2021年2月 スポーツ

2021年2月27日(土)

 
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ウエイトに取り組み4年、集大成となるインカレに挑む金沢学院大・風巻光選手(本人提供)

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高校トップクラス選手が集まるウエイト部では副キャプテンも務め切磋琢磨した(同)

ウエイトリフティング

優勝めざし集大成に挑む

金沢学院大・風巻選手

 大学生活最後の大会に挑む。津南町出身で大学に入ってからウエイトリフティングに取り組む、金沢学院4年・風巻光さん(22、津南中等校卒)。大学ラストシーズンは新型コロナ禍で大会が開けない状況だったが、昨秋から感染対策を取りながら延期された大会を相次ぎ実施。11月は全日本学生個人選手権で102㌔級で3位、初の表彰台に。さらに12月の北信越大会では2位となり、上り調子。3月5日は埼玉・上尾市で第67回全日本大学対抗選手権大会(インカレ)があり、4年間の集大成となる。「最後の大会、かなり気合が入っています。目標はもちろん優勝です」と意気込む。

 津南中等校時代は柔道や砲丸投げに取り組んでいたが、腕力や体幹など見込まれ新潟県ウエイトリフティング協会の指導者からの誘いを受け転向。「競技経験ゼロからのスタートでした。でも大学の部活動は高校チャンピオン級が集まり、同期も後輩もみんな経験者で強い。付いていくのが本当に大変でした」。ライバルでもある部員たちとの切磋琢磨な日々を過ごし、ケガもあり成績は一時伸び悩んだが「監督から『努力したらいつか結果が出るから』の言葉を胸に続けました」。その通りに3年時から記録が伸び始め、最終学年となった今期は副キャプテンも務め、部員40人余を引っ張る一人となった。

 昨年、同大は成績が振るわずインカレ1部から降格、今シーズンは2部で過ごすことが決定。「降格もそうですが、自分は部の代表としてインカレに出ることができなくて。それも悔しかった。今期は2部だけど絶対頑張り、部では全種目でうちが上位独占しまた1部に上がり、自分も表彰台に立つことを目標にしました」。だが新型コロナで大会が次々と中止や延期となり、大学での練習もできなくなった。「外の空き地やアパートのフリースペースで器具を持ち込み何とかトレーニングし、体力だけは維持しようと勤めました。モチベーションも上がらなかったけど、秋から大会が徐々に再開されて本当に良かったです」。耐えた時間が今に結び付いている。

 現在のベストはスナッチ130㌔、ジャーク160㌔の計290㌔。「学生スポーツ最後の大会でベストを越えたい。トータル3百㌔を越せば優勝が見えてきます。勝ちたい」。4年間の集大成の場が来るのを楽しみにしている。

 
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優勝した十日町高校・関綜一郎選手

​関、男子フリー優勝

  全国高校選抜スキー大会クロカン種目は23〜26日、長野・野沢温泉で開催。24日のフリー競技で関綜一郎(十日町高3年)が優勝するなど活躍した=クラシカル・マススタートとクラシカル・スプリントは次号掲載(1位と妻有勢・最上位のみ記録)

 『フリー』

 ▼男子10㌔(出場141人)①関綜一郎(十日町3)25分14秒4⑦福原健太(同3)⑪渡邉大貴(同2)⑲庭野翔馬(同2)㉑我田柊(同2)㉘高橋悠奈(十日町総合2)㉛星野佑槙(同2)㊲長井柊平(十日町3)田村一麿(同3)生越丈太郎(同1)津端一徹(同1)宮内岳琉(同3)佐藤めだる(同1)星名恒輝(同1)児玉智義(同2)内田玲温(同1)102金澤歩生(同2)112関口晴日(十日町総合2)

 ▼女子5㌔(出場95人)①栃谷天寧(北海道・おといねっぷ美術工芸)14分43秒1⑤大渕莉子(十日町2)15分3秒8⑨浅田萌音(同3)⑮濱野希美(同3)㊳江村七海(同1)宮﨑蕗子(同1)増田青空(十日町総合2)佐藤実花(同2)滝沢来実(十日町1)滝沢夏海(十日町総合1)

2021年2月20日(土)

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全国の頂点に立った十日町高の男子リレー。次は高校選抜に挑む

インターハイ・クロスカントリー

「感動をありがとう」

十日町高校男子リレー初優勝、女子2年連続準優勝

 「感動をありがとう」。全国高校スキー・リレーで男子が初優勝、女子が準優勝と活躍した十日町。コロナ禍で様々な自粛が続き、さらに大雪で市民生活が圧迫されるなど暗い雰囲気となっているなか、地域に明るいニュースとして喜びが広がっている。

 十日町高男子リレーは、近年では平成22年度と翌23年度に準優勝、一昨年と昨年は3位だった。今回も主力メンバー2選手を世界ジュニアで欠き、上位進出が厳しいものと予想されたが、「選手層の厚さをみせつけたい」と出場選手が意地の力走を見せ、歓喜のゴール。また女子は、これまで平成17年度と23、24年度に3回優勝。今回は優勝した飯山に敗れたが2位争いの接戦を制した。

