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2021年3月 スポーツ

フットサル

2021年3月27日(土)

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フットサル県大会で3位、めざすは全国大会出場のFCアルティスタ

中学フットサル

魅せた足技、めざすは全国

アルティスタが県3位で北信越に

 全国に向け先ずは北信越出場—。第33回県選抜フットサル大会兼第27回全日本ユース(U-15)フットサル県大会は先般、五泉総合会館で開かれ、十日町に拠点を置くアルティスタU—15が3位に入り、北信越出場権を獲得した。事実上の決勝戦となった準決勝で、前年度優勝の新潟地区1位・エフスリーにPK戦の末に敗れたアルティスタ、12月に開かれる北信越大会で、さらに来年1月開催の全国大会予選で「今大会の悔しさを晴らす」つもりだ。

 県大会でアルティスタは初戦、春日中(上越1位)を9-3で破り、2回戦も下越1位のAC.UNITED2に10-6と圧勝した。準決勝では前年度優勝の新潟1位・エフスリーと対戦。一進一退の攻防の末3-3の同点に。延長でも4-4となり、PK戦の末に敗れた。北信越枠残り1を掛けた3位決定戦は準決勝で対戦したエフスリーの兄弟チーム・F.THREE(新潟2位)で、アルティスタは前半から準決勝のうっ憤を晴らす猛攻をみせ10-4で勝利、北信越出場権の3位を獲得。選手たちは「北信越で県勢トップの成績を取り、さらに全国大会出場をめざしたい」と燃えている。

 渡辺芳広監督は「小学生時代の県大会準優勝を超えることはできなかったが3位は立派。12月の北信越大会と来年1月の全国大会に向け更なるレベルアップを図り、リベンジを果たしたい」と話している。メンバーは次の通り(全員2年生)。

 清水凌志(川西)登坂祥真(同)柄沢綾杜(同)福原快成(十日町)徳永迅(同)瀬下空永(水沢)西方碧(十日町南)小林吉平太(六日町)和田優里(中条)大津未来翔(同)山本拓(同)板場遥(同)森山太稀(附属長岡)富沢桜佑(湯沢学園)川上大希(東小千谷)薗部太一(津南)

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東京パラリンピック出場が確実視されている樋口政幸選手

パラリンピック

樋口政幸選手、東京パラリンピックに弾み

 東京五輪をめざすパラ選手が集うWPA公認第32回日本パラ陸上競技選手権大会が20、21日、東京・駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場で開かれ、十日町出身の樋口政幸選手(41、プーマジャパン)がT54クラスの5000㍍、1500㍍、800㍍で優勝。確実視される東京パラリンピック出場に弾みをつけた。

 樋口選手は、24歳の時にバイク事故で脊髄を損傷。リハビリで始めた車いすマラソンで頭角を現し、2010年の広州アジアパラ競技大会ではマラソンで銀メダルを獲得。その勢いで12年のロンドンパラに初出場。800㍍は準決勝敗退しマラソンは13位だった。その後、マラソンからトラック種目に絞り、レース終盤のスプリント力を鍛えた。13年の世界選手権では5000㍍で銀メダル、1500㍍で銅メダルを獲得。迎えた16年リオデジャネイロパラの5000㍍では、追い上げも及ばず3位に0・17秒差の4位となり、メダルを逃した。また、出場した1500㍍では日本人初の決勝進出を果たした。

 リオパラ後、一度は引退も考えたが「競技人生の集大成として、もう一度やってきたことをすべて表現したい」と、3大会連続のパラ出場でメダルをめざす。

樋口

2021年3月20日(土)

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高校で女子野球に取り組む村山・岡村・高橋選手(左から)

高校女子硬式野球

女子野球の夢、高校で

村山 晏、岡村 野々花、高橋 海和の3選手

 高校の女子野球で全国レベルをめざします—。学童野球から中学の部活動まで、ジュニア世代の野球に取り組んできた妻有地域の女子3選手が、それぞれ女子野球部がある高校に進学。「全国レベルで活躍したい」と意欲を燃やしている。

 3選手は、中学の県選抜チーム『トキガールズ』で活躍した高橋海和さん(十日町)と村山晏さん(津南)、岡村野々花さん(十日町南)。ふだんは男子と一緒に部活動に取り組み、県選抜の女子リームにも所属して野球に取り組んできた。

 進学する高校は、高橋さんが新潟市の開志学園、村山さんは福井工大附属、岡村さんは松本国際と、それぞれ進路先は違うが、いずれも女子硬式野球部があり、全国トップレベルをめざしている高校だ。

 3選手とも「守備が得意」と話し、「ゲッツ—を決めると気持ちいい」とにんまり。高校では厳しい練習が待っているが「活躍できる選手になり、精神面や礼儀など成長したい」と新たなステップに胸を膨らませている。

