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2019年9月

2019年9月28日(土)

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医療と介護、官民で「十日町モデル」を

新潟大寄附講座で十日町市が

 独り暮らしや高齢者世帯が増え、「医療過疎」ともいわれる豪雪山間地を抱える十日町市は、今年から3年間、新潟大大学院と連携し「医療と介護のあり方・出向くケアと医療」を、同大学院の准教授と新潟市出身の医師2人が主体となって、今後全国で直面する地域医療と介護の問題に取り組み、『十日町モデル』の策定をめざす。十日町市が同大学院に資金提供する寄付講座の形で取り組む。来月1日には協定締結を市役所で、担当する医師2人のほか新潟大・髙橋姿学長も出席して調印する。

 十日町市がイメージする取り組みの活動は、「市民がこの地で不安なく暮らせるように、病院や施設への依存ではなく、医療・介護・福祉のサービスを切れ目なく提供できる体制」を整えるため、「地域包括ケアシステムづくりに向け、新潟大学と十日町市医療福祉総合センターを拠点としながら、大学研究の専門的な見地から『出向くケアと医療』の仕組みづくり」に取り組む。市医療福祉総合センターは来月末に完成し、11月から供用開始し、新潟大大学院の寄付講座事務局などが開設される。
 新潟大では、同大大学院医歯学総合研究科「国際保健学分野」が担当。同センターに駐在する医師は、特任教授・菖蒲川由郷氏(43・新潟市出身)、特任助教・白倉悠企氏(35・同)の2人。菖蒲川教授は新潟大医学部卒で社会疫学分野で健康と暮らしの関係などを十日町市をフィールドに昨年まで研究調査していた。白倉助教は中学卒後にニュージーランド留学し、同国立オタゴ大学医学部卒。沖縄や倉敷、佐世保の診療所勤務。新潟市出身が縁で菖蒲川教授の声かけで今回の寄付講座に取り組む。
 具体的な活動は今後、菖蒲川医師、白倉医師と市との協議となるが、国の先を行く高齢化社会、さらに山間地、特に豪雪山間地の条件不利地域を抱える十日町市は、今後の全国の将来の姿として、ここでの「医療と介護のあり方」が、県や国のモデルになる可能性もあるだけに、十日町市が10月から3年間取り組む『出向くケアと医療の仕組みづくり』の成果に、医療や介護関係者、さらに自治体関係者は大きな関心を寄せている。
 今回の新潟大大学院の寄付講座の取り組みについて十日町市・関口市長は「今後の高齢化対策を見据える時、この地でいかに不安なく暮らし続けることができるか、これを研究し、仕組みづくりにつなげたい」と同大との連携に期待を寄せる。なお寄付講座の資金は今年10月から2022年9月までの3年間で8700万円(単年度2900万円)となっている。

5回の会合終了、「誰がやるのか」

津南未来会議、具体化が課題

 桑原悠町長の選挙公約でもある、観光振興のための「津南版DMO」。その設立準備の一環として始まった「津南未来会議」(委員49人)。その最終回となる第5回は26日に町役場で開き、議論を交わした。観光に留まらず農業、空き家活用、移住推進など幅広い分野で議論は重ねられており、現状の津南の課題把握、焙り出された課題を受けどう対策を打ち出すかまでを検討。ただ一方で具体策を「たった5回の会議で出すのは難しい」という声もあり、同様の会議の継続を求める声がある。意見は町DMO推進室でとりまとめ、10月8日にメンバーと共に桑原町長に報告書を提出する予定。どう新年度予算など町の取り組みに反映するか注目が集まる。
 最終回は『観光見直し』『稼げる農業』『商工業商店街活性化』『移住定住増』『こどもたちの誇り育む』の4テーマに分け意見集約。この中でいくつかの具体策も出た。商工業活性化では中心街の空き店舗増を受け「人口減少は止められないので、交流人口を増やす街づくりが必要。街づくりを考える大学生に中心街の空き店舗を菓子、若者が集まり、起業できる環境を」との交流拠点化を提言。一方、移住定住増では「電子住民システムを導入し、津南を応援する人や出身者に協力を募る」と、津南ファンの積極活動を促す仕組み作りを提唱。他にも自然豊かな点を見える形にし「自然葬の土地として利用して貰う」なの意見がみられた。
事業経営者や町づくりグループに所属する者、子育て世代、農業者など、幅広いメンバー49人が参加した同会議。毎回与えられた課題に対してレポート提出を行い、会議に臨んだメンバー。『稼げる農業』班の発表者を務めた島田福徳さん(39、宮野原)は「農業以外の人と意見を言い合う機会はなかなかない。会議は面白く、新たな繋がりもできて良かった。ただ5回では具体案を出すには足りなかった。次があるなら、また参加したいと感じた」。商工業活性化班の風巻里咲さん(46、陣場下)は「レポート提出で自分の考えを文字にする難しさを改めて感じました。班では商店街に若い大学生に入って貰う案を出しましたが、若者が来ることで街中にも活気が生まれると思います。会議の案が、今後ひとつでも実現して貰えれば嬉しい」と話した。
全5回で見えて来た、今後の町づくりを考える基盤は『住民が津南の現状や将来を考え、議論できる恒常的な場を作る』、『住民に、地区の活動や学校行事、現状の課題などに関する情報発信を丁寧に行う』、『住民や団体のバラバラな活動を繋げ相乗効果を出す仕組みを作る』の3点。同会議顧問の清水愼一氏(元大正大教授)は「津南にはいろんな人がいる。そんななか、どういう活動をするかは永遠の議論。それを続けていくのがDMO」と町づくり議論継続の必要性を話し「できたら毎月でもやった方がいい。より具体的に、空き店舗をどうする、グリーンピアをどうするとか。今までは行政がやればいいだったが、あくまで当事者としてどうしていくか考える、永続的な議論の端緒に」と求めた。
 ただ課題となるのが出た案を『誰がするのか』と『どこがお金を出すのか』。全5回の議論では具体案は出なかった。最終回傍聴後、あいさつした桑原町長は「たくさんのアイデアを頂いた。ただ実現していく実行力が町に問われている。皆さんが引き続きイニシアチブをとり、実行していくのを応援していくような町にしたい」と、町は『実行』の主体を住民に求める姿勢を示している。一方、同会議メンバーには経営者や地域活性化に取り組んでいる者も多いが、「これまでの町は新しい取り組みする時に協力を求めても『お金が無い』で終わりだった。それがDMOが出来れば変わるのか」と疑問視する声もある。
桑原町政が掲げる『希望、愛、参加できるまちづくり』。人口減少による地域衰退の懸念が強まるなか、町と住民がどう連携できるか、本気度が問われることになる。

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40周年祝う

十日町サッカー協会

 サッカーワールドカップで、クロアチア共和国をキャンプに誘致したのを契機に、その後も友好交流を続けるなど活動している十日町市サッカー協会(髙橋政隆会長)が40周年を迎え21日、クロス10で記念パーティーを開き、更なる歩みを誓った。
 同協会は1972年(昭和54年)発足。小学生から一般社会人までサッカークラブの育成や大会開催など様々な活動を展開。中でもクロアチア代表チームをキャンプに招いてからは、ベルナティオのサッカー練習場をクロアチアピッチと名付け、サッカーU‐19日本代表やU‐19日本女子代表、横浜F・マリノスなどJリーグチームを合宿に招くなど大きな成果をあげてきた。
 記念パーティーには駐日クロアチア共和国の特命全権大使、ドラジェン・フラスティッチ閣下も出席。髙橋会長は「クロアチアとの友好交流はすばらしいものになっている。今後も友好関係を大切にしていきたい。クロアチアピッチに人工芝ピッチを完成させ、50周年に向けて歩みを続けていきたい」と挨拶。関口市長は「クロアチアのキャンプ誘致ですばらしいご縁ができ、東京五輪でのホストタウンにつながった。サッカー協会の頑張りが市の元気に貢献している」と話し、クロアチアのフラスティッチ閣下は「40周年おめでとう。これまで築き上げたストーリーを更に発展させたい。東京五輪でのホストタウンに感謝します」などと話した。
 同協会功績表彰は次の通り。
 ▼和光市少年サッカー連盟・冨澤勝広会長=少年サッカー交流▼十日町市サッカー協会前監事・塩川忠=協会運営に貢献▼同協会・川田増芳=クロアチアピッチやクラブハウスを管理・整備

優勝は室橋さん・糸魚川

十日町小唄日本一優勝大会

 十日町の繁栄の礎を作った夏の着物「明石ちぢみ」。そのCMソングとして昭和4年に作られた十日町小唄の誕生90周年を記念した「第38回十日町小唄日本一優勝大会」が22日、越後妻有文化ホールで行われ、一般の部は糸魚川市の室橋京子さん(58)、少年少女の部は名古屋市の山賀桃子さん(10)が見事日本一に。3連覇が期待された鐙島小の保坂明里さん(10)は準優勝だった。
 大会には全国から一般に73人、少年少女に18人が挑戦。室橋さんは「2回目の参加で優勝でき『うわー』という気持ちです。喉の調子も良く、今回は唄に色っぽさも加えたのが良かった」と話し、昨年準優勝だった山賀さんは「今年は明里さんに負けないよう優勝するぞ、という気持ちで頑張りました。いつか民謡歌手になれたら」と喜びを語った。
 審査委員長の日本民謡協会・森松潮監事は「決勝は大差なかった。皆さん本当に勉強していて驚いた」と講評した。

2019年9月21日(土)

早朝、天狗が行く

卯ノ木祭

 伝統の天狗が地域を巡行―。津南町卯之木地区(75世帯)の秋季祭礼で23日朝、恒例の天狗渡御を実施。奏楽と太鼓の調べと共に、真っ赤な顔に鼻が付きだした天狗が国道に登場。ゆっくりと地域を歩き、鎮守の十二社まで天狗行列。五穀豊穣と地域の平湾を願った。卯之木の秋季祭礼が終わると、本格的な秋を迎える。
 天狗が現れるのは現在、町内では反里口、赤沢、卯之木の3集落だけ。卯之木は87年前の1932年(昭和7年)  の十二社改築記念から取り入れ、戦争で一時途絶えたが地元の若者らを中心に復活させ、今も継続。現在は20~30代の若手グループ・そぉやん会(石澤浩一会長、13人)が継承。今年で10年目を向かえ、記念に十二社の鈴緒を新調し奉納。石澤会長(36)は「いつの間にか10年。他には少ない神事で、これからも続けたいし、地域に若者はまだいるので協力を求めていきたい」と話している。

50億円産業をめざす

きものブレイン・岡元社長

 きもの総合加工や「みどり繭」による化粧品など、きもの産業のすそ野を広げている十日町市の「きものブレイン」(岡元松男社長)は13日、業績発表会と恒例の納涼パーティーをラポート十日町で開き、岡元社長は「みどり繭の化粧品では、やや苦戦しているが、将来的には50億円企業をめざし全社員一丸となって取り組んでいきたい」と業績アップを呼びかけた。
 今期33期を迎えた同社は、2年前に本社工場を建設し無菌養蚕によるみどり繭を原料として化粧品や石鹸、インナーなどを『絹生活研究所』のブランドでチャレンジ。しかし「市場の厚い壁に阻まれ苦戦しました。強力なコンサルタントの援軍を得て、再チャレンジしています」と語った。また本業の総合加工では「ビジネスモデルの変革と新しいシステムを導入し、大胆に変化していく」としている。年間売上は「現在30億円手前で足踏みしているが、2029年には50億円企業をめざし挑戦していく」と抱負を語った。
 同社は障がい者雇用14・76%などと積極的に取り組み、「にいがた子育て応援企業」や「次世代育成支援対策推進法に基づく認定(くるみん)企業」なども受けており、来賓や従業員など2百人余りが参集した納涼パーティーではソプラノコンサートや従業員らが手話パフォーマンスなど披露、盛り上がっていた。

01.9.21ファイブコメッツ_web今週の記事.jpg

青春を再び

フアイブ・コメッツライブ

 青春時代を再び―。GSとベンチャーズサウンドを演奏し続けている十日町の人気グループ、ファイブ・コメッツが昨年に続きステージに立った。あの青春時代をもう一度と「栄光のグループサウンズフェスティバル」は14日、ラポート十日町に335人が集まって開催。満員の会場はツイストやゴーゴーで盛り上がった。
 昭和のGSサウンドてんこ盛りのフェス。ファイブ・コメッツにとっては53年目のコンサート。「花の首飾り」や「亜麻色の髪の乙女」など懐かしのGSサウンドを演奏すると会場が一体となって合唱。第2部のベンチャーズサウンドでは60代、70代の「元青年」がステージ前に乗り出して青春時代そのままにツイストなど踊った。

