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2021年(令和3年)12月

2021年12月25日(土)

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今年度の事業化を断念しお詫びする桑原町長(21日、津南町議会全協で)

「問題の先送り」、今年度事業を断念

津南町保育園増築問題 桑原町長「断腸な思い」、資材高騰、2度の入札不落

 ウッドショックなど資材高騰の影響で津南町の保育園増築工事入札が二度の不落となり、今後の取り組みに関心が集まるなか、津南町・桑原悠町長は21日、町議会全協で「事業執行を一旦見合わせ、実施設計の見直しを含め検討する。断腸な思いであり、次代を担う子どもたちのための保育園開園が遅れることをお詫びします」と頭を下げ、今年度中の増築工事着手を断念する方針を表明した。ただ、「白紙ではない。建設の方向は変わっていない」(根津副町長)、「何度も協議を重ねて作り上げた実施設計であり、これは生かしながら検討していく」(島田教育長)と保育園再編に伴う建設事業の方針は変わらないことを強調する。今年度予算化の建設事業費は来年3月議会で減額補正する方針だ。来年7月8日任期満了を向かえる桑原町長。「経済情勢を見極める必要があり、厳しい状況のなか、何十年も先延ばしにはできない。俯瞰的なところを見極める必要がある」と、任期中の再事業化には言及しなかったが、保育園再編を進める姿勢は変わっていないことを示唆した。

(詳細は2021年12月25日号をご覧ください)

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文部科学大臣表彰を受ける「わくらくランド」メンバーと創始者の根津さん(中央)と富井朝子代表(左隣)

親と子の集い場づくり30年

十日町市 チーム「なかよしランド」が文科大臣表彰

 リズム遊びや体を動かす体操など親子で楽しむ活動支援を長年継続する功績を称え、十日町市家庭教育支援チーム「なかよしランド」(富井朝子代表、6人)の文部科学大臣表彰が決まった。富井代表(62、六箇山谷)は「親子が集まり集中して過ごすことで、みんな成長していくと思っています。表彰はスタッフ、公民館の支援のおかげ。長年続けている活動を評価して頂きありがたいです」と話す。表彰式は2月4日、同省で行う。

 同チームは家庭教育支援団体として、平成元年(1989)から市の幼児・青少年教育事業「なかよしランド」に協力。グリーンシーズンはめごランド、冬季はサンクロス十日町をメイン会場に、未就園児と保護者を対象に毎週火曜、1時間の親子がふれあい楽しむ教室を実施。乳幼児における家庭教育推進の中心的な役割を果たし、世代を超えての参加があるなど、市民になじみ深い活動となっている。その功績を『親子のより良い関係性の構築に貢献、子どもが他者と関わり合いを学べると共に、保護者同士の仲間づくりの推進に寄与』など高評価した。

(詳細は2021年12月25日号をご覧ください)

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国交省長岡国道事務所が市内2ヵ所で十日町道路の説明会を行った(21日、段十ろうで)

「着工はいつ」、期待感つのる

十日町道路、長岡国道事務所が説明会

 全体事業費620億円で、2019(令和元年)に国直轄事業道路に認定、推進状況に期待が高まる地域高規格道「上越魚沼地域快速道路」(上沼道)。そのうち「十日町道路」(総延長10・8㌔)はルート帯が決まり、道路幅を決めセンターラインを確定する測量調査が始まっている。国土交通省長岡国道事務所は21日、十日町商工会議所と段十ろうで事業説明会を開催。同事務所からは栗原和幸事業対策官ら5人が出席。商議所は70人余、水沢と吉田地区住民が対象の段十ろうは40人余が参加。『いつ着工するのか具体的にしてほしい』との質問が相次いだ。これに対し長岡国道事務所は「いつ頃までに何ができるかは分からないのが現状。今の段階ではどこから進めるかは決まっていない。ただ、一日も早く通したいという思いはある」と期日の明確化は避けた。現地測量は来年6月まで行い、その後道路幅を確定する予備設計を実施。同事務所は「予備設計ができしだいまた説明会を開きたい」と方針を示している。

(詳細は2021年12月25日号をご覧ください)

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共生社会づくりの核として期待される車いすバスケ

共生社会、スポーツで発信

ネージュ 県初の合同車いすバスケチーム

 東京オリンピック・パラリンピックを契機に盛んに言われるようなった「共生社会」。妻有地域でその発信源になっているのが総合型スポーツクラブ・ネージュスポーツクラブ(上村良一理事長)だ。同クラブと歩調を合わせて活動する障がい者スポーツサークル・アクティブスポーツ(高橋章代表)では、障がい者と健常者が一緒になってチームを組む県内初の車いすバスケットボールチームを来年3月に、続いてボッチャのチームも立ち上げる方針だ。ネージュが掲げるスポーツによる共生社会づくりとは—。

(詳細は2021年12月25日号をご覧ください)

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町食味審査会の上位入賞者を表彰。中央右がトップの森口さん

2年後本番、機運アップ

2023年食味コンクール津南大会 第2回津南町プレ大会、トップは森口さん

 2年後の2023年(令和5年)の「第25回米・食味分析鑑定コンクール国際大会」は津南町開催。コメの祭典に向けさらなる優良米を作り津南大会で多数の金賞獲得をめざし、町が同コンペの出品料を補助するなどで気運アップの取り組みを進めている。今年の第23回大会(静岡・小山町)は全国5141検体が出品。うち町内からは120検体(前年87検体)と増加が続いている。同大会では大型農業法人部門(50㌶以上)でグリーンアース津南・桑原健さん(貝坂)が2年連続で金賞を獲得。なお妻有地域の入賞者では、津南町が町内16ヵ所で行うコメ栽培状況観測の実証ほ場で作ったコメを出品した「米品質・食味向上プロジェクト」が大型農業法人部門で特別優秀賞。十日町市では栽培別部門(JAS・JAS転換中)で合鴨ごんべい・上村一昭さん(北鐙坂)、小学生部門で鐙島小学校5年生チャレンジ学年が共に特別優秀賞を獲得している。

(詳細は2021年12月25日号をご覧ください)

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雁木下に棚田を描いた富井さん(右)と依頼者の小林さん

雁木通りに星峠の棚田

小林さんと富井さんのプロジェクトで

 「十日町らしいアートを写真に撮って魅力発信に繋げてほしい」—。本町2丁目と神明町角には数少なくなった雪国ならではの歩道に屋根を掛けた雁木(がんぎ)が残る。貸衣装の「いつ和本町店」の雁木下南側壁面に松代・星峠の棚田をモチーフにした壁画が完成。19日に完成写真撮影会が行われ関係者が集まり祝っていた。

 制作者は川西地区上野に住む南魚沼地域振興局職員の富井淳さん(30)。富井さんは武蔵野美大で日本画を学んでいた。いつ和の家主でさいたま市在住の小林亮一さん(54)は帰省する度にさみしくなっていく本町通りを見て「何とかできないか」と考えていた。そこで思い付いたのが「雁木を活かしたアートプロジェクト」。制作者を探したところ、十日町に住む小林さんの姉が同級生の息子の富井さんと繋げてプロジェクトがスタート。材料費は小林さんが持ち、富井さんは休日を利用して無償で描くことになった。

(詳細は2021年12月25日号をご覧ください)

2021年12月18日(土)

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昨年公表資料の構想ルート。国道117号と飯山線を高架で超える構想でその先が十日町インター候補地

来年道路ルート決定、インター周辺活用も

高規格道路・十日町道路 来週21日、長岡国道事務所が住民説明会

 地域高規格道「十日町道路」はルート帯が決まり、いよいよセンターライン(道路中心線)の測量調査が始まり、来年には正式ルートが決まる見込みだ。今月13日、市議会全協で市が計画進捗状況を説明し、今月21日には国交省長岡国道事務所が十日町商工会議所と関係地域の説明会を開く。十日町道路は2019年末に国直轄道路に認定され、事業推進に関心が集まる。昨年10月の長岡国道事務所の説明では「2021年度内にはセンターラインを示したい」との方針だったが、今月から現地測量に入り来年6月には測量を完了し、道路中心線を示す方針だ。さらに地元関心は信濃川左岸、吉田地区に「吉田インター」設置要望が出ており、今後どう具体化するかも関心を集めている。

(詳細は2021年12月18日号をご覧ください)

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同敷地内に新築・移転を2年後にめざす「メンタルケア中条」

メンタルケア中条、診療所新築

旧第二病院にみさと苑新築移転

 JA新潟厚生連の「メンタルケア中条」の診療所を同敷地内に新築、さらに旧中条第二病院跡地を社会福祉法人・苗場福祉会(湖山泰成理事長)に譲渡し、5年後の2026年度を目標に現在は津南町小下里にある「特別養護老人ホームみさと苑」を移転する計画を14日に明らかにした。

 メンタルケア中条は入院機能を持った「中条第二病院」の2019年3月閉鎖に伴い、入院機能のない診療所として同年4月に開設。今回のみさと苑移転に合わせ、敷地内に診療所を新築し移転。移転後も現在の精神科医1人と内科医2人の医師3人体制を維持、診療日数など医療サービスの変更はなく「引き続き中魚沼地域唯一の精神医療の提供を行う」(厚生連)とする。旧中条病院・中条第二病院の入院棟など建物解体工事は今年度から順次行い、新診療所への移転完了は2023年12月を見込む。

(詳細は2021年12月18日号をご覧ください)

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2015年作品「人生のアーチ」photo--Nakamura-Osamu

「聖地・十日町」、カバコフ3部作

大地の芸術祭、来夏開催に向け完成 「手をたずさえる塔」「棚田」「人生のアーチ」

 来年夏に開催の第8回大地の芸術祭の拠点作品が新たに誕生した。芸術祭を象徴する作家「イリヤ&エミリア・カバコフ」作品「手をたずさえる塔」。「民族・宗教・文化を超えたつながり、平和・対話・共生を象徴する塔。夜にはモニュメントがさまざまな光を放ち、越後妻有から手をたずさえることの大切さを世界に伝えます」(総合ディレクター・北川フラム氏)。「イリヤ&エミリア・カバコフ」作品は2000年の第1回作品「棚田」が芸術祭を世界に発信する大きな契機になり、2015年作品「人生のアーチ」でさらに芸術祭の精神性を発信するなど、「イリヤ&エミリア・カバコフ」作品は芸術祭の象徴となり、今回の「手をたずさえる塔」の完成で世界的な「イリヤ&エミリア・カバコフ」の3部作となり、その「聖地・十日町市」がさらに世界に発信されることになる。

(詳細は2021年12月18日号をご覧ください)

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町長講演会の座談会がスタート(12日、津南町加用で、参加者提供)

次期へ始動、「持続発展を」

来年7月任期満了、桑原町長

 来年7月8日任期満了の津南町・桑原悠町長(35)が動き始めた。今月12日、上郷地域4会場で後援会主催の座談会を開き、事実上の再出馬への取り組みを開始した。当日は大井平、宮野原、加用、羽倉を一日で回り開催し、これまでの町政活動や今後の取り組み方針を記載の後援会資料を配布し、次期への積極姿勢を示した。

 桑原悠後援会「はる会」(村山文雄会長)主催の座談会は当初、今春に予定したが、新型コロナ感性拡大防止とコロナ対策の町政業務に集中するため延期。任期満了まで半年余りになり、地元要望などもあり今回の座談会開催となった。

 活動報告の配布資料では新型コロナ対策を重点に上げると共に、「津南産のトップセールス」では生産者とメディアをつなぎ、全国アピールした「ゆり販路拡大」や新幹線直送、さらに1期目の公約でもある農業法人支援では新たなに8法人設立を支援すると共に農業振興基金の創設など「津南の基幹産業振興」を前面に出している。

(詳細は2021年12月18日号をご覧ください)

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ビジネスプランを発表した審査会(15日、市役所で)

プチ断食や地元食材料理で

​十日町市ビジネスプランで 馬塲さん、来年2月オープン

 十日町版ビジネスコンテスト・トオコンの終了に伴い昨年度から実施している「十日町市ビジネスプラン」の審査会が15日、市役所で開かれ、特別枠最優秀(補助上限100万円)は『マクロビオティックと運動で確立する健康でゆたかな心・身体・くらし』をテーマに、コンディショニングスタジオと十日町産食材で食事を提供するカフェの経営に取り組む馬塲栄子さん(49、伊達)のプランに決まった。

 プランの応募は特別枠に3人、書類審査のみの一般枠に2人が応募。1人8分の持ち時間で特別枠のプランをアピールした。審査員は池田克也副市長や新潟ベンチャーキャピタル・永瀬俊彦社長、大光銀行十日町支店・丸山宗一支店長ら5人が行い、地域貢献度や将来性などを審査した。

(詳細は2021年12月18日号をご覧ください)

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現場を見る大熊会長(左、後方は公民館、その手前の紅白板は堤防丁張り)

住民意見尊重、「足滝モデル」を

信濃川堤防改修、4案提示で

 2019年10月の台風19号による千曲川・信濃川大増水で住宅浸水や収穫後の新米流失など大きな被害を受けた津南町下足滝地区の堤防改修を協議する「足滝堤防改修検討会」の2回目を12日、十日町地域振興局で開き、これまで提示した改修3案に加え、地元住民の声などを反映した新たな改修案が示された。検討会の大熊孝会長は「上流側を高く、下流側を低くした改修案であり、住民の判断に委ねることがいいのでは」と話し、今月下旬開催の住民座談会に委ねる方針を示した。

(詳細は2021年12月18日号をご覧ください)

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津南病院に津南中等6年探究学習チーム「森の三方よし」が車イスを寄贈した(15日)

高校生が津南病院に車いす寄贈

津南中等探求チーム「森の三方よし」

 「いろんな方にお世話になり、こうして寄付することができるなんて思わず、とても嬉しい」。地域の課題解決策を生徒が考える探究学習に力を入れる県立津南中等教育学校(小林英明校長)。校外へ飛び出す活動が増えているなか、今年度町内での植樹や杉アロマオイル販売など行ったチーム「森の三方よし」(藤野美咲、小西愛咲、鈴木慧美=高校3年生)。アロマオイル利益で地域貢献をと15日、町立津南病院(林裕作院長)に最新型で耐久性の高い車イス1台を寄付。高校生が病院に福祉器具を寄付をするのは前例がない。林院長は「津南町は県内でも高齢化率が高い地域。車イスを使うことは多い。病院に寄付をという気持ちに感謝している。その心を持ち続け、地域のために活躍する方になって」と未来を担う生徒たちの活躍を期待した。

(詳細は2021年12月18日号をご覧ください)

2021年12月11日(土)

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みんなの家を拠点に旅行会社を経営する井比さん

移住リポート 十日町市・津南町・栄村

​十日町に「本物の日本」を感じ

「みんなの家」 井比 晃さん

 「移住は短期間に結果が出るものではなく、継続が必要。併せて市内を仕事の拠点の一つにするテレワーカーを増やして十日町との『関係人口』を高めることが大事だ」。十日町市で移住定住事業に取り組む井比晃さん(37)は実体験から指摘する。

 柏崎市出身の井比さんは2014年に十日町市の地域おこし協力隊員として移住。水沢地区を担当。退任後の2017年に旅行会社HOME away from HOME Niigata(ホーム・アウェイ・フロム・ホーム・ニイガタ)を賛同者と共に市内土市に立ち上げた。同社は昨年度から「移住体験プログラム」を市から受託。大地の芸術祭の効果についても、サポーターのこへび隊や移住検討者の参加などを高く評価している。

 同社の拠点は空き民家を改装した「みんなの家」。会社であり交流施設であり、宿泊施設やキッチンも整えてある。『人と触れあう』『田舎料理を味わう』『古民家を楽しむ』など地域資源を活用した旅行商品を売り出すと国内はもちろん、インバウンド(訪日外国人観光客)にも好評だ。

(詳細は2021年12月11日号をご覧ください)

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冬の観光スポットにもなっている冬の松之山温泉街(提供:十日町市観光協会)

究極の雪国、松之山を発信

雪国観光圏、JTBも連携、実証実験スタート

 絶景と薬湯、にいがた清酒を愉しむ地域のマイクロツーリズムと表題する『究極の雪国ものがたり・MaaS実証実験』がスタートした。松之山温泉合同会社まんまなど魚沼圏域の観光関係者らが安心・安全でストレスフリーの雪国旅行体験を提供しようと観光庁の支援を受けて取り組む。「GoToは再開するけど、雪道の運転はいや」「雪国の絶景や雪見風呂で癒されたい」「雪国の美味しいお酒と料理を堪能したい」といった首都圏を中心とした観光客のニーズに応えていく方針だ。

 同実証実験は雪国観光圏と越後湯沢観光協会、松之山温泉合同会社まんま、さらに旅行会社大手・JTBが連携し、主に今月9日から2月13日の間に実施。雪国をつなぐ限定バスライナーや松代・松之山地域での周遊タクシー、AIを活用したオンデマンドタクシーなどの事業に取り組む。

(詳細は2021年12月11日号をご覧ください)

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津南中等校の冬季旅館利用を募集している風巻旅館(右)。左が津南駅

通学生に応え「学生宿」

津南中等校・支援する会 津南町も補助で半額利用に

 県立津南中等教育学校を支援する会(草津進会長)と町が連携し、高校生の冬季間利用できる旅館代補助を行う。対象は津南中等校4〜6年(高校1〜3年)。場所は津南駅前の風巻旅館で、利用期間は来年1月5日〜3月31日までの平日。定員は4人を想定。月額利用料金は6万円だが、津南町の家賃補助(限度額月2万円)、さらに支援する会が1ヵ月につき1人1万円を上限に補助し、実質月額3万円で利用できる仕組み。平日の食事代込み(8食、昼食除く)、朝夕の学校送迎も行う。今月11、18日に見学会を開く予定だ。

(詳細は2021年12月11日号をご覧ください)

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不整地でも走行可能なビーグルが災害支援協力する(3日)

オフロード車で災害支援

十日町消防 ビーグル協会と協定

 冬山での遭難、地震や土砂災害で道路の不通などがあった場合、不整地で高い機動力を発揮する四輪バギーやスノーモービル。十日町地域広域事務組合(樋口哲生消防長)と一般社団法人オフロードビーグル協会(髙橋盛行代表理事・会員78人)が3日、十日町地域消防本部で「災害時におけるオフロードビーグルを活用した支援協力に関する協定」を締結した。

 事務組合では冬場の遭難対応が特に課題だったが、昨年9月に協会から支援協力の申し出があり、今年2月と3月、事務組合と協会が津南と中里の冬山で共同訓練を実施した。協会本部は南魚沼市塩沢。昨年12月、大雪により発生した関越自動車道での大規模立ち往生では、髙橋代表理事らが率先してオフロードビーグルを走らせ被災者救助支援に当たった。

(詳細は2021年12月11日号をご覧ください)

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発足60周年を迎えた津南葉たばこ生産組合のメンバーら(3日、ニューGPで)

葉たばこ生産、激動の60年

盛期4億円が来年廃作で生産者3人に減少

 かつて販売金額4億円、作付面積百㌶で津南町の一大産業だった「葉たばこ」。町にたばこ作付けが始まって今年が60周年。津南葉たばこ生産組合(大口雅登組合長、17人)の記念式典は3日、ニュー・グリーンピア津南で開いた。近年は健康問題による禁煙者の増加、たばこ税の度重なる増税などにより作付け面積や販売額が減少。さらに10年振りにJT(日本たばこ産業)が廃作協力を今回募り、同組合も廃作を決める組合員が多く、来期は耕作者が3人に大幅減となることが決まっている。葉たばこを作り40年余の大口組合長(59、米原)は国営苗場山麓開発事業で基盤整備した台地で生産に取り組んで来た経緯を話し「昭和、平成、令和の3つの時代を跨ぎ、先輩方の指導を受け頑張って来た。残った生産者にはJTから契約栽培でのさらなる生産性向上が求められている。米価低迷、野菜を取り巻く状況も厳しいが、知恵を絞りながら経営基盤をしっかりできるよう考えたい」と語った。

(詳細は2021年12月11日号をご覧ください)

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メタンハイドレートの燃焼実験に驚く子どもたち(2日)

「本当に燃えた」、メタンに歓声

芦ヶ崎小学校、厨川工学博士が 4年ぶりの北野キッズ塾

 「氷みたいに冷たいのに、パチパチ燃えてびっくりした」。間近で見る次代の燃料メタンハイドレートに小学生たちは驚き見入った。津南町と40年余の親交が続く秋草短期大・北野大学長と新潟薬科大・及川紀久雄名誉教授の「北野大キッズ塾」を2日、芦ケ崎小(阿部元治校長、児童46人)で開き、講師の厨川道雄工学博士の「燃える氷、メタンハイドレート」の実験に児童らは引きつけられた。

 北野大氏は映画監督で俳優で作家の北野武氏の実兄。小林三喜男町長時代からの縁で、「津南北野塾」には交友関係がある多彩な講師を招き、子どもたちや一般向けに特別出前講座を開いている。コロナ禍で2日は4年ぶりのキッズ塾となった。

(詳細は2021年12月11日号をご覧ください)

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公認スポーツ栄養士の齊藤さん(右)が食の大切さを中学生に伝えた(中里中学で)

夢への距離、食事で

スポーツ栄養教室・中学巡回 公認スポーツ栄養士・齋藤公二さん講演

 「今日食べた給食は4ヵ月かかり自分の体になる。何を食べるかは、自分の未来のための行動なんです」。県内唯一の公認スポーツ栄養士で新潟市立光晴中学校栄養教諭の齊藤公二さんは、育ち盛りの中学生に食の大切さを語った。

 市スポーツ協会(保坂和則会長)が心身の成長を迎える子どもたちのためにと、2015年から各中学校巡回で行っている「スポーツ栄養教室」。先般、中里中学(村山裕之校長)の1年生24人を対象に実施。齋藤さんは「夢を叶える食事」をテーマに語り、「何を、いつ、どう食べたかで夢への距離が変わっていく。大会に向けたトレーニング期に何を食べるか、大会直前には何を食べるか、自分の体を考えるなか決めて欲しい。これは勉強と同じ」と指摘する。

(詳細は2021年12月11日号をご覧ください)

2021年12月4日(土)

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今年10月の衆院選新潟6区の選挙戦、十日町市内で梅谷、高鳥両氏。

新5区再編入、柏崎か魚沼か

衆院時小選挙区6区体制から1減、関口市長「意見言う」

 2020年国勢調査の確定数値が11月30日公表され、選挙制度改革で方針が決まっている衆院小選挙区「10増10減」の実施が次期衆院選から導入される。新潟県は現行の小選挙区6区体制から「5区」に再編され、比例区北信越ブロックも1人減となる。衆院小選挙区選出の国会議員が1人減少することになり、小選挙区5区体制がどう再編されるか、大きな関心が集まる。

 今月1日、十日町市の関口市長は定例会見で小選挙区再編の質問に答えた。「いまの6区の自治体が離れ離れになることはないだろう。現6区にどこかがくっついて新5区になるだろう。柏崎の方なのか、南魚沼の方なのか、どちらかなのだろうなという感触だ」と見通しを述べている。

 衆院小選挙区「10増10減」は2016年の衆院選制度改革関連法により「アダムズ方式」で議席配分することが決まっている。2020年国勢調査確定数値をもとに、衆院選挙区画定審議会が検討し、早ければ来年早々にも試案が示され、通常国会に選挙区割り改定の公選法改正案を提出するとの見方もある。

(詳細は2021年12月4日号をご覧ください)

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協議会委員に向けて思いや要望を伝えた児童たち(1日、中条小で)

コミュニティスクールで地域元気に

​中条小学校区、モデル校 家庭と一体、活動広がる

 家庭と地域と共に作る「大きな学校」コミュニティ・スクール。中条小学校(根津德久校長)は2017年度から同スクールのモデル校に指定されて先進的な活動を続け、18年度だけでも住民や保護者70人余りが学校を訪れ授業支援をした。同年、それらの取り組みが認められて「中条小学校地域学校協働活動」が市内初の文部科学大臣表彰を受けている。学校を運営する「学校運営協議会」(須藤一也会長)が1日、同校で開かれ、6年生24人が初参加。住民、保護者、職員で構成する委員に自分たちの考えを伝えた。

(詳細は2021年12月4日号をご覧ください)

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大迫選手と一緒に自宅の魚沼コシ「馬舞」を持つ服部選手(SNSより)

故郷への思い、実家米『馬舞』を

服部勇馬・弾馬選手 大迫選手もサポート、2日間で完売

 服部勇馬・弾馬選手の実家のコメを販売—。世界的なマラソンランナーで東京五輪男子マラソンに出場した十日町市出身の服部勇馬選手(28、トヨタ自動車)と弟・弾馬選手(27、トーエネック)が、故郷への貢献として実家が生産した魚沼コシの販売に乗り出した。名称は「馬舞(うまい)」。同じマラソン日本代表の大迫傑選手(30、ナイキ)が社長を務める株式会社Iでも地元貢献活動サポートとして支援する。

 服部選手はSNSで「弾馬と私は、大好きな故郷のために何かできることはないかと前から考えていました。家族とも話し合った結果、私たち兄弟を育んでくれたお米を通して、地元に興味、関心を持っていただけないかという想いにいたりました」と動機を話している。

(詳細は2021年12月4日号をご覧ください)

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来年5月でラストなる松代小マーチングバンド。最後の移杖式で4〜6年生57人が演奏(1日)

マーチング、来年5月フィナーレ

松代小の伝統、少子化影響で

 59年の歴史を持つ、松代小(山本未知雄校長、94人)マーチングバンド。4〜6年57人全員で取り組み、地域のイベントなどに出演し盛り上げて来た。だが少子化などの影響でマーチングを、来年5月に開催予定の運動会で閉じることを決めた。伝統のマーチングバンド最後の世代にバトンを託す「移杖式」を1日に行った。全員が一丸となり演奏を披露。6年生のドラムメジャー(バンド指揮者)の佐藤羽音(うた)さんは「先輩方の想いをずっと受け継いできた、松代小にしかないマーチング。心を合わせて最後まで楽しんでほしい」と願いを込め、最後のドラムメジャー指揮者となる5年の服部心春(こはる)さんに指揮丈を渡した。

 運動会や松代観音まつり、冬の陣に参加するなど、地域の名物だったマーチング。かつて取り組んだ児童が親となり、またその子が参加する、世代を超えた活動となっていた。だが現在、6年生は27人いるが、5年生と4年生は各15人。進級時に参加する現3年生は13人。いっきに取り組む児童数が減少する。さらに新型コロナ禍により楽器消毒など感染症対策の必要性や発表の場減少、放課後や休み時間の練習を負担に感じる子どもがいるなどを考慮し、「活動を維持するのは困難」と学校側が判断し、保護者の了承を受け活動停止を決めた。

(詳細は2021年12月4日号をご覧ください)

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来年4月付に「観光地域づくり法人」発足をめざす説明を行った第4回設立検討委(30日)

DMOは「地域づくり」、地域経済も

津南町 来年4月1日設立スタート

 『令和4年4月1日に設立』。初めて具体的な期日を示した。6月以来、半年ぶり開催の観光地域づくり法人(DMO)の第4回設立検討委員会は先月31日に町役場で開催した。事務局の町DMO推進室が示した資料に新年度に新法人を設立するという明確な期日を委員に示した。桑原町長の選挙公約の津南版DMO設立。会議中、桑原町長がDMOの意義に言及。「大きな構想を描きがっちり(組織を)作っても、うまくいかずにここまで来た。できることからやらないと何も解決しない」。30〜60代が町のメインとなり動く必要があるとし「担い手、リーダーが必要。これからの担い手が動きやすい基盤づくりができないかと思い、(DMOは)新たな基盤づくりに向かう状況を整えさせて頂くもの」。観光面のみの強化ではなく、町全体を活性化させる『地域づくり』がDMO設立のねらいだと改めて強調した。

(詳細は2021年12月4日号をご覧ください)

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経産省創設の「おおてなし規格金認証」を竜神の館が取得した(同社提供)

県内初の「金」

竜神の館 おもてなし規格認証取得

 県内唯一の「金認証」を津南町谷地の竜ヶ窪温泉・竜神の館が受けた。サクラパイレーツ(酒寄学社長、本社・さいたま市)により今年4月から運営再開した同館。先月末付で、サービス産業振興や地域活性化をねらいに経済産業省が創設の「おもてなし規格認証 金認証」を取得。金認証は『客の期待を超えるサービス提供者』が定義となっている。

(詳細は2021年12月4日号をご覧ください)

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最高賞の十日町法人会賞の宮澤さん(前列右から2人目)ら入賞

6人の一生懸命を表彰

​第8回税絵はがきコンクール 最高賞の津南小学校6年・宮澤さんら

 「税についてこれからも学んでください」。十日町法人会による「第8回税に関する絵はがきコンクール」。津南小は、最高賞の法人会会長賞の6年・宮澤空良さんはじめ6人が受賞。功績を称え26日、関谷会長と十日町税務署・村山彦紀署長が同校を訪ね、表彰状と記念品を贈った。関谷会長は「一つの学校で6人もの受賞者がいるのは凄いこと。皆さんが日頃から一生懸命な証拠」と評価した。

(詳細は2021年12月4日号をご覧ください)

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今年の「農の匠」と花壇コンクールの受賞者

きたはら・池田さんが最優秀賞

米米米グランプリ JA十日町、「農の匠」表彰

  JA十日町が企画する「農の匠」表彰式は先月、同社で行われ、第11回を迎えた今年の米米米(さんまい)グランプリ最優秀賞に、きたはらの池田幸廣さんが選ばれた。また同女性部が地域環境日か運動の一環として開催する花壇コンクールの審査結果も発表され、個人、団体、ふれあいの各部門の表彰式も行われた。

 今年の米米米グランプリは昨年より11点多い44点が出品。品質分析、食味評価などの厳しい審査をくぐり抜けた10人が高い評価を受け、4人が受賞を果たした。花壇コンクールは全18点が参加するなかで、花の状態や工夫した点などを写真で審査し、7人(団体)が入賞を果たした。

(詳細は2021年12月4日号をご覧ください)