明日へ.jpg

シリーズ連載

明日へ

 
宮澤北京報告会.jpg

生徒から花束を受ける宮沢選手(1日、水沢中学校で)

「挑戦」の意義、後輩に伝える

水沢中でオリンピアン・宮沢大志さん五輪報告会

 「オリンピックをテレビで見て、あんなきれいなフォームで滑るのはすごい、自分もあんな風に滑りたい。直接話を聞いて諦めない心と目標を立てることの大切さを学びました。全中を目標に練習します」(水沢中3・金澤祟眞くん)。「ひとつのことに向かってしっかりとした目標を持ちがんばっている所がすごいと思いました。私もいろんなことに挑戦してやりたいことを見つけ、それに向かってがんばりたい」(馬場小6年・江口希菜さん)。冬季五輪を二度経験したオリンピアンの先輩との触れ合いが大きな刺激になった。

(詳細は2022年6月11日号をご覧ください)

羽鳥絹世sn.jpg

開館10周年を迎えた「路傍の花室」の羽鳥さん

​抒情画の世界で10周年

羽鳥絹代さん 路傍の花室、さらに精力的に制作活動

 妖艶な「雪國の女(ひと)」や「暗夜避行」などの美人画をはじめ、幼子が赤ん坊を背負ってあやしている「雪國の童」、月を眺める姉妹の「おぼろ月夜」、窓の外に吊るした「てるてる坊主」…抒情画・ノスタルジーの世界が広がる十日町市の小さなミュージアム『路傍の花室』。十日町地域振興局裏、住宅地の一角に看板が出ている。ことし開館10周年を迎えた。画家の羽鳥絹世さん(72)は「早いものでもう10年。多くの方から声援をいただき感謝しています」と話し、精力的に制作活動を続けている。

(詳細は2022年6月4日号をご覧ください)

小川文江sn.jpg

大正琴を指導する小川さん(川治公民館で)

毎日元気に「おせっかいおばさん」

小川文江さん 大正琴30周年、ボランティアで高齢者介助も

 どこか懐かしさを感じさせる大正琴。心安らぐような音色が、特に中高年者の心に深く触れ、癒しを与えてくれるという。そんな大正琴の魅力に惹かれ、地域の愛好者グループを指導、リードしているのが小川文江さん(70、十日町市袋町東)。来月12日、越後妻有文化ホール・段十ろうで中之島流十日町支部大正琴愛好会の30周年記念コンサートを開く。障がい者や高齢者の介助ボラも行うなど、自ら『おせっかいおばさん』と自認し、活動に汗を流している。

(詳細は2022年5月28日号をご覧ください)

柳さん.jpg

ドイツで活動する柳さん(Photo by Birbfotografie)

いつかは十日町ツアーを

柳千穂子さん、日本文化ドイツで発信

 「離れて分かる十日町のすばらしさ。いつかドイツの友だちを連れて十日町ツアーをしたいです」。6年前からドイツ・ベルリンで暮らす柳千穂子さん(41)。同国内外のイベントなどで日本舞踊の披露や日本文化普及活動を精力的に行う。

 

 十日町市高田町出身の柳さん。十高卒業後、立教大に進み卒業後はパナソニックのショールームで接客を担当。学生時代から留学に関心があったが就職後も思いは冷めず、「当時の上司にまだ何も決まっていないのに、退職して留学することを伝えました。自分を追い込んだ感じです」。国際ボランティアやインターン派遣など行うNPO法人ICYEの異文化交流プログラムで2011年、30歳でデンマークへ渡った。言葉は全く分からなかったが、「どうにかなるかなと思って、不安より行きたい気持ちの方が強かったです」。その後はアイルランドのアメリカ販促物販売会社へ入社。同国から日本企業などへ営業電話の日々。「時差の関係で昼夜逆転の生活。大丈夫かなと思っていましたが案の定、1年で体調を崩してしまい、一度日本へ帰ろうと決めました」。

(詳細は2022年5月21日号をご覧ください)

三ツ山移住sn.jpg

加藤誠章さん、裕子さん、遼君、千夏さん(後列左から)を住民らが大歓迎

​「元気が出た」、子たちが倍増

十日町市三ッ山地区、川崎市から家族移住

 小さな集落に大きな喜びが広がっている。十日町市中条山間部の飛渡地区三ツ山(大津政晴総代)に、神奈川県川崎市から加藤誠章さん(40)の妻、裕子さん(44)、長男の6年生・遼君(11)、長女の2年生・千夏さん(7)の3人が先月28日、住所を移して新たな生活を始めた。

 三ツ山は棚田に美しく映る月『田枚の月』(たごとのつき)で知られておりPR看板を2枚制作。7日は住民と通いで耕作を続ける元住民が集まって設置が完了した看板のお披露目を行い、加藤さん一家の歓迎会を集会所脇で開いた。

(詳細は2022年5月14日号をご覧ください)