 市民からは「感動をありがとう」や「元気をもらった」という声が次々に上がっている。

 なお、十日町は、アルペンや複合を含む総合成績で女子が2位、男子は6位と上位に入った。

     ◇◇◇◇◇

 第33回全国高校選抜スキー大会・ノルディック種目は23〜26日、長野・野沢温泉村の南原クロカンコースで開催。全国から男子約140人、女子約100人が参加する。

種目は、男子が10㌔フリー、15㌔クラシカルマススタート、スプリント、女子は5㌔フリー、10㌔クラシカルマススタート、スプリントの男女各3競技を行う。

 妻有勢の学校別エントリーは次の通り。

 『男子』▼十日町=坂井冠太、滝沢育矢、関綜一郎、福原健太、長井柊平、田村一磨、我田柊、庭野翔馬、津端一徹、渡邉大貴、星名恒輝、佐藤めだる、児玉智義、宮内 岳琉、金澤歩生、内田玲温、生越丈太郎▼十日町総合=高橋悠奈、星野佑槙、関口晴日

 『女子』▼十日町=大渕莉子、浅田萌音、濱野希美、江村七海、滝沢来実、宮﨑蕗子▼十日町総合=佐藤実花、増田青空、滝沢夏海

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十日町高校・滝沢育矢選手

世界ジュニアで全力疾走

滝沢育矢がマススター30キロで19位

 FISノルディックスキージュニア世界選手権・クロスカントリー競技は9~14日までフィンランド・ヴォカッティで開催。世界から各種目100人余りが出場したなか、U20男子マススタート30㌔で滝沢育矢(十日町高2年)が19位に入るなど健闘した。

結果は次の通り。

 ▼スプリント・クラシカル▽U23予選54羽吹唯人3分35秒1▽U20予選271滝沢育矢3分30秒0280坂井冠太3分35秒12▼U20フリー10㌔25坂井冠太26分19秒4063滝沢育矢27分44秒00▼U23フリー15㌔44羽吹唯人38分45秒40▼リレー(4×5㌔、出場19チーム)12日本(滝沢育矢、坂井冠太出場)59分32秒8▼U20マススタート30㌔19滝沢育矢1時間52坂井冠太1時間30分38秒

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今季ラスト公式戦を長岡地区準優勝で締めくくったミニバス・津南Bスリー

ミニバスケットボール

2度目の準優勝で幕

津南Bスリー 今季ラスト公式戦で健闘

 ラスト公式戦を準優勝で締めくくった。ミニバス・津南Bスリー(山田聖真主将、27人)は、現メンバーで挑む最後の公式戦「長岡市長杯第21回グローイングカップ」に出場。長岡地区24チームで競い6〜11日にかけて大会を行うなか、準優勝を果たした。津南Bスリーの長岡地区大会準優勝は秋季大会に続き2回目。悲願とする初優勝は叶わなかったが、好成績でシーズンを終えた。なお大会は1位広神99ers、4位塩沢ミニバスと魚沼勢が上位を占めた。

 予選リーグは6ブロックに分かれ対戦。Bスリーは上川西(長岡)を52対8、希望フェニックス(同)を48対21の大差で破り決勝リーグに進出。決勝リーグ1回戦は、秋の県大会長岡地区予選の準決勝で戦い敗れ、目標だった県大会出場を阻んだ宿敵・塩沢ミニバスと対戦。一進一退の攻防のなか逃げ切り、39対38の接戦で勝利。勢いに乗り続く上組こだまキッズ(長岡)を43対30で破り、現チーム今季二度目の決勝進出を達成。悲願の優勝をめざし、秋の県予選大会覇者の広神99ersと対戦。前半から10点差を付けられたが後半は粘り追い上げるも35対40で惜しくも敗れた。ただ選手たちは宿敵の塩沢を倒し、みなやり切った表情でラスト公式戦を締めくくった。

 設立24年目、過去最高成績タイとなる長岡地区準優勝を2回も達成した今季チーム。富井貴仁監督は「今季春より水沢地区から2人の6年生が入り新生チームとしてスタートしたが、コロナ禍で練習ができず子どもたちは辛い思いをした。だが一人ひとりが個人練習を行い、シーズン後半の試合に臨み素晴らしい結果を出してくれた。この経験を活かし、それぞれ次のステージで活躍してほしい」と称えている。

大会メンバー=【6年】山田聖真、八重沢仁、石田蒼生、樋口天真、金澤大輝、宮川幸多(以上津南小)市村凌雅、富井祐希(以上水沢小)【5年】小島遼也、大倉聖陽、髙波哲平(以上津南小)【4年】涌井琉優、小林義周、涌井壱惺、中村陽音(同)

2021年2月13日(土)

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主力不在ながらチーム力で初優勝した十日町高校男子(10日、飯山市で)

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リレー準優勝に喜ぶ十日町女子(左から大渕莉子、濱野希美、浅田萌音)

