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2020年1月

2020年1月25日(土)

十日町道路、117号線直結インターも 長岡国道事務所ルート公表

全10.8キロ、4トンネル、7橋梁、概算620億円

 関越高速と北陸自動車道を結び、物量と共に災害時の緊急道路、さらに魚沼基幹病院への救急搬送道路として重要視される地域高規格道・上越魚沼快速道路(六日町ー上越市60㌔)の未整備区間「十日町道路」のルートが15日に十日町市議会に、16日に関係地域自治組織代表に、担当する国交省・長岡国道事務所がルートを示し、今後の予定などを説明した。十日町道路はすでに供用開始している八箇峠道路の八箇インターから国道117号を超え、信濃川を渡河し、国道253号・十日町市北鐙坂に接続する事業延長10・8㌔。公表したルートは八箇インターからほぼ直線に近いルートで北鐙坂に至る。途中にトンネル4ヵ所、橋梁7橋を設け、国道117号と接続するハーフインター(六日町方面だけ)、小黒沢エリアに十日町インター(仮称)を設ける。概算620億円を見む。明日26日開催の「水沢地区インター推進協議会」総会で再び長岡国道事務所が住民説明する。

 十日町道路事業説明会は15日に市議会に行い、翌16日は関係の八箇地区、六箇地区、水沢地区、吉田地区の地域振興会関係者に説明した。示した十日町道路ルートは、一昨年末、候補3ルートを公表した後、検討委員会を設けて詳細な調査活動を行い、今回のルート発表に至った=地図参照。

 ルートは、八箇インターから道なりに直進しトンネル(1・17㌔)に入り、池之平地区で橋から再びトンネル(2・38㌔)に入り、麻畑地区で開口部に出て橋となり、すぐに再びトンネル(1・44㌔)に入り、そのまま伊達に抜け、高架のまま国道117号(ハーフインター設置)と飯山線をまたぎ、小黒沢エリアに十日町インターを設置し、高架のまま信濃川を渡河し、高島地域でトンネル(1・31㌔)に入り、国道253号・鐙坂トンネルと名ヶ山トンネルに中間で同国道に接続する。このためトンネル4ヵ所6・3㌔、橋梁7橋1・9㌔となる計画だ。

 今後の予定は2019年末までに航空測量を行い、2020年度は予備設計を行い、ルートの道路中心線を確定し、並行して地質ボーリング調査を行う予定。2021年度は現地測量に入り、翌年は道路設計し、詳細設計をもとに地元説明に入る方針で、概算事業費620億円を見込み、事業進展は今後の予算付けによる。

 すでに供用開始している八箇峠道路の未整備区間、六日町側の野田—六日町インター間は「できるだけ早く、という認識で取り組んでいる」(長岡国道事務所)としており、予算関係もあるが十日町道路も並行して取り組む方針だ。

 一方、地元十日町市は十日町インター周辺の土地利用計画を新年度予算に盛り込み、地元と連携して具体的に取り組む方針だ。構想では「休憩機能=駐車場・バス停・シャトルバス発着所など交通ターミナル整備」、「観光振興機能=情報発信基地・農業・アウトドア・スポーツ体験など」、「レクリエーション機能=イベント広場・災害時の防災拠点機能」、「環境保全機能=自然エネルギー活用の地域エネルギーシステムの整備」、「産業振興機能=既存工業団地への企業誘致拡大・地場産品販売」など5分野で取り組む方針を示している。

 さらに十日町インターに接続する「市道・高山水沢線」の整備を進め、インター接続と共に国道117号バイパスの機能も高める方針で、高山地域から取り組む予定だ。

旗開きで活動姿勢を話す梅谷守氏(21日、ラポート十日町で)