4月30日号・佐藤亜耶・スノボ.jpg

世界に挑戦の佐藤亜耶さん

世界に挑む、フリーライドで

佐藤亜耶選手、「ザ・スノーフェイス」プロ契約

 「あのニュージーランド行きが、いまにつながっています」。佐藤亜耶さん(27)は早稲田大4年になる春、その年の2月開催の「韓国ピョンチャン冬季五輪」出場を、それまでのスノーボード・スロープスタイル活動の集大成に取り組んだ。だが、シーズン前に起こった五輪候補選手が入るスノーボード界の不祥事。佐藤さんも入る強化指定チームは解散、この時点で五輪の夢は消えた。4年生の春、失意で始めた就職活動。「自分と向き合う時間でした。自分が本当にやりたいのは何か、就活のなかで見えてきました。やっぱりスノーボードでした」。 思いを抱きつつ進路が決まらないまま早稲田大を卒業。転機はその年の夏に突然訪れた。大会で顔を合わせるプロボーダーの人から声を掛けられた。「ニュージーランドに一緒に行かないか」。そこで体験したフリーライド(バックカントリー)との出会いが、それまで抱いてきた思いと「ピッタリ合致しました」。大手メーカー『ザ・ノースフェイス』とスポンサー契約、いまフリーライドのプロボーダーとして活躍し、これから世界を転戦する。

(詳細は2022年4月30日号をご覧ください)

4月23日号・上辻泰旦.jpg

昭和37年、20歳の頃から映像を記録する上辻旦泰さん(17日、自宅で)

60年間の映像記録、暮らしや伝統行事も

上辻旦泰さん、昭和37年から動画撮影

 自宅3階のマイルームは、さながら映像製作オフィスだ。撮影した動画を編集する機器が積み重なり、隣にはDVD化したディスクが年代別に並び、書庫には無線機器や映像編集の文献、新聞切り抜きブック、関連雑誌などが整然と並ぶ。「そうだねぇ、昭和37年からの映像があるかな」。こともなげに話す上辻旦泰さん(79、埼玉・越谷市)は、この日も映像カメラで2年前まで会長を務め、いまは事務局長として支える東京栄村会の2年ぶりの総会を映像記録。「自分のためですよ」と笑って話すが、その映像記録は『動く歴史』であり、長野・新潟県境の貴重な映像記録になっている。

(詳細は2022年4月23日号をご覧ください)

ジュタベール2.jpg

35年ぶりに十日町市に帰り『喫茶ジュタベール』を経営する高木美保子さん

癒しの場、ゆったり時間を

「ジュタベール」、たかき医院に隣接開店​

 「患者さんはもちろんですが、そうではない方も気楽に来てホッとして、また頑張ろうという気持ちで帰って欲しいです。何かに疲れた時はどうぞ」。屈託のない笑顔で話すのは十日町市の「たかき医院」院長の長女・高木美保子さん(50歳)。3月1日プレオープンを経て14日に本格的に開店した『喫茶ジュタベール』を経営する。

 国道117号の市内馬場、飯山線を渡った先にあるたかき医院、その奥に建つ赤い三角屋根。昨夏、喫茶店と接骨院(仲祐一郎さん)が入る建物の建設が始まった。その時は喫茶店の経営者は決まっていなかったが、「小さい頃から病院に来る患者さんの待ち時間や診察の後に立ち寄れる喫茶店が近くにあればいいよね、と家族で話していました。やるならきっと私なのかなと思いました」と美保子さん。

(詳細は2022年4月2日号をご覧ください)

明日へ_割野きのこ新工場_役員一同.jpg

来月稼働の割野きのこ組合の役員スタッフと新工場

「オーガニックなめこ」生産

割野きのこ組合 湯沢町に新工場、年間600トン出荷、観光交流も構想

 安心安全の食材提供に28年余り取り組む「割野きのこ組合」(本部・津南町)は、イオングループなどに『オーガニックなめこ』を供給し、市場の信頼度を高めている。同組合はさらに安定供給をめざし新工場を湯沢町に建設し、生産出荷に向け取り組みを進めている。本部を津南町に置く同組合は5年前から津南地域で新工場の用地確保に動いたが適地が見つからず、誘致に積極的だった湯沢町の町有地払い下げを受け、2500平方㍍の新工場建設を進め、国内では有数規模となる『オーガニックなめこ』生産に取り組み、来月には新工場が完成し本格的な生産体制に入る方針だ。

 新工場は、魚野川沿いで関越高速湯沢インターに近く、フィッシングパークにも近く、岩原スキー場を正面に見る好ロケーション地に建設。敷地面積約9800平方㍍、長さ80㍍、幅30㍍、高さ7㍍の新工場は、建屋建設はほぼ完成し、内部施設を整え、稼働開始の準備を進める。総事業費は約7億円を見込む。

(詳細は2022年3月19日号をご覧ください)

馬塲栄子.jpg

食養生カフェとコンディショニングスタジオを来月7日オープンする馬塲さん

「新たな挑戦、震えてます」

食養生カフェと運動スタジオ来月7日に・馬塲(ばば) 栄子さん

 「50歳になる今年、新たな挑戦です。自分でもびっくりしているし、楽しみで震えますね」。馬塲栄子さん(49、十日町市伊達)。来月7日に十日町初の食養生カフェ「B_B macrobiotic(ビー・ビー・マクロビオティック)とコンディショニングスタジオ「しゅっと」のオープンに向け、毎日が忙しい。「運動する人は目的に適した運動の提供、健康になるための食事だけの利用もOKです。メインターゲットは女性ですが、男性にも来て貰えれば嬉しい」と話している。

 新築店舗は1階がカフェ、2階がコンディショニングスタジオ。食養生カフェ名『ビー・ビー』は自身の苗字『Bamba』から。一方、スタジオ名『しゅっと』は「よく芸人さんが使いますが、関西では悪い要素が全くない言葉なんです。体型がスマートな方を『しゅっとしてる』と言ったり、頭の切り替えが早いことを言ったり。外も中も優れているという意味に使える言葉。利用する方がそうなるようにと」。

(詳細は2022年2月26日号をご覧ください)

野鳥こけし.jpg

野鳥こけしを作る志賀さん(自宅で)

雪国が育んだ野鳥こけし

松之山・志賀 マスエさん

 音もなく静々(しんしん)と降る雪、ここは松之山下川手集落。すっぽり雪に埋もれる家々。志賀マスエさん(87)は炬燵に入り、今日も野鳥こけしを作る。

 

 昭和37年の暮れ頃、温泉宿の植木屋旅館、亡き植木松平さんは、雪深い松之山で女性の冬場の収入になればと特産品を考えた。それが「野鳥こけし」。

 ちり紙を溶かしたものを鳥の形の枠に流し込み、それを固め、その上に淡い色がついた綿を貼って作る。この野鳥こけし作りを松之山の各集落をまわり広めた。

 志賀さんも植木さんから作り方を習い、昭和38年から41年まで野鳥こけし作りを担った。「商品として店に出せるきれいな野鳥こけしを作るのは慣れるまで難しかった。当時は役場で検査があって、何個もはねられた。結構厳しかったんですよ」と振り返る。

(詳細は2022年2月19日号をご覧ください)

藍1.jpg

「若い人、待ってるよ」と参加を呼びかける藍遊夢のメンバー

藍染めの魅力、若者にPR

絞り藍遊夢 2年越しの30周年記念展を

 きものの町・十日町の織物産業が衰退しているなか、少しでも織物関連の技術を高めていきたいと取り組んでいるグループがある。『絞り藍遊夢』(田邉康則会長、7人)だ。しかし、メンバーは70代と高齢化。「何とか若い人に伝えることができれば」と、地域のイベント会場などで作品を展示・販売しアピールしている。思いはなかなか伝わらないが、「織物のまちで手づくりの技をなくしたくない。継続こそ力なり」と若者の参加を夢に活動に取り組んでいる。

 「青は藍より出でて藍より青し」。藍とは染料に使う藍草のこと。藍草で染めた布は藍よりも鮮やかな青色となる。十日町市の藍染め愛好者が集う『絞り藍遊夢』は、その名の通り、藍の深い色合いに惚れた人たちが集うグループだ。一昨年、発足30周年の記念の年を迎えて記念展を計画したが、新型コロナの影響で延期。ここに来てまた新型ウイルス・オミクロン株で感染拡大傾向になっているが、「何とか今年10月に開くことができれば」と準備を進めている。

(詳細は2022年1月29日号をご覧ください)

ハトヤ1.jpg

写真展を開く羽鳥宏史さん

​交友の職人撮って写真展

スタジオカメラマン・羽鳥宏史さん

 「地域の職人写真展、ようやく開くことができます」。妻有地域や小千谷市の職人を撮影したスタジオカメラマン・羽鳥宏史さん(61、川西・スタジオハトヤ)が15〜30日まで小千谷市片貝のカフェレストラン「NISCIRO」(ニシロ)に併設するイベントスペースで写真展『マイ・ワールド・マイ・ライフ〜わがまま写真展〜』を開く。2年前に開く予定だったがコロナ禍で延期、ようやく開催が決まった。額は旧十日町小の改築に伴い、取り壊した廃材を活用して制作するなど地域への思いも込めた。4〜5月頃には地元・十日町市でも開く予定だ。

 「私は写真家でなくスタジオカメラマン。被写体は、すべてモデルになってもらって撮ったもので、地域の職人を対象にした」と、そば職人や松之山温泉で塩づくりに取り組む人たち、伊沢和紙や木工職人などにカメラを向けた。

(詳細は2022年1月8日号をご覧ください)