2021年3月13日(土)

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優勝した兄・陽介さん(左)と弟・貴史さん

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全日本スノーボード技術大会

兄弟で優勝、準優勝に

丸山陽介・富樫貴史 最高峰の模範資格者に認定

 兄弟でワンツーフィニッシュ—。全日本スキー連盟(SAJ)第18回全日本スノーボード技術選手権大会が先月26日〜28日、上越国際スキー場で行われ、フリースタイル男子に130人の選手が出場するなか、市内下条の丸山陽介さん(37)と、結婚して姓が変わった弟の富樫貴史さん(35、村上市)が優勝と準優勝を勝ち取った。

 丸山さん兄弟は3日間の総合得点が500点台で、3位以下の400点台を引き離した。「これまで入賞経験はあるが優勝は初めて。初日から弟とのトップ争いで楽しく競い合えた。兄弟ワンツーは本大会の歴史の一つになったと思う」と喜びを見せる。今季、県連の合宿で指導を受けたが「自分の中でしっくりこない」ものがあり、試行錯誤を重ねて滑走スタイルを変えたことが優勝に結び付いた。

 同選手権大会は第10回スノーボードデモンストレーター選考会も兼ねており、丸山さん兄弟はデモンストレーターの最高峰「ナショナル・スノーボード・デモンストレーター」に認定され、インストラクターを教える「指導者の先生」となった。SAJの指導書「教育本部オフィシャルブック」来年度版には丸山さんの滑走技法の写真が掲載されることになり、今後は各地でスノーボードの技術指導を行う。

 「優勝という長年の夢が叶い、兄弟でナショナル・デモンストレーターになれたことは二重の喜び。選手としても指導者としても体力は必要で、体作りを怠らず活動を続ける。今回の結果がスノーボード発展のきっかけとなり、後進には技術を伝えていきたい」と力を込めた。

【写真】丸山さん提供

大会で滑る丸山陽介さん

2021年3月6日(土)

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標準記録を突破し全国大会に出場の水泳・名地奏選手

新潟県通信競泳競技大会出場

憧れの舞台、平泳ぎで全国

名地 奏選手 JOC県大会で標準記録突破

 初の全国レベル大会に挑戦する。長岡大手高水泳部1年・名地奏選手(16、Tapスイミングスクール所属)が先月20、21日に行った第43回全国JOCジュニアオリンピック春季水泳競技大会県予選会に出場。長岡市ダイエープロビスフェニックスプールで行った短水路(25㍍プール)の2百㍍平泳ぎ・15〜16歳クラスの標準記録(2分30秒89)を上回る2分30秒45で優勝。今月21日の全国大会にあたるJOC県通信競泳競技大会出場を決めた。高校生女子で同種目の標準記録を突破したのは名地選手だけ。高校生スイマーは全国3万5千人余いるとされ、全国大会出場は狭き門の快挙。名地選手は「目標としていた全国レベルの大会出場は小さい頃から憧れの舞台でした。嬉しい。楽しんで泳ぎたい」と喜んでいる。

 クアハウス津南のスイミングスクールに5歳から通い、水泳に取り組み11年目。中学時代は県大会や北信越大会出場経験がある。進路は近隣で水泳部がある長岡大手高に進学。飯山線と上越線を使い、1時間半余かけ通学。だが新型コロナウイルス感染拡大の影響で休校やプールでの練習ができない期間が長く続いた。その間、エアロバイクを使った有酸素運動や筋力アップのトレーニングを継続。「結果的に全身に筋肉が付き、体力が付きました」。夏頃からプール練習が再開。部の同級生や先輩と高め合う日々。「いい仲間に囲まれ練習が楽しいです。県予選会はとてもコンディションが良くて。自分の中でタイムが出ると感じてました」。初の全国大会の出場を勝ち取った。

 県予選会では200㍍個人メドレー、100㍍平泳ぎ、そして200㍍平泳ぎと3種目で1位を獲得。今回は標準記録突破は2百㍍平泳ぎのみだったが「個人メドレー選手でもあるので全ての種目を鍛えたい。昨年は新型コロナでインターハイは中止でしたが、今年はあると思うのでそこに出るのが大きな目標です」。

 今季は新型コロナ影響で全国トップレベル選手が一堂に会する全国大会は中止。その代替大会が「通信競泳競技大会」。各都道府県で行われ、競技結果は全国ランキングとして集計。今月21日の同大会は、県予選会と同じくホームのフェニックスプールが会場。小中学生時代に名地選手を指導したTapスイミングスクール・佐藤厚コーチは「人口1万人に満たない町から標準記録を突破し全国大会に出る選手が生まれるのは、競技人口の多い水泳ではとてもすごいこと。全国レベルを経験しもっと上をめざしてほしい。まだまだ伸びるはず」と期待している

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