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積極活動で10年表彰

水沢女性防火クラブ

 「気が付けば10年。これからも変わらず、無理せず続けていきたい」。活動10年目を迎えている十日町市の水沢女性防火クラブ(櫻澤秀子会長、24人)。15日に行った市総合防災訓練で消防活動に協力した尽力を称え、十日町地域広域事務組合が表彰状を贈呈。関口市長から受け取った櫻澤会長(70、姿)は年間通じた巡回パトロール、住宅用警報機の設置広報、初期消火訓練を活動の三本柱に掲げ「声がかかれば市内のどこにも行きます。私たちの活動が少しでも防火PRに繋がれば嬉しい」と喜んでいる。
 同クラブは11年前の2008年(平成20年)に水沢地内の高齢者方から発生し隣家が全焼する火災を契機に、「日常から火災予防を」とその翌年に妻有地域発の女性防火クラブとして発足。地域のパトロール巡回などを基本に、山火事防止用立て看板製作、手作り防災かるたを活用し保育園や福祉施設巡回など継続。2年前からはお年寄りが健康で自力で避難できる一助にと、オリジナルな「軍手体操」を考案し広めるなど積極活動を継続。今年は住宅用警報機の電池交換期が近い機体が多いことから防火しおりで電池確認PRを呼びかけるなど行っている。
その活動は4年前の総務省消防庁の第19回防災まちづくり大賞で日本防火・防災協会長賞を受賞するなど高い評価を得る。一方で「十日町市では私たち以外の女性消防クラブ活動がまだ広がっていないのが少し残念です。もっと広がってほしい」(櫻澤会長)と想いを話している。

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瑞宝単光章(児童福祉功労)叙勲祝う

北越保育園(現北越こども園)の二代園長・中村田鶴子さん

 62年間、児童福祉事業推進に貢献し、瑞宝単光章(児童福祉功労)を受けた北越保育園(現北越こども園)の二代園長・中村さん(85)の感謝の集いが15日、クロステンでが行われ、卒園生らが温かい拍手をおくし祝福した。
 北越福祉会・中村一之理事長は「初代園長の熱い思いと、地域の保育への要望の高まりから当園が発足し、二代園長は長年園を支え続けた。叙勲は地域の皆さんと共にいただいたものと思う」と挨拶。田鶴子さんは「お祝いしていただきありがとうございます。昭和32年の園開設から保育人生が始まりました。乳児保育、居残り保育、日曜保育と様々なことに取り組みをしましたが、園児の母たちの協力は目ざましいものでした。素晴らしいスタッフに恵まれて幼児期の漢字教育、百人一首などを導入できました」と感謝を述べた。

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2019年9月14日(土)

NGTがやってきた

第47回十五夜まつり

 「NGTだぁ」。第47回十五夜まつりの15日夜、特設ステージに女性アイドルグループNGT48十五夜選抜チーム6人が登場。会場はファンらが詰めかけ、熱いステージとなった。
  NGTのグループマネージャーが元市職員だったことから実現。メンバーのうち4人は県内出身で「十日町の服部勇馬選手のマラソンに感動しました。東京五輪頑張って下さい」とステージから応援。笑顔で歌い踊りを披露した。実行委の西野和貴会長は「小学生やNGTの出演で賑わい嬉しい限り。協力を得ながら十五夜まつりを継続したい」と話した。

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新潟大と連携「仕組みづくりを」

「医療と介護」、拠点センター来月完成

 妻有地域では初となる高校以上の高等教育機関・県立十日町看護専門学校は来年4月開校するが、その専門学校が入る「十日町市医療福祉総合センター」は来月末に完成する。すでに外観が姿を現し、県立十日町病院脇に立つ4階建では、総ガラス張りの特徴的な姿を見せ、専門学校の開校への期待感を増している。同センターには市国保診療所・休日一次救急医療が入り、さらに十日町市と新潟大が連携し、「寄付講座」の形で同大准教授クラスの医師が赴任し、妻有エリアの医療と介護の仕組みづくりを3年間に渡り担う。同センターに開校する県立看護専門学校、さらに医療と介護のトータル的なあり方を構築する拠点が誕生することになる。

 県立十日町病院脇に建設が進む市医療福祉総合センターは4階建て、延べ4253平方㍍。十日町市が建設(事業費13億9428万円)、県に無償貸与し3、4階に看護専門学校が入る。1、2階は市との共有スペースとなり、1階に休日1次救急外来の診療所(現在は川西国保診療所)が入り、講堂は研修会など看護学校と共有すると共に、災害時の救急対応スペースになる。2階は看護学校教務室、保健室などが入り、市が開設する「訪問医療・訪問介護」の拠点ステーションを開設。ここに新潟大と連携する寄付講座拠点を置き、新大の準教授クラスの医師2人の活動拠点となる。
 看護専門学校は3階に教室、情報処理室、演習室、図書室、更衣室(男女別)。4階は看護実習室、在宅看護実習室、オープンラウンジ(ランチルーム併用)などを予定しており、今月末の完成を受け、現在十日町地域振興局内の看護学校開設準備室が移る予定だ。
 医療人材を育成する拠点の誕生は、不足する地域医療スタッフの確保にとっても大きな力となる。さらに新潟大との連携で実現する「寄付講座」は、妻有エリアの課題「医療と介護のあり方」と総合的に取り組む拠点の誕生で、特に新潟大の準教授クラスの医師2人の駐在の意義は大きい。
十日町市はすでに2019年度の10月から来年3月までの寄付講座を予算化している。医師2人含む寄付講座関係スタッフ5人分の今期半年分1450万円、以降3年間、1年2900万円を予定し、2022年9月までとしている。市では、津南町を含む妻有地域の「医療と介護」を総合的にカバーできる仕組みづくりを、この寄付講座を活用し構築したい方針で今月25日の市長会見で具体的な取り組みを公表する予定だ。

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「困っている人、家族をサポートしたい」

NPOほほえみ、妻有初の福祉有償運送で県認可

 身体の不自由な方や要支援・要介護認定を受ける方の通院や日常移動を車運送でサポートする県認可『福祉有償運送』を11日、妻有地域で初めて受けた十日町市の「NPOほほえみ」は今月17日から運送受付を開始する。利用できるのは同NPO会員で身体障害者手帳所持、要支援・要介護認定者など。利用費用は一般タクシーの半分程度で付き添い家族も同乗できる。NPOほほえみ・田口直人理事長は「支え合い、助け合いが私たちの活動理念で、そこに必要性があれば取り組もうと決め、この事業をスタートする」と話す。11日の県認可時点では利用会員は4人。同NPO所有の軽自動車など3台を使い、17日からの運送業務に対応していく。
 福祉有償運送は、NPOや事業者などが身体障がい者、要支援・要介護認定者など運送事業者の会員限定で、車を使い「ドア・ツー・ドア」、会員宅から病院など目的地へ、さらに会員宅へ個別運送するサービス。利用者は会員が条件。十日町市では2年前に福祉有償運送運営協議会を立ち上げ実現を検討し、NPOほほえみが初となる。
 一般タクシーの半分程度の費用は国が決めた規定。認可は都道府県が行う。車保有、専門講習を受けた運転手確保など実施面では課題が多く、特に採算性が困難のためこれまで事業実施する運営団体がなかった。特に短時間利用などは運転手時間給にもならない利用料が予想されるなど運営の困難性がある。NPOほほえみは、放課後児童クラブ運営や高齢者生きがい活動支援通所事業、認知症介護支援ネットワーク事業など多分野の25事業の福祉活動に取り組むなかで、「医療機関への通院同行事業」にも取り組み、今回の福祉有償運送と組み合わせることで、さらに利用者の安心感をサポートできると福祉有償運送事業をスタートする。
 NPOほほえみでは、事務所職員など7人が同運送に必要な専門講習会を受講し、NPO活動で使用する車3台で同運送事業に取り組む。当面は平日の日中対応でスタートし、利用状況を見ながら対応体制を整えていく方針。田口理事長は「本当に困っている人は声を出せない。困っている人たち、家族を少しでもサポートしていきたい」と話している。NPOほほえみ会員の年会費は千円。連絡先℡025-761-7744。

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津南に通い10年、地域越協力隊に

照井麻美さん

 「住むことで見つけた、津南だからこそを何かを発信できればと思います」。津南町に新たな地域おこし協力隊が9月1日付で着任した。千葉・市川市出身で東京都内で暮らしていた照井麻美さん(30)。担当エリアは中津地区。中津地区振興協議会と連携し、地域活性化活動に取り組む。辞令交付式は2日に町長室で行った。照井さんは現在の夫と共にスノーボードで来て以来、10年来の津南ファン。「夫も移住しに来ます。外から見た津南町と、中に住んで見えたこの町の両方を知り、気付いた良さを発信していきます」と話している。
 津南への移住を本気で考えだしたのは4年前。それまで冬季には来ていたが、初めて夏に来訪。見玉公園の石落としの柱状節理などを初めて見るうち「景色がとても印象的で。東京にいるといろいろありますが、それを洗ってくれる清々しい環境が津南にはあると感じたんです」。昨年は三箇地区で初めて行われた移住体験ツアーにも夫婦で参加。今夏は津南夏まつりや中津地区盆踊りのスタッフとして協力するなど、移住準備を進めてきた。「四季の豊かさ、そして人の暮らしに豊かさがあり、生活するにも心地よさがあると感じています。気候に合った人間味があり、優しい方が多い印象があります」とする。
 前職は大学や製薬会社などの研究室を巡る営業職。中高とバドミントン部、社会人になってマラソンやハイキングなど取り組む等、体を動かすのが好き。「いろんな方に顔を覚えて貰えれば嬉しいです」と意欲。一方、桑原町長は「津南の魅力を発信して頂く活動に期待しています」とエールを送った。

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「雰囲気とロケーション最高」

越後妻有クラフトフェア

 全国から手作り品職人が集結、世界に一つだけの逸品だらけの「第12回越後妻有クラフトフェア」は7、8日にニュー・グリーンピア津南で開催。台風15号の影響か気温は高いが、青い空が広がる好天気に恵まれ、2日間で1万3千人(昨年1万2千人)が来訪。駐車場も満車状態が続いた。染織、皮革、ガラス、金属、陶芸、木工など今回は北は青森、南は九州・大分から115展のブースが並び、賑わっていた。
 津南高原に広がる自然豊かロケーション、そして駐車場が近い環境が出展者にも好評。18歳からガラス工芸に関わり、現在は「ガラス工芸カレット」を設立し全国を回る秋友騰尊さん(のぶたか、46)は石川・加賀市から5年程前から出展を続ける。「津南のお客さんはこのイベントをとても楽しみにしている人が多いです。前に買った店を大事にしてくれるし、みんな買う前提で来てくれるのは出展者として嬉しい。すごく良いフェアになっていると思います」とブースを覗きに来たお客さんとの交流を楽しんでいた。
 秋の津南イベントとしてすっかり定着したクラフトフェア。毎回定員を超える出展応募があり、実行委員会(モリクラフト・山田和雄委員長)で選抜。今回は199展が応募の中から115展に絞りあえて出展者の数は増やさないため、腕に覚えにある職人が全国から集まるクラフトフェアとなっている。山田委員長は「天気も良く、今年も大勢の方が来てくれた。すっかり定着しており、まだまだ続けていきたい」と話している。

森川村長公約「目安箱」ってなに?

栄村

 今回の議員倫理規定違反に関する問題の発端のひとつとなった「目安箱」。森川浩市村長の選挙公約にあり、3年前の就任後の8月に村役場玄関と秋山支所の2ヵ所に設置。カギは森川村長が管理、他者にその内容はわからない。森川村長によると、平均月2通ほど、主に村民から投書があるという。投書は記名・無記名、行政への苦情や意見、職員対応の賞賛など内容は様々だが、森川村長が内容を確認し文章を自身で打ち直し、投書者の名前は伏せ匿名で担当課などに示し、対応を指示している。森川村長は「こういった投書は犯人探しに繋がりがち。それよりも自分がこういう風に見られている、という意識を持つことで自覚が生まれ、村民サービスへの向上に繋がる。匿名性は守る」とする。一方、村長以外は投書内容の原本を確認できず、一種のブラックボックスとも言える。
 議員倫理規定に関する投書は今年3月に投書をされた。内容は『栄村振興公社職員に対し議員が不当に解雇通告した』というもの。記名投書だったが、内容は匿名で村議会に通知したという。今月10日に定例会閉会後、倫理規定問題について議論した全員協議会では「目安箱への投書は一種の告発。一個人、一議員の人権に関わるもので、それが匿名では困る」という指摘や「こういう案件は秘密主義の話となり、どうやっても明快なものにならない」と、村長以外には匿名で内容を知らせるというあり方に疑義が出る一幕もあった。
 目安箱設置の意義を森川村長は「村民と一緒に村政を進めたいという思いから始めたもの」とする。記名投書で返信先がわかる場合、どういう対応をしたかを村長から投書者に返答しているという。一方で「議会に対する投書への対応は、議会で決めるべき。ただ決めたものはこちらにも報告してほしいと求めている」と話す。村民と村のトップを直接繋ぐ目安箱。住民提案を求めるねらいで始まったが、村長以外誰もわからないその秘匿性から「村長の都合の良いように使われている」と指摘する声も上がっている。

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酒米稲刈り

苗場酒造と地元旅館組合が連携

 酒米・五百万石を農家と契約栽培し、こだわりの酒造りを進める津南町の苗場酒造(新保光栄社長)。今季も9百平方㍍を中澤農場(中澤正臣代表)で作付。稲刈り期を迎え7日に実施。苗場酒造とコラボ限定酒を作る町旅館組合(山岸祐二組合長)らと共に、黄金色に輝く水田に入り、秋の恵みを収穫した。
 春の田植えに続き、日本酒文化を通した国際交流プログラムを展開する「Niigata SAKE Lovers」(デュケット智美代表)の参加者10人余も稲刈りに挑戦。同団体は田植え、稲刈り、そして仕込みを体験し、苗場酒造とのコラボ酒を作る計画。2歳の娘と参加した浦東絵美さん(39、刈羽村)は「自分で刈ったコメがお酒になるのが楽しみです」とにっこり。仕込み体験は年明けを予定。さらに3月の新潟酒の陣での同酒造ブースでコラボ酒の販売も計画している。

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東京五輪・クロアチア選手と交流

テコンドー 馬場小学校

 東京五輪・パラ大会テストイベントに出場するため来市しているクロアチア共和国のテコンドー選手とコーチが9日、馬場小学校(根津徳久校長・児童43人)を訪れ交流した。
 テコンドーは空手に似た韓国の格闘技。空手を学ぶ井ノ川星夏さん(2年)と太田流維さん(1年)がステージで形を真剣に演じると一行はにこやかに拍手を送った。選手から蹴りと突きを教えてもらうと順番にミットに向かって挑戦。井ノ川さんは「楽しかったです。クロアチア選手のように強くなりたい」と笑顔。
 同行したテコンドー協会のフランホ・プロット副会長は「彼らは学生だが学びながら世界トップクラスの選手になった。あきらめずに毎日練習することが大事。今日は形を見せてもらい嬉しい。招いてくれてありがとう」と話し、児童たちは「メダルをとって下さい」と声をかけていた。

2019年9月7日(土)

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クマ出没、実りの田で稲食べる

栄村志久見

 クマ出没が多発している今季の奥信越。栄村では全村でクマ目撃情報が相次ぐなか、志久見地内の水田で登熟し始めた稲をクマが食べる様子をセンサーカメラがとらえた。先月26日の午後2時過ぎ、夜に現れたクマ1頭が水田の畔に来て、重さで頭が垂れ始めたコメをムシャムシャと食べている映像。村内他地区では未消化のコメを含んだフンも確認している。全村に水田はあるため、村では警戒を呼びかけている。
 コメを食べるクマが写った志久見地内のこの水田。毎年クマが来る場所で住民連絡を受け、8月中旬にセンサーカメラを設置。翌日27日は2頭のクマがカメラに写りこみ、複数のクマの行動スートになっていることを確認した。村産業建設課では「クマの目撃情報があれば告知放送で流している。夜や早朝はクマが活動する時間帯。警戒してほしい」としている。

≫動画ページ 2019年8月26日コメを食べるクマ

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新院長に林裕作副院長

町立津南病院

 5年5ヵ月、町立津南病院長を務めた阪本琢也医師が退任、その後継として副院長だった林裕作医師(52)が今月1日付で就任した。2日、町長室で桑原悠町長から辞令を受け取った。5億円余の一般会計繰り入れが続く赤字経営、坂本医師退任に伴う内科常勤医1人減など、多くの課題が山積みのなか「暮らしていくなか、医療はなくてはならないインフラ。医療がないと地域も衰退していく」と話し、「高度医療は魚沼基幹病院や立川綜合病院、長岡日赤病院が行い、津南病院は入院ができる地域のかかりつけ病院として地域密着型の経営で維持したい」と抱負を語った。
 林院長は津南町在住。慈恵医大卒で、循環器内科が専門。日本病院総合診療医学会の認定医でもある。津南病院には平成7年から1年間内科派遣医として勤務後、大学に戻り、平成11年4月から津南病院常勤医として、地域医療を支え続けている。現在、津南病院の常勤医は内科3人、整形外科1人の4人だが「内科医は50代以上が3名しかいない。若い内科医、総合診療医が維持には必要。何よりも医師の招へいが一番の課題。慈恵医大だけでなく、新潟大、自治医大など、あらゆる可能性を探っていくしかない」とし、今月にも母校の慈恵医大に要請に赴く予定だ。一方、一般病床45床のうち10床を地域包括ケア病棟として今年7月に開設、稼働率は90%以上を維持し採算性が高いことから「将来的に20床にしたいと思う」と方針を話した。
 町も今年5月にこれまでなかった津南病院の公式ホームページを開設し、情報発信を図るなど、経営改善をめざし試行錯誤を続ける。桑原町長は「医療、教育は経済活動の基盤となり、人口対策にもなるもの。魚沼医療圏の中のかかりつけの医療機関として地域医療を守る。5億円の一般会計繰り出しは大きいが、病院を維持できるようにしていきたい」と話した。

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五輪選手が十日町合宿

クロアチア柔道  

 「うわー、すごい足蹴り」―。東京五輪2020への出場をめざすクロアチアの空手選手団が先月30日に来市。31日になかさとアリーナで小学生を含む地元選手と交流、指導も行った。世界レベルの選手のプレーを見た子どもたちは「とってもすごかった」と驚いていた。
 東京五輪テストイベントに参加するのは世界ランキング4位のイヴァン・クヴェシィチ選手ら監督を含む12人。十日町市剣道連盟が「友好の輪を広げたい」と剣道の紹介も行った。練習会では、クロアチアの選手が上段突きや足蹴りを披露すると「おおー」と会場がどよめいた。

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地域活性の原動力

松之山スキー協会70周年

 全中やインターハイ、国体など全国レベルの大会で数々の功績を残し、松之山スキー場開設に大きな役割を担った松之山スキー協会(小野塚英男会長)が70周年を迎え1日、まつのやま学園で記念式典と講演会を開いた。式典には発足当時から地元スキーの振興に関わった人たちなど百人余りが参集。当時を振り返りながら、これまでの歴史を振り返りながら、今後の活躍を祈念した。
 小野塚会長は「雪深い松之山で多くの全国レベルの選手を育ててきた。今後も地元の子どもたちがスキーを楽しみ、一流の選手になれるようジュニア育成に努めたい」と挨拶。功労賞を受けた第4代協会長の柳靖治さん(80、ひなの宿千歳)は「スキーの発展がなければと、がむしゃらに取り組んできた。更にスキーを中心に発展していくことを願う」と期待感を話した。
 講演は「スノースポーツの素晴らしさ」を演題に、日本ジャンプ界のレジェンド・妙高市出身の清水久之氏が行い、子どもたちの指導では「明るく楽しく元気よくをモットーに、怒らず、できるだけ誉めるように指導している。ジャンプでは『鳥になる』と成り切ることが大事。そして最終的には『愛』、それしかない」などと語った。
 ▼功労賞=柳靖治、村山市郎、村山健、村山好夫、小野塚博、小堺眞一、髙橋明夫▼優秀競技者賞=髙橋幸也(国体少年リレー2位、十日町総合高・全国リレー7位)