今秋衆院選濃厚、6区野党統一に課題 国民民主・立憲民主、統一線で

梅谷守氏、連泊で十日町・津南で地域活動

 国民民主の新潟県連6区総支部長で次期衆院選に野党統一候補で再出馬する梅谷守氏(46)は、今週21日から4日間、十日町市内に滞在し、津南町を含む地域回りを行い、各所で新年会の集いなどに参加し、今年予想される衆院選への取り組みを始めている。

 梅谷氏は21日、ラポート十日町で開いた連合十日町支部(庭野文男支部長)と十日町地域労働者福祉協議会の旗開きに出席し、国民民主と立憲民主の合流に触れ、「私は立憲民主と国民民主は選挙に向け一日も早く合流すべきと思う。その姿勢を示しながら大同団結できるよう頑張っていきたい」と、今夏の東京五輪後が有力視される衆院選に向けた野党勢力の取り組み姿勢を示した。両党の合流は今回は見送りとなったが、次期衆院選への取り組みはすでに始まっており、地元後援会の十日町市後援会(太田祐子後援会長)、津南町後援会(大平謙一会長)を主体にオール野党での組織活動を進めている。

 さらに梅谷氏は「桜を見る会やIR、国会議員の疑惑の数々は国家の問題。桜問題はウソとごまかし、はぐらかし、歴史を破棄する民主主義を冒涜、踏みにじるものだ。これを許したままで国会論争ができるのか」と与党自民党の姿勢を厳しく批判。「政権交代、それに準ずるくらいの均衡勢力となって政治に緊張感を与える必要がある」と訴えた。

 成り行きに関心が集まる新潟6区の野党統一、特にくら替え出馬を示す立憲民主・風間直樹元参院議員との関係では、具体的には触れなかったが「立憲民主と国民民主は1日も早く合流すべきだ。大同団結できるよう頑張りたい」と当初方針通り『6区野党統一候補は梅谷』を前面に出して取り組む方針だ。

​保育園再編で意見を交わす町議員と保護者たち(16日、文化センター和室で)

保育園再編、新年度予算化に関心 津南町・桑原町長

 新年度予算編成が大詰めを迎えている津南町。この予算案に保育園再編に関係する予算計上をするのかどうか、大きな関心を集めている。新年度予算議会は2月27日開会予定。町は来月4日の議会月例全協で新年度予算案を示す方針だ。

 桑原悠町長就任直後の2018年8月、町は保育園再編方針で「定員270人、事業費10億円」の保育園1園化を視野に入れた新たなプランを議会に示した。だが議会は場所選定、定員数、事業費などを問題視し、調査特別委員会を立ち上げ約半年間、調査活動を行い「再考を促す」報告をした。以降、議会と町教委、さらに住民説明会、保育園地域説明会など開き、並行して新年度予算への取り扱いを検討した。

 町議会は桑原町長や町教委に、保育園再編に関する懇談の場を求め、22日、3時間に渡り意見交換し、保育園再編への町の考え方、議員が抱く問題点などを出し合い、意見を交わした。

 懇談の冒頭、桑原町長は保育園改修の「実施設計委託料と園庭整備工事費を新年度予算に計上したい」と方針を示した。ひまわり保育園改修を行い、「保育園再編統合」に対応する施設改修を視野に入れている。

 懇談では出席議員13人のうち10人が発言。「説明会では1園化が先行し、わかば・上郷の両保育園は小学校統合がない限り保育園統合は進めないことを明確に示す必要がある」、「早朝や延長保育、さらに土曜・日曜祭日保育の要望もあり、こうした取り組みをしっかり説明すべき」、あるいは「選択の幅を残すべき。規模が大きな保育園に入れたい親もいるが、少人数保育園でゆったり育てたい親もいる。1園ではその保育園が合わなければ行く所がなくなる」、さらに「幼保連携の考え方が必要。小学校教育が高度化しているなか、幼児教育と保育業務を内包した施設を考えることも必要。認定こども園など県内で導入している。混合保育解消や待機児童対応も必要だが、将来のビジョンを具体的に示すことで保育園再編への理解が増すはず」など多様な意見が出た。

 一方、桑原町長は今後の保育行政について「国も幼児教育を重視する方向にあり、養護と教育の一体化が言われており、今後どう時代が変化しようと、自分の『目』を持つ子を育てるのが津南町の子育ての指針。小さい頃には五感を使った保育を進めると共に、今後の保育は保護者も子どもも受益者ということではなく、一緒に保育園づくりに関わっていく、そうした発想が大切と感じている」と基本姿勢を示した。

 なお町議12人は16日夜、保育園再編を進める園児の保護者らで作る「子どもの育ちを想う会」(樋口貴幸・江村大輔共同代表)の16人余と懇談し、「保育園児の親の7割以上が統合に賛成している」などの保護者らの思いを聞いている。

16年連続で全日本リコーダーコンテストに出場する馬場小リコーダー部

16年連続、伝統の音色を

 全国大会に向け息ぴったり—。第45回県リコーダーコンテストで金賞を受賞した馬場小と貝野小が3月29日に東京で開かれる全国大会に向け練習に励んでいる。雪国の児童が、あったかな演奏を全国の場で披露する。

 全校43人の馬場小(根津徳久校長)。うち4年生以上の希望者12人がリコーダー部に所属、6年生が指導しながら伝統を継承している。同校は今年度で16年連続の全国大会出場となる。昨年は6年生の重奏だけが全国に出場したが、今年度は逆に四重奏は代表権を逃したものの合奏で見事、代表権を獲得した。

 演奏曲は、リコーダーオリジナルで3節で構成されているJ・Dケアリー作曲「カクテルズ」。ふだんは週2回、大会が近づくと毎日のように練習に励んできた。県大会では、「緊張しました」というものの息の合った演奏を披露。審査員からは「いきいきとした演奏だった」や「美しいサウンド。よくまとまっていた」「それぞれのパートが生かされていた」などと高い評価を受けた。

 井ノ川真彩部長は「今までの中で一番よい演奏ができ、とてもうれしかった。全国では、さらにレベルアップした演奏を響かせたいです」と意欲。指揮者で指導に当たっている宗村小百合教諭は「合奏は落ち着いて演奏できました。全国大会では、悔いのない伸び伸びとした演奏ができればと思います」と話している。

 メンバーは次の通り。

 ▼6年=井ノ川真彩、福嶋悠里、山田結衣、富井結菜、富井大智、金澤雅晴▼5年=富井千尋、山口結生▼4年=金澤由花、富井うみ奈、富井日葵、丸山梨花

 

2020年1月18日(土)

20センチほどの雪しかない雪下にんじん畑(15日、津南町沖ノ原で)

464トン米貯蔵できるJA十日町の雪室倉庫(2018年9月、完成式で)

雪室、雪がなければただの倉庫 小雪の影響、農業にも

JA十日町、JA津南町、民間含め対応に苦慮

 記録的な少雪が続く妻有地方。農業分野への影響も懸念される。JA十日町は一昨年9月、全国有数のコメ貯蔵雪室を市内上野に完成させ、雪室貯蔵・魚沼コシヒカリ『米屋五郎兵衛』の独自ブランドで付加価値化による有利販売に乗り出しているが、その雪がない。JA十日町では「少しでも雪が積もったら庫内に入れたい。倉庫を作る時、ここまで少雪は想定していなかった。雪を集めるしかない」(米穀課)と山間部からの雪集めも視野に入れる。同様にJA津南町も2つの雪室施設を持つが、同様に「とにかく雪を集め、貯めるしかない」と今後の降雪状況を気にしている。

 JA十日町の雪室はコメ貯蔵量約464㌧、雪は約930㌧入り、10㌧ダンプ90台分以上だ。この大量の雪はその年の晩秋11月まで保存され、良好な湿度、室温で保存され、高品質な魚沼米として市場評価されている。 だが、この雪室倉庫は利雪型低温倉庫のため電気空調(冷蔵)設備はなく、雪がないとただの倉庫となる。

 これはJA津南町の津南原(貯雪量約600㌧、ユリ切り花冷蔵保存)、と赤沢(同500㌧、野菜冷蔵保存)の雪室倉庫も同様で、電気冷蔵の設備はない。このため、両雪室とも「例年3月初めから貯雪するが、今期は2月の雪の状況を見て、早めに貯雪を開始したい」としている。

​土が出る、地温上昇を懸念 特産雪下にんじんにも影響が

 一方、雪国特産「雪下にんじん」への影響も懸念される。農産物地域認証(GI)を昨年取得した津南町の「雪下にんじん」。主な栽培地の沖ノ原台地と津南原高原は15日現在の積雪は15㌢余。この少雪が続くと月末には土が出る場所も出る。町内栽培の約半分を集荷するJA津南町では「土が出ても地温が上がらなければ大丈夫だが、収穫・出荷が一挙に集中するのは困る」と雪状況に気をもむ。十日町市の中里地域では少雪を逆手に早期出荷・販売に乗り出す栽培者も出るようで、来月早々に「雪下にんじん」が店頭に出る可能性もある。

 昨年、特産の「雪下にんじん」の国GI認証(地域別認証)を取得した津南町。認証後、今期が初シーズンとなる。町内の栽培面積は約25㌶。JA津南町、民間特産販売のフジミヤ、大地により「津南雪下にんじん協議会」を立ち上げ、統一ブランドマークと出荷箱を作成し、今期から統一出荷をめざす。計画では町内全体で約1千㌧の出荷を見込む。うち3分の2が生鮮出荷で他は加工出荷。GI認証は市場の差別化による優位性を作るため、認証GIマークをプリントした専用箱(10㌔)で出荷。JA津南町は10㌶、400㌧出荷を見込み、11月以降、毎月試掘し出来具合を調べている。

 今月8日、沖ノ原の栽培地を試掘。少ない雪の中から真っ赤なにんじんを掘り出した。「心配の肥大化は見られず、順調に保存されている」(JA津南町農産販売係)としている。ただ今後、気温上昇で地温が上がると「眠っていたにんじんが根を動かし始める」と、雪下にんじん特有のうま味が薄くなり、一般的なにんじんになってしまうという。このまま低温で保存されれば「雪が消えても3月中の出荷は大丈夫」とする。ただ心配は気温上昇による地温上昇、さらに出荷時期の集中で集出荷施設の処理能力との関係も出てくる。少雪が農業現場にも影響を及ぼしている。

​津南産雪下にんじん、JALに 3月の1ヶ月間、国内線機内食に

 国の農水省認定の地理的表示GI認証を昨年6月に受けた『津南の雪下にんじん』が3月1日から、JAL日本航空の国内線機内食に採用されることが決まった。料理メニューは健康食で人気の「キャロット・ラペ」の予定だ。

JA津南町によるとGI認証後の昨秋、JALから直接連絡があり、今年3月1日から1ヵ月間、国内線機内食に津南産の雪下にんじんを使用したいとして、1ヵ月分の約160㌔の供給依頼があった。機内食メニュー料理「キャロット・ラペ」に使用する。同料理はフランスの家庭料理で細長くすりおろしたにんじんをワインビネガーやオリーブオイルのドレッシングで和えるフレッシュサラダ。作り置きができる。

JA津南町からの供給は3日か4日に一度、一定量を羽田空港に直送する。同JAでは「GI認証効果と思うが、使用食材に津南町産が明記されるかどうかは不明だが、話題になればPR効果が期待できる」としている。航空関係ではJAL国際線ビジネスクラス飲料水に「津南の天然水」(ファミリーマート)、十日町の地酒「天神囃子」がANA国際線ビジネスクラス機内酒で提供されている。

​小雪でも雪まつりは開催 第71回十日町雪まつり

 市街地に雪が全くない十日町市。来月14日開幕の第71回十日町雪まつりの開催が心配だ。14日、実行委員会事務局の打合せ会を開き、今後の気象状況を見ながら月末に実行委員会・正副会長会議を開き少雪対応の具体的を内容を決めることになった。ただ中止の方針はなく、昭和40年代の少雪時に実施した「冬まつり」のようなイベント開催だけの雪まつりも視野に入れている。一方、今回のメイン的な要素となる「雪像」製作は、参加27団体(雪の芸術作品審査部門)への雪像づくりの雪運搬補助などは予定せず、製作団体の判断にゆだねる方針で、今回の雪まつりの計画通りの開催は、まさに「雪頼み」となっている。

 70年続いた伝統の雪上カーニバルをなくし、再スタートの年となる今年の第71回雪まつり。市民の手づくり雪像の造形美にスポットを当てる今回の雪まつりだが、その肝心の雪が記録的に少ない。実行委事務局では「参加団体は降雪の状況を見ている段階で、1週間ほど雪が降り続けば相当の積雪になる。雪像制作は実質的には開催の10日か1週間前からスタートするので、少ない雪ではこれまでのようなスケール感を出した大きな雪像は難しいかもしれないが、市民が本気を出せば、限られた雪の量でも相当な作品を制作できるのでは」と期待する。雪像審査部門の入賞賞金をアップし、雪の芸術分野予算を百万円増額、4百万円を予算化するなど重点を置いている。

今回の雪まつりのメイン会場は十日町高校グラウンド、越後妻有文化ホール・段十ろう周辺と国道117号東側空き地などをメインエリアに、大地の芸術祭の冬のプログラムを融合して開催する。十高グラウンド・コミュニティひろばで14日にオープニングフェス、芸術祭コラボの和太鼓集団・鬼太鼓座ライブ(15日)や雪アート作品を展開。雪上茶席、豪雪JAM,雪上花火も同会場で計画。段十ろうや空き地エリアでは雪体験プログラムゾーンを設ける計画。歌謡ショーは段十ろうホールで、ソプラノ歌手・森麻季さん、●●歩美カルテットのジャズライブ、滋慶学園グループなど有料公演を予定する。

 71年の歴史では第15回、16回(昭和39年、40年)が少雪のために中止。第23回(同47年)も少雪だったが雪上カーニバル、雪の芸術展は中止したが他イベントを「冬まつり」として開催したこともあり、今回もこのまま少雪状況でも、「十日町らしい雪まつり」を開催する方針だ。

新社長候補の仲介を業者以来したことを明らかにする桑原町長(15日、同温泉で)

新社長、町が仲介、来月現地視察 休業中の竜ケ窪温泉

 昨年11月21日から経営不振により冬季休業に入っている津南町の竜ヶ窪温泉の今後を話し合う説明会を15日夜、同温泉で開き、施設所有の津南町の桑原悠町長は「新たな経営体制を築くために湯沢町の民間会社と交渉を開始している」と、国認定の事業仲介業を「きら星株式会社」から新社長候補を紹介を受け、来月1日、竜ヶ窪温泉を視察することを明らかにした。この日の説明会にが、きら星・伊藤綾社長が同席し、関西で事業展開する人材を町に仲介していることを明らかにすると共に、桑原町長から直接依頼を受け、近く竜ヶ窪温泉株式会社と仲介業務の取引契約を結ぶことを明らかにした。人材仲介費用は「成功報酬型」で、紹介した人材採用が実現した場合、竜ヶ窪温泉が仲介料を同社に支払うことになる。

 説明会は地元の上段地区連絡協議会(草津進会長)と竜ヶ窪温泉(中熊弘隆社長)の共催。中熊社長は体調不良で欠席。地元内外から110人が出席するなか、地元住民から「町と地元の認識は違うように感じる。地元に協力を求める行政、地元は町が主体で取り組むことで地元も協力しようというもの。町内には類似施設がある。竜ヶ窪温泉と他の温泉施設と町の対応が違う。公平性からも疑問だ」と、従来から出る「地元不信」の意見が出た。これに対し桑原町長は、「この場で情報と意識の共有をしたい」と同温泉元社長に発言を促し、これまでの経過を元社長が話し、桑原町長は「施設は町が最後まで責任を持つ」と話し、経営は別との認識を示した。

 さらに住民からは、「地元の熱意を示そう」などと各戸で協力金支出の意見や「ふるさと納税の活用」などの提案も出た。住民のひとりは「これまでと町の考え方は何も変わっていない。新たな社長を招いて、その報酬はこれまでの比ではないだろう。業務委託費を数百万円出したところで、新社長の報酬に消えてしまう。もっと抜本的な改革が必要。例えば、津南病院と温泉施設の結びつけ、国保や健保との連携などで安定収入をあげ、津南町の健康づくりの拠点にするなど、もっと知恵を出すべきだろう」なとど厳しい意見も聞かれる。

雪を集め会場を変え、雨の中行われた松之山のむこ投げ(15日)

むこが飛ぶ 松之山の奇祭「むこ投げ」「すみ塗り」

 記録的小雪の妻有地域。雪関連の催しが修正を余儀なくされるなか、松之山の奇祭「むこ投げ・すみ塗り」は15日に開催。積雪がほぼないため、松之山温泉組合(柳一成組合長)らで作る実行委員会では会場となる薬師堂に雪がほとんどなかったため、12日に会場を急きょ変更を決定。不動滝の近くにある斜面に、まつのやま学園の屋根雪をかき集め10㌧ダンプ3台分の雪を運び、この日限りの特設むこ投げ用舞台を作り開催にこぎつけた。なお同日の松之山支所前の積雪量はわずか16㌢だった。

 今回の参加カップルは地元松之山湯本出身の高橋友浩さん(33)と亜里紗さん(27、松代出身)夫妻、一般公募で東京・世田谷区在住の土田拓さん(30、新潟市出身)と優理子さん(28、高知市出身)の2組。1月なのに雨が降る悪天候のなか、雪のない坂道を担ぎ手が作る騎馬でパレード。特設雪舞台に着くと、雪が少ない斜面を見てちょっぴり不安そうな新郎。だがいつもと変わらず勢いよく雪斜面に放り投げられ、新婦の元に転がり落ちていった。湯山出身で松之山在住の友浩さんは「思ったより飛んだが、投げられてただただ嬉しい。気持ち良かった」。亜里紗さんは「無事にケガ無くキレイに飛んで貰いました。すごく楽しみにしていたので、一時は雪がなくできないんじゃないかと思って心配したのですが、地元の皆さんのおかげでできて本当によかったです」と満足そう。

 むこ投げを通常の薬師堂ではなく、場所を変更し行ったのは30年余り前にもあったという。松之山温泉組合は「みんなで絶対にむこ投げはやる、と思いで雪を運んだ。あまり雪がなくともできるというのが今回証明できた。伝統行事をこれからも続けていきたい」としている。

無病息災と家業繁栄を祈り約600年前から続くすみ塗り(15日)

2020年1月11日(土)

十日町雪まつりの会場となる十日町高校グラウンドの積雪はゼロ(9日)

雪国経済大打撃、小雪の影響ジワリ

過去記録更新の少なさ、雪まつり​雪像作り懸念

「十日町方式」後ろ盾 業者支援の前払金

 暖冬少雪で除雪業者の大きなバックアップとなっているのが市独自で行っている「除雪基本料の前払い」事業。

除雪オペレーターの確保や除雪機械の維持・整備は雪の多少に関わらず、委託を受けた建設業者が取り組むことになっており、少雪となった場合は「出来高払い」では業者の負担が大きくなる。このため、市では平成25年度から同事業を取り入れ、毎年11月末に平年並みの除雪経費の約7割を前払いしている。

 対象事業者は、約150社で金額は約7億円。少雪で作業実績が基本料金を超えなかった場合でも差額分の清算は不要で、逆に作業実績が基本料金を超えた場合は、その後の委託単価は90%の支払いとする「単価変動制」を採用している。

 同市の除雪市道は約450㌔。昨年度の除雪委託料は約18億円で、過去10年間の平均は約19億6千万円となっている。

 市道除雪を請け負っている業者のひとつ、児玉建設の児玉義昭社長は「除雪要因を確保する必要があるので、前払いは助かる面はある。しかしこれまで基本料金内で収まったことは1回もないのが実情だ。また事業の対象外となる小規模除雪業者もあるため、やはり雪が降らないと厳しい業者、商店は多いだろう」と話している。

 店頭にズラリと投雪機を並べている市大黒沢のモトショップ・ベル。「雪が降らないので全く動きがない」と頭を抱える。平年だと10月から問い合わせが入り、11月には販売のピークを迎えるが、当初から暖冬少雪気味の予報で『開店休業状態』。「投雪機が動かないから修理もない。せめて小正月からドカンと降ってほしい。雪国はやっぱり雪が降らないとお金が回らない」と話す。

スキー場にも打撃 被害1800万円にも

 雪が降らない状況が続いている今冬。津南町役場前の積雪量がようやく10㌢となったのは1月2日。その後も降雪はあるが多くはなく、特に街場の道路にはほとんど雪がない状況が9日現在続いている。除雪車の出動も少なく、ガソリンスタンドでは「まったく給油しに除雪車が来ない。この冬は暖かすぎる」と天を仰ぐ。一方、まとまった降雪がなかった影響でニュー・グリーンピア津南やさかえ倶楽部スキー場は営業開始が1週間遅れ、年末28日にようやくオープン。松之山温泉スキー場やまつだいファミリースキー場なども年末オープンしたが、雪不足状態が続いている。小雪により、地域経済への影響が出ている。

 特に影響が大きいのは、ホテルとスキー場が一体となっているニューGP。当初、スキー場オープンは21日を予定していたが雪不足のため、営業開始は年末28日にずれ込んだ。この影響で、スキー宿泊を予定していた行楽客のキャンセルが続出。年末に新潟市内の高校や大学3校2百人余がスキー合宿に来町予定だったが雪不足で中止に。家族層のキャンセルも相次ぎ、年末21日~1月5日までの間でキャンセル数は1276人。雪不足の影響で約1800万円の減収が出ている。ニューGPの樋口明社長は「雪不足の年は近隣の野沢温泉などにお客様を連れて行ったりしていたが、今冬の年末は野沢もスキーができない状況だった。雪がないのはどうしようもない。ただ年末からの降雪で全リフト営業ができるようになった年始からは雪を求めて各地からスキーヤーが来ていた」と話す。ニューGPは昨秋10月、台風の影響を受け第43回生誕地まつりが中止になった影響で宿泊予約がキャンセル、750万円余の被害が出ており、異常気象による打撃が続いている。

 町役場観測所統計では56年前からのデータが残るが、過去最も積雪が少なかったのは2006年度(平成18年度)。この年は12月31日に最高積雪64㌢、累計降雪は458㌢。なお今冬の最高積雪は24㌢(1月6日付)、累計降雪は9日朝付で61㌢しかない。なお過去10年の平均累計降雪は1333㌢となっている。長期予報では2月まで平年並みか平年より高い気温となる見込みが出されており小雪・暖冬傾向が続きそうだ。

次期へ出馬表明する森川浩市村長(5日、栄村物産館で)

新たな種で次代につなげたい

 今春5月14日任期満了を迎える栄村・森川浩市村長(59)は5日、栄村特産館で開いた後援会新春の集いで「この4年間、種を撒いてきたが、まだ花を咲かせていない事業がある。皆さんの力、職員の力でよりよい花を咲かせ、次につながる新たな種を撒いていきたい。引き続きの応援をお願いしたい」と今春4月21日告示、26日投票の村長選への事実上の再出馬を表明した。

 同集いは毎年開催し、この日は後援会関係者60人余が参加。福原和人議長ら村議5人、宮本衡司県議、隣の新潟・尾身孝昭県議も出席し、4年間の初出馬から後援会長を務める森川价政会長は、懸案の県道改良や災害復旧、防災対策、さらに秋山郷振興策などのこの4年間の森川村政の取り組みを紹介し、「日本一安心できる栄村づくりに取り組み、明るい元気な村づくりに献身的に取り組んでいる森川村長を引き続き支援したい」と支持を呼びかけ、拍手を受けていた。

 森川村長は、恒例の新春集いで村政報告し、国土交通省や農水省、長野県への職員派遣による人材育成、乳幼児からの一環教育、防災対策などの実績を報告。さらに今春4月から新たな内科医招聘が実現し、山間地域が多い同村の実情から「訪問診療」実施などの新施策を示し、懸案の県道改良の津南町・旧宝山荘前の道路改良が「新潟の尾身県議の尽力で今年用地確保し、来年度着工・完成する。ようやく難所が解消できる」と報告。新年度事業では「村内の3つの公民館の耐震補強など改修要望が出ているが、新年度には要望通り改修に取り組む」など2期目を意識した新年度予算への取り組みを話した。

 さらに、後援会出席者の動議を受ける形で2期目への出馬表明を行った。「絶大なる支援を受け、4年前は次点と200票差で当選させていただいた。栄村丸の大船をか舵を取ることができた。2期目に向かって、さらに力を注いでいきたい」と表明すると参集者の大きな拍手を受けた。

 今春の村長選は、いまのところ現職森川村長以外に出馬の具体化はないが、新人擁立の動きは始まっている。森川後援会幹部は「強敵を想定して取り組んでいる」と、具体的な対抗馬を視野に、後援会活動をスタートさせている。注目は新人の名乗りがいつになるか。関係者は「短期決戦になるだろう」とする声も聞こえてくる。

 地域医療を担う医師不足が深刻のなか、人口1850人余の栄村の村営診療所に、新たに内科医が今春4月から着任することが決まった。新年5日、森川浩市村長が後援会新春の集いで明らかにした。現在の佐々木公夫医師の後任医師として4月から赴任する予定だ。

 森川村長によると、佐々木医師の後任を医師公募サイトなどに掲載していたところ昨年11月、村役場に直接連絡が入りその後の話し合いで4月赴任が決まった。現在金沢市内の総合病院に勤務する40代の内科医。森川村長は「大変ありがたいこと。地域医療への思いがとても深い方」と新たな内科医に期待し、これを契機に訪問看護を通じて口腔衛生活動に乗り出す方針だ。

計画では、月曜から木曜まで診療所で外来診療を受け、金曜は外来を休診し、看護師と歯科衛生士が村内地域への訪問看護を実施する方針。健康管理における「口腔衛生」の重要性が増しており、外来休診の金曜を活用し、看護師に歯科衛生士が同行し地域巡回し、「口腔衛生の指導や検査による病気の予防活動」を行い、翌週の外来診療や訪問診療につなげたい方針。森川村長は「お年寄りの皆さんはとても遠慮深く、病気が進んでから受信する。地域訪問することで病気のチェックができ、口腔衛生で病気予防もできる。来ていただく先生は地域医療への思いが深く、栄村の地域事情を理解いただくなかでの赴任であり、大変ありがたいこと」と話している。

2020年1月4日(土)

県初の地熱発電、現地法人で来秋稼働 松之山温泉

年間124万キロワット、売電5,000万円、熱水活用で事業化も

契約を結ぶ大野社長(左)、関口市長(中央)、柳共同代表(24日、市役所で)

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