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女子クラシカル2位、フリー6位の大渕

健闘するも世界選手権に一歩届かなかった藤ノ木光選手

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インターハイ・クロスカントリー

十日町高校男子、意地の全国初優勝・女子準優勝

インターハイ・クロスカントリー、リレーで

 十高男子、意地の優勝。女子も準優勝。全国高校スキー大会・インターハイ2021の最終10日、注目の男女リレーは共に激戦を制し十日町男子が優勝、女子も準優勝の快挙を成し遂げた。飯山市長峰クロカンコースで男子24チームが出場、序盤から十日町は北海道、秋田など強豪チームと争い、世界ジュニアに2選手出場で主力不在の十日町男子は2走・関綜一郎でトップに立つが混戦でアンカーへ。福原健太はラスト1・5㌔からトップに立ち、そのまま歓喜のゴール。十高男子は「やってやったぜという感じ。最高に嬉しい」と抱き合い喜びを表した。

 女子は21チームが出場。最後まで接戦を展開したが、アンカー浅田萌音がラストスパートで準優勝を勝ち取った。十日町総合は15位と健闘した。

     ◇◇◇◇◇

 「選手層の厚さを見せつけたい」、そう意欲を口にしていた十日町男子リレーメンバーが、初の高校頂点に立った。

 世界ジュニア出場で坂井冠太、滝沢育矢の両トップ選手を欠いたなかでの快挙。「坂井、滝沢への思いだけでなく、陰で支えてくれた先輩や仲間、そして県勢のみんなが応援してくれました。それが力になりました」と関綜一郎主将。長い同校スキー部の歴史の中でリレー優勝は初めて。大きな歴史の一歩を刻んだ。

 レースは最終区間まで上位3チームが混戦状態。残り1・5㌔付近から抜け出したアンカー・福原が、最後は余裕でゴール。歓喜の雄叫びを上げた。「正直、3位に入ればと思っていた。選手は本当によくやった」と高橋哲也監督も脱帽だった。

 一方、リレー準優勝を目標に掲げた十日町女子。アンカー浅田萌音がゴール前の2位争いを制してゴールに飛び込むと、待っていた濱野と大渕が駆け寄って抱きつき、うれし涙を流しながら「やったー」と喜んだ。

最終区間には北海道・富良野から秋田北鷹まで35秒間に十日町を含め5チームが2位争い。3チームに絞られた残り200㍍でやや秋田北鷹が遅れると、花輪と残り50㍍のスピード勝負に。最後は浅田が1秒差をつけてゴールに飛び込んだ。

 十日町総合は15位。佐藤実花は「久しぶりのリレー出場。出場できなかった男子の分もと頑張りました」と話した。

フリー・クラシカル

 『女子』

 大渕莉子が前半から攻めの姿勢を見せ、得意のクラシカルで2位と健闘、「滑りも今までで一番。満足のレースができました。来年は優勝を」と王者への意欲もにじませた。初日のフリーも6位入賞した。レースでは「無観客で声援がないのは少し寂しかったけど、逆に緊張せず自分の滑りができました」と話した。一方、浅田萌音もクラシカル7位、フリー10位とダブル入賞。「高校時代最後のシーズン。目標を達成できてうれしい」と素直に喜んだ。

 『男子』

 入賞をめざした十日町の主将・関綜一郎が「よく滑った。支えてくれた周りの仲間のお陰」とフリー3位入賞、仲間やワックスマンらへの感謝を口にした。大会前に県中クラシカルを制した弟の関照永(八海中3年)から「頑張って」と自宅で受けた弟の声援を胸に力走。「自分の滑りに集中できた」と兄の意地を見せた。

インターハイ結果

 ■クロカン(1位と妻有勢。入賞10位まで)

 『女子』

 ▼フリー5㌔(出場121人)①鎌倉春音(白馬)13分13秒8⑥大渕莉子(十日町)13分45秒0⑩浅田萌音(同)13分57秒2⑭濱野希美(同)㉘増田青空(十日町総合)㉛江村七海(十日町)㊳佐藤実花(十日町総合)97滝沢夏海(同)▼クラシカル5㌔(出場120人)①中島果歩(飯山)15分47秒2②大渕莉子(十日町)15分53秒6⑦浅田萌音(同)16分28秒3⑯濱野希美(同)⑳江村七海(同)㉑増田青空(十日町総合)㉙佐藤実花(同)▼リレー(3×5㌔、出場21チーム)①飯山45分43秒4②十日町(大渕莉子、濱野希美、浅田萌音)46分34秒5③花輪46分35秒3

 『男子』

 ▼フリー10㌔(出場154人)①小池駿介(富良野)24分32秒5③関綜一郎(十日町)25分2秒0⑭福原健太(同)⑱渡邉大貴(同)㉟高橋悠奈(十日町総合)星野佑槙(同)関口晴日(同)▼クラシカル10㌔(出場153人)①笠原将(中野立志館)27分40秒0⑥関綜一郎(十日町)29分15秒2⑪我田柊(同)㊸長井柊平(同)㊼高橋悠奈(十日町総合)関口晴日(同)星野佑槙(同)▼リレー(4×10㌔)①十日町(我田柊、関綜一郎、渡邉大貴、福原健太)1時間47分46秒②富良野1時間48分3秒③花輪1時間49分9秒

    ◇◇◇

 ■アルