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2022年(令和4年)9月

2022年9月24日(土)

4月30日号 清津峡トンネルA.jpg

​公設民営、「コロナ窮地」正念場

2021年度決算 観光施設・温泉施設、回復兆しはあるが…

 9月定例議会で指定管理や業務委託など「公設民営」施設の2021年度決算が公表されたが、コロナ禍の厳しい経営状況が浮き彫りになっている。大地の芸術祭の作品効果でコロナ前に国際的な人気スポットとなり、2019年度に過去最多入込みを記録の『清津峡渓谷トンネル』は2021年度は前年度減となり、経営する「株式会社なかさと」第27期(2021年4月〜2022年3月)決算では、売上は前年比増だが国のコロナ関係補助金などが減額となり、前年度黒字決算から一転、赤字決算になっている。他の「公設民営」施設の多くはさらに厳しい経営状況で、「コロナ後の経営が見通せない状態だが回復傾向にあり、国内観光がどこまで回復し、加えて外国人観光客がどこまで戻るかがポイントになる」(経営関係者)との見方も出ている。

(詳細は2022年9月24日号をご覧ください)

コロナ後も人気が続く清津峡渓谷トンネル(2019年8月)

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第20回の節目を迎えたクロアチアカップサッカーフェスティバル(18日)

市民グループ立上げ、さらにクロアチア交流を

十日町市交流20年、W杯・五輪で深まる親交 

 サッカーワールドカップ日韓大会2002の合宿地となってから、交流20年目を迎えている十日町市とクロアチア共和国。昨年の東京五輪パラリンピック2020でもホストタウンになり、テコンドーや空手、柔道チームが同市で事前合宿したのは記憶に新しい。長年の交流に感謝をとクロアチア五輪組織委員会は東京五輪選手村で使用した43インチの大型テレビをホストタウン事業で交流の同市内3校(鐙島小、馬場小、ふれあいの丘支援学校)に寄贈。贈呈式は18日に実施。駐日クロアチア共和国特命全権大使のドラジェン・フラスティッチ氏が3校関係者に贈った。大使は「クロアチアと十日町市の良い関係は続く」、関口市長は「スポーツ、文化のお付き合いなどこれからも続ければ幸せ」と、さらに縁が深まることへの期待感を話している。

(詳細は2022年9月24日号をご覧ください)

まちなかOS外観20220924sn.jpg

「人の流れを」と中心部の大割野商店街に来月1日開所の「まちなかオープンスペース」

「なぜ連休、オープン施設では」

津南町「だんだん」 来月1日開所、設置条例可決したが…

 「オープン施設なのに毎週2日間休館するのは町民利用の面からも影響があり疑問がある」。津南町が大割野に来月1日開設予定の「まちなかオープンスペース(OS)」(愛称・だんだん)。その設置条例は9月定例議会12日に議案審議。まちなかOSは開館時間は午前10時〜午後7時半、火曜・水曜が定休予定。この平日連休に議員から疑問符が付いた。「平日に2連休するのは利用者に不便ではないか」(滝沢元一郎氏)、「テレワーク施設というが、町民のための施設なのか。町外者のために見える」(石田タマエ氏)と、町民目線の施設ではないという疑義が相次いだ。採決は賛成7人(久保田等、関谷一男、江村大輔、村山道明、吉野徹、草津進、風巻光明)、反対5(滝沢元一郎、小木曽茂子、石田タマエ、桒原洋子、津端眞一)の賛成多数で可決。オープン後、どんな利用状況になるか注目が集まる。

(詳細は2022年9月24日号をご覧ください)

妻有ネクサスsn.jpg

練習に励む妻有ネクサスの中学生と真霜監督(中央)

地域クラブ化に小中一貫

妻有ネクサス、ジュニアも本格始動

 中学部活動の地域移行をにらみ、少子化でチームが組めない野球部員の地域化を昨年度から進めている中学軟式野球クラブ「妻有NEXUS(ネクサス)」(真霜崇監督)。今年度からは小学6年生を対象にした「妻有NEXUSジュニア」にも取り組み今月23日、結団式を開いて本格始動する。夏の地区大会で「卒業」となる6年生の練習と大会出場の機会を設ける場とする一方、小中一貫指導で本格的な地域クラブ化への足掛かりにしていく考えだ。

 妻有NEXUSジュニアには十日町市内を中心に津南町を含め21人が参加する。すでに地域大会は終了し、6年生はそれぞれのチームから引退した状態だが、今後は新たなジュニアチームとして様々な大会に挑むことが可能となる。その第1弾が結団式直後の24、25日に開く十日町カップ。周辺自治体から少年野球チームを招いて開く。同ジュニアを含め6チームが参加する。

(詳細は2022年9月24日号をご覧ください)

若手官僚研修20220910sn.jpg

自主研修に来町の農水省若手職員に郷土料理を説明する涌井さん(左、3日)

農村を五感で学ぶ

「津南町」農水省若手が自主研修

 里山の今を五感で学ぶ—。農水省消費・安全局で働く20代の若手職員6人が津南町に自主研修に3〜4日に来訪。町森林組合の食品加工工場見学、JA津南町の雪室見学、さらに町森林組合長・涌井九八郎さん(72、相吉)方で地域食材満載の夕食会。夕食会では冷凍保存していた木の芽(アケビの新芽)やコゴミの和え物、ネマガリタケの卵とじなどを食べ、初めての味を堪能。さらに畑でジャガイモ収穫を行うなど、中山間地の農村を体験。入省2年目、自主研修リーダーの相馬知季さん(28、東京大学大学院医学系研究科卒、技監)は津南初来訪で「北海道出身ですがジャガイモ堀りは収穫の時以来。食育課に所属しているので地域の現実を知る良い機会になりました」と話した。

(詳細は2022年9月24日号をご覧ください)

クラフトフェア20220917sn.jpg

3年ぶり開催の越後妻有クラフトフェア。全国から集う作家との再会を喜ぶ声も(10日)

​「雰囲気最高」、全国で話題に

越後妻有クラフトフェア 3年ぶり開催に98展

 「3年ぶりに来たけど、やっぱり高原の雰囲気が良いね」。出店者も来訪者も笑顔だった。越後妻有クラフトフェア2022は10、11日にニュー・グリーンピア津南で開催。新型コロナ禍でこれまで中止を余儀なくされていたが復活。北は青森県、西は広島県からの27都府県から98展が参集。木工、陶芸、革細工、絵はがきや絵画など多彩な手作り品がズラリ。来訪者は物づくり職人と直接顔を併せながら、世界に一つだけの逸品を買い求めていた。南魚沼市から来訪の田村綏子さん(やすこ・78)は、コロナ前から何度も同フェアに来訪しているファン。「つい気に入った同じ作家さんの商品を買っちゃいます。津南の高原の風、広がる空がとても気持ちよくゆったりした時間が過ごせます。復活してくれて嬉しい」とにっこり。

(詳細は2022年9月24日号をご覧ください)

2022年9月17日(土)

9月17日号 松之山分校校舎sn.jpg

​「なぜ残せない」、進路選択に不安

十日町高松之山分校校区・PTA最後の訴え、関口市長「先ず再編の全体像を」

 「なぜ、こんなに良い学校がなくなるのか…」。新潟県の県立高校の再編計画の直撃を受ける十日町高校・松之山分校は、同校PTAや地元地域、さらに地元自治体の「存続要望」の願いが相次ぐ中でも、県教委は方針通り松之山分校を隣の松代高校に「統合」する形で分校廃止の方針を変えていない。先月31日、松之山自治振興会は県庁に出向き、県教委・佐野哲郎教育長に「大切な教育の場である」と再度存続を要望した。だが県教委は今月7日「松之山分校は統合」を公表し、当初方針通り進める意向を示した。正式決定は10月中旬の県教委定例会で決まるが、地元松之山地域や同校PTAは最後の望みを抱き、関係機関への働きかけを続ける。(関連記事9月10日号「10代のまなざし」)

 先月31日、松之山自治振興会の樋口一次会長、中島武雄副会長らは県庁に出向き、尾身県議同行で佐野教育長と面会し、松之山分校の重要性を話し、存続要望書を手渡した。樋口会長は「魚沼全体で生徒数の減少が進んでいる。数の論理ではない存在意義が松之山分校にはある。何度も県教委には話しているが、様々な事情で中学時代に大変な経験をした子たちが松之山分校に入学し、自分を取り戻し、充実した高校生活を送る姿を見ると、この分校の必要性と大切さを実感する。こうした教育の場が失われることは、学びの場を奪うことになるのではないか。松之山分校はなくてはならない教育の場である」と存続を強く求めている。

(詳細は2022年9月17日号をご覧ください)

来月の県教委定例会で今後が決まる県立十日町高松之山分校(13日)

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宮中ダムにJR東日本がサケ遡上調査用のトラップを設置(9日)

「帰って来いよー」

JR宮中魚道、調査始まる 目標1000匹、11月10日まで

 カムバック・サーモン。信濃川中流域水環境検討協議会が計画しJR東日本が実施しているサケ捕獲の今年度調査は9日、JR宮中ダム魚道に調査用トラップ(ウライ)と自動計測装置を魚道上流側に設置、11日から調査を開始した。昨年は全国的にサケの遡上が減少、宮中ダムでも遡上数は330匹に留まり、今年の回帰に期待をかけている。

 宮中取水ダム試験放流検証委員会は5年前に終了したが、サケの遡上調査を含む同ダム下流の水環境のモニタリングは継続。さらにサケが西大滝ダムを遡上する数が極端に少ないことから、西大滝ダム下流水環境調査検討会を設置し調査を進めている。

(詳細は2022年9月17日号をご覧ください)

津南病院.jpg

町立津南病院

実質負担軽減、14年ぶり低水準に

​町立津南病院 「単独1.5億円」達成、改築視野に中長期計画も

 多額の一般会計からの繰入金が大きな財政負担となっている町立津南病院だが、2021(令和3年)度決算で一般会計繰入金が14年ぶりに3億円を切った。2015〜2017年は5億円以上の繰入が続いたが、院外薬局化による薬の在庫圧縮、地域包括ケア病床拡充による診療報酬の加算増、歯科廃止と診療科見直しの取り組みなどで徐々に減少。さらに新型コロナワクチン接種や関係検査の国委託料などで医業収益を増やしたのが要因とみられる。「経営改善が進んでいると認識している。職員の意識改革、院長のリーダーシップのもと様々なチャレンジをしている結果」(桑原悠町長)。一般会計からの繰入金減は継続できる病院運営だけでなく、予算を別事業に回せることに繋がり、津南病院の経営改善は町財政の根幹になっている。

(詳細は2022年9月17日号をご覧ください)

松中校外演奏会20220917sn.jpg

まつのやま学園音楽部が2年目の校外演奏会を開いた(10日、JA松之山支店で)

響け地域の詩、合唱曲で

まつのやま学園音楽部が「杉の木」披露

 中学生のハーモニーが地域に染み渡った。まつのやま学園(浅井貞夫学園長)の音楽部(村山葵部長、10人)による「校外演奏会」は10日に行い、JA十日町松之山支店と松之山温泉街の2会場で実施。Tシャツの背に「music is an Explosion」(音楽は爆発だ)とプリントしたユニフォームで登場、『こんにちは』の輪唱からスタート。アニメ『タッチ』、バラード『家族になろうよ』など30分余に渡り合唱ハーモニーを響かせ大きな拍手を受けた。9年生(中学3年)5人にとっては、これがラスト舞台。村山部長は「今までの練習の成果を出せたと思います。音楽ってやっぱり楽しい」とにっこり。

(詳細は2022年9月17日号をご覧ください)

良品計画協定20220917sn.jpg

地域活性化で連携協定を結んだ良品計画・河村執行役員と桑原町長(14日、町役場で)

「主役は町民」、世界の無印が支援

津南町 良品計画と連携協定、第1弾10月1日に

 国内外1千店を超える小売店など商業施設を展開する株式会社良品計画と津南町は14日、「地域活性化等に関する連携協定」を締結。良品計画は2017年に千葉・鴨川市と初めて連携協定を結んで以来、締結自治体は津南町が20例目。2年前には十日町市と連携協定を結んでいる。町との協定の目的には『町民が主体となり』の一文が盛り込まれ、積極的な住民活動を良品計画がサポートする姿勢を明確にしている。連携第一弾イベントは、町森林セラピー基地を利用した健康と癒しのイベント「WELLNESSミーティング」を来月1、2日に実施、同社キャンプ場ホームページから申し込める。

(詳細は2022年9月17日号をご覧ください)

市長賞発明工夫㈰sn
市長賞発明工夫㈰sn

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町長賞発明工夫㈪sn
町長賞発明工夫㈪sn

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町長賞模型㈬sn
町長賞模型㈬sn

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市長賞発明工夫㈰sn
市長賞発明工夫㈰sn

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発明工夫十日町市長賞・池田侑生さんの『左利きでも使いやすい! 僕の自分史トランプ』、発明工夫津南町長賞・篠原里沙さんの『お薬カッター』、模型十日町市長賞・小山ひかりさんの『〜笑顔あふれる世界を願って〜つながる学校 かがやけ未来』、模型津南町長賞・鈴木愛琉さんの『名水守護龍』

アイデア満載、力作525点が

2年ぶり開催の発明工夫模型展

 夏休みの力作を展示する第50回十日町市中魚沼郡児童生徒発明工夫模型展・第38回生物標本展は10日から12日、千手コミュニティーセンターで2年ぶり開催。出品数は発明工夫146点、模型211点、観察記録や昆虫・植物の標本が168点。子どもたちならではの想像力、観察力あふれる作品が集まった。

 発明工夫展で十日町市長賞受賞の池田侑生さん(松代小6年)は「自分も母親も左利きでトランプで遊ぶ時、扇型に広げると数字が見えなくて遊びづらいと感じた」。どちらが利き手でも遊びやすように四隅に数字とマークを入れたトランプを考案。津南町長賞受賞の篠原里沙さん(津南小5年)は「お母さんの仕事でお年寄りの人が上手く薬の袋を切れない」と聞き、お年寄りが簡単に薬の袋を開けられる『お薬カッター』のアイデアを形にした。

(詳細は2022年9月17日号をご覧ください)

2022年9月10日(土)

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​「LOST#6」、修復作公開

大地の芸術祭 今春破損のクワクボ作品

 『LOST#6(ロストシックス)』が帰ってきた。越後妻有里山現代美術館・モネの真暗闇の展示会場に、影を描き出すクワクボリョウタ氏の作品。8日から一般公開、再び会場の壁に幾何学模様が描き出された。

作品は今春、修学旅行中の新潟市の中学生によって壊されたが、作家のクワクボ氏は自身のツイッターで「誰でも若いうちはちょっとした失敗をする」などと生徒を思いやる投稿をし、多くの共感を呼んでいた。

(詳細は2022年9月10日号をご覧ください)

修復し再公開したクワクボ氏の作品「LOST#6」

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倒壊寸前の空き家。住民の不安感は増している(6日、津南町源内山で)

​悪影響不安、「今冬前に撤去を」

空き家対策・津南町 住民署名で初要望、周辺環境・観光景観で問題視

 高齢化と人口減少で全国的に空き家が増加傾向にあり、長期間の空き家は農業や雪国地域では周辺地に悪影響を及ぼす事態になる。津南町源内山集落は、地域内の半壊状態の空き家が野生動物の棲み処になり、倒壊による近隣地への危険性、さらに観光施設ニュー・グリーンピア津南に通じる道路に面しているなどから6日、住民署名を添えて津南町の桑原悠町長に「廃屋撤去の要望書」を手渡し、「雪が降る今冬までに撤去を」などと直接要望。桑原町長は「相手があることで、先ずは直接連絡を取り、意向を確認し今後のスケジュールを検討していくが、急ぎたい」としている。

(詳細は2022年9月10日号をご覧ください)

9月10日号・大地の芸術祭を活用した社員研修.jpg

JR東がリーダー研修を実施(まつだい農舞台で。十日町市提供)

経団連認定事業、芸術祭好影響

JR東連携事業 作品受付、新入社員研修など期間中に

 日本経団連の「地域協創アクションプログラム」に認定された大地の芸術祭に、経団連加盟のJR東日本が7、8月と今月、リーダー研修などを実施したほか、芸術祭期間中の57日間、JR飯山線土市駅前の作品受付を担当するなど地域協創の連携を深めている。

 経団連の認定は芸術祭開始以来初めてで、国内トップ企業が加盟する経団連の事業だけに大地の芸術祭の評価につながるだけに認定は大きな効果が期待される。経団連加盟のJR東は、リーダー研修で7月21日、先月29日、今月8日、50人余の参加で実施し、10月下旬には新入社員育成プログラムを35人余の参加で実施する予定だ。

(詳細は2022年9月10日号をご覧ください)

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参加5店が返礼品のギフトを開発し発表(5日)

​ふるさと返礼に十日町逸品を

商店街の売上向上にギフト開発も

 自店と商品を消費者へアピールしようと活動する「とおかまち逸品会」(樋熊秀行会長・加盟18店)。同会では十日町市のふるさと納税の利用率を上げる返礼品を出品し、各店の売上向上にも繋げようと、全国商店街支援センターの繁盛店づくり支援事業を受けて、今年6月からギフト商品開発について研修と商品づくりを続けてきた。

 同会では「ふるさと返礼逸品事業」と名付けてCIC本舗しらかわ、越後妻有のごちそう家ごったく、えことぴあ、食料品と惣菜の店だいも、ファームランド木落の5店が参加。5日に市民活動センターでギフト開発の成果発表会を行った。

(詳細は2022年9月10日号をご覧ください)

まちなかOS20220910.jpg

10月1日開所予定のまちなかオープンスペース(8日)

なぜ定休日? オープン拠点では?

大割野・旧かねく書店改修 サテライトオフィスも開設

 津南町が整備中の交流拠点「まちなかオープンスペース(OS)」。国補助を受け、約4800万円で旧かねく書店を改装。設置条例は今月8日開会の町議会定例会で提案する。2日に行った議会全員協議会で概要説明。利用料金など初めて示した。開館時間は午前10時〜午後7時半、火曜・水曜定休となり、町職員と町観光協会からの職員派遣で運営する方針を明らかにした。議案審議は12日に行う。

(詳細は2022年9月10日号をご覧ください)

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雨のため住宅車庫を会場に3年ぶりに披露した赤倉神楽

3年ぶり、山間集落に「赤倉神楽」舞う

 「よー、腰つきがいいぞ」。4百年余り前の江戸初期に完成したとされる四津谷流里神楽が元という十日町市赤倉集落の赤倉神楽。新型コロナの影響で3年ぶりとなるなか3日夜8時過ぎに開幕。同神楽保存会(庭野昇会長)のメンバーらは地域住民の声援を受けながら久しぶりの公演に汗を流した。

(詳細は2022年9月3日号をご覧ください)

2022年9月3日(土)

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八角神輿、3年ぶり渡御

十日町おおまつり

 新型コロナ感染拡大で2年間中止となった十日町おおまつり。民謡流しと万灯、俄などは今年も中止したが、祭りの中心、諏訪神社の秋季例大祭と八角神輿渡御は、主催する十日町諏訪神社協賛会(西方勝一郎会長)が感染防止のガイドラインを設けて先月26日〜27日、3年ぶりに行った。

 協賛会は7月、各町内評議員等を招きガイドラインを説明し賛同を得た。参加者は届け出制とし、役員と神輿担ぎ手約700人は催行前に全員コロナ抗原検査を行い、陰性者は手首にリストバンドを巻く。神輿の行程も見直して小路には入らず時間の短縮などを図って行った。

 26日午前中は神社拝殿に協賛会と氏子らが集まり、佐伯也寸子宮司と神職が秋季例大祭を行い、昼過ぎに拝殿に置かれた八角神輿を前に発輿祭(はつよさい)。神事の後に白装束の男たち「白丁」12人が静かに神輿を担ぎ出して境内に据える。神輿を担ぐ際の掛け声「オイヨイ」を三唱し、午後1時に神輿は担ぎ手に担がれ渡御が始まる。2体の獅子、榊、五旒旗、笠鉾、一文字笠を被り裃姿の協賛会役員、八角神輿、朱傘を差しかけられた宮司と神職など、神社創建約1千年の歴史を感じさせる行列が町なかへ繰り出した。

(詳細は2022年9月3日号をご覧ください)

境内に続く坂道で神輿渡御は最高潮に(先月27日)

「JRから説明があるだろう」

飯山線営業収支 関口市長、収支公表は議論のスタート

 JR飯山線の営業収支が先月末公表され、2019年度赤字26億4千万円、営業係数8225円(戸狩野沢温泉駅-津南駅)など深刻な経営収支状況が明らかになっており、地元自治体の対応や取り組みが課題になっているなか、22日の定例会見で十日町市・関口市長は「(公表は)議論をスタートしたいというJR東の気持ちは理解したいと思うが、それぞれ自治体とローカル線の関係がある。それと自分の所のローカル線をどうするかは全く別の議論だと思う」と話し、JRから「説明があるものと思っている」と話している。

 JR東が公表した資料によると、飯山線の営業収支は区間別で「戸狩野沢温泉駅-津南駅」が2019年度8億6900万円の赤字、「津南駅­­|越後川口駅」は8億3300万円の赤字、営業係数1674円(100円収入に必要な経費)など厳しい運行状況を明らかにしている。

 これに対し関口市長は「コロナ禍により厳しい経営問題がクローズアップされるのではと思っていた。これまで公表してこなかったことを踏まえて、これを議論のスタートとしたいというJR東の気持ちは理解したいと思うが、それぞれ自治体とローカル線の関係があるが、それと自分の所のローカル線をどうするかは全く別の議論だと思う。自治体とJRとの関係は当然あり、まだ話を伺っていないのでお聞かせいただきたい」と話す。

(詳細は2022年9月3日号をご覧ください)

​見直しは評価、「でも屋上屋では」

学区問題、中里地区 再検討に疑義、「住民の声をどう反映するのか」

 十日町市教育委員会が示した「第二次十日町市立小・中学校の学区適正化に関する方針」の中学校再編案を見直し、今秋10月に新たに「中学校教育のあり方検討会」(仮称)で改めて学区再編など枠組みを再検討する方針を示している。一方で7月に同方針にある中里・水沢中学の統合案を受け、中里地域まちづくり協議会(齋喜唯晴会長)内に、特別部会「学区適正化方針を考える会」(高橋敏昭部長)を立ち上げ意見集約を図っている。同考える会の第2回会合は先月31日に中里支所で開き、突如出た市教委の中学校再編の見直し方針を「再編案の白紙化で時間ができた。より慎重にこの会で意見を交わすことができる」や「上の方で新たな検討会を行うだけではまた同じ結論になる。各地域の下からの声を集約し、反映していくのが大事だ」など中学再編見直し方針を歓迎する意見が出ていた。

 『1学年2学級』の基本方針は変えずに進め、適正規模や配置を協議するという新たな検討会。同考える会の委員は「もう一度枠組みを検討すると言うが、とりあえず話を聞くだけに見える。この段階で新たな検討会をしても意見は出てこないのでは」と早急な市教委の姿勢を疑問視。「統合有り無しではなく、この中里地域の教育に関する考えをまとめ、市教委にぶつける必要はある。再検討で時間ができたのでより慎重な議論ができる」などの意見が出た。

(詳細は2022年9月3日号をご覧ください)

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メロン栽培に初挑戦した柳さんと坂本さん(先月25日、十日町市新里地内で)

『雪どけメロン』デビュー

松代ハイテクファーム 大宮へ初出荷し完売、地域ブランド化へ

 「地域の雇用創出が必要。10年後は耕作放棄面積が大幅に増える。少しの土地でも農業を続ける、少しの収穫でも地域でまとめて出荷することで持続可能な農業ができる」。十日町市初となる大規模メロン栽培に取り組むのは昨年12月に松代室野に農産物流拠点施設を立ち上げた松代ハイテクファーム(坂本竜司社長)。5月半ばに植え付け、先月18日と25日に収穫した果肉が赤いマリアージュと明るい黄緑色のクラリス350個余。初販売を埼玉・大宮区で行い、用意した60個を完売、大好評だった。

(詳細は2022年9月3日号をご覧ください)

県知事賞報告20220903
県知事賞報告20220903

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あんしん県知事賞20220903
あんしん県知事賞20220903

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県知事賞報告20220903
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県知事賞の「鬼や福ふく」・島田社長(右から2人目)と三箇地区が表敬訪問、農福連携部門で県知事賞のNPOあんしん(中央が樋口会長、同社提供)

地域活力「農」で創出

県知事賞に妻有3団体 鬼や福ふく、NPOあんしん、三箇地区交流会

 最高賞に妻有三団体が—。農業経営の改善や次世代の担い手育成などに積極的に取り組み功績を上げた団体を表彰する「県優良農業経営体等表彰」。今年度は津南町の農業会社「鬼や福ふく」(島田福徳社長)が優良認定農業者の部・販売革新部門、都市部住民の受入れ事業など進める「三箇地区都会との交流を進める会」(恩田稔会長)がむらづくりの部で、最高賞の県知事賞。さらに十日町市のNPOあんしん(樋口功会長)が農福連携の部で県知事賞。県内10団体の受賞者のうち3団体が妻有地域選出。県知事賞受賞者は全国審査に進む。

(詳細は2022年9月3日号をご覧ください)

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ゼロカーボン戦略を立て町の脱炭素社会構築をめざす桑原町長(右は新潟大・菅原准教授)

「脱酸素」、問われる本気度

津南町 ゼロカーボン戦略策定へ、先行地域入り視野

 どうめざす、脱炭素社会—。国方針に合わせ昨年3月に「2050ゼロカーボンシティ宣言」をした津南町。7月から実現に向けた方向性を決める「町脱炭素推進協議会」(会長・桑原悠町長)を作り、最終となる第3回を先月31日に開催。小水力発電導入促進、雪国でも対応可能な太陽光発電の実証、住宅での省エネ・再生可能エネルギー導入促進など、10の重点戦略を定めた「町ゼロカーボン戦略」を10月までに定め、町ホームページで公表する。さらに来年度までに具体的な実施計画を決める「地球温暖化対策実行計画」を策定する方針。国が認定する「脱炭素先行地域」の申請を視野に入れ、取り組みを進める方針だ。

(詳細は2022年9月3日号をご覧ください)

ひんご復元20220903.jpg

栄村歴史文化館わきに再現したひんご遺跡敷石住居跡を解説する谷氏(27日、志久見で)

縄文交流に想い馳せ

ひんご遺跡 居住跡復元 発掘指導の谷和隆氏が記念講演

 栄村初の本格遺跡調査を行った「ひんご遺跡」(2015〜2016)。主に縄文時代早期〜後期(約6500〜3千年前)の遺物が多数出土し、高さ51センチで残存率約50%の火焔型土器出土もあり、信越の縄文文化交流を知る貴重な遺跡。敷石住居跡5軒、竪穴式住居跡23軒が見つかり、多くの住民が住んでいたとみられる。村内では初確認の縄文後期遺跡でもあり、うち『柄鏡型敷石住居』1軒は、住民要望もあり栄村歴史文化館こらっせ脇に移設再現。この完成を祝い先月27日、「栄村の古代史」と題した復元記念講演会を実施。同遺跡調査の指導・指揮にあたった谷和隆氏(長野県教育委員会)が発掘時のエピソードなど語り、「移設した敷石住居跡はなぜか入口に邪魔な石が立っている。現実的には不要なものが必要だった。どんな精神的な意味があるか考えて欲しい」などと話した。

(詳細は2022年9月3日号をご覧ください)