に浮かんでいる。きれいな花を咲かせる訳ではないが、印象深いものがある(写真)。

 泥底の浅い沼や水の溜まった休耕田では、水面を覆い尽くすほどに繁茂することも。ぬるい湯水状態のところでも平気のようだ。

 昨今、水田を取りまく状況が様変わりし、サンショウモを見る機会が減ってきている。このままでは自然界から消えてしまう可能性があることから環境省の絶滅危惧種に指定された。

 稲作の拡大は多くの水生植物にすみかを与え続けてきたのである。

(2020年11月7日号掲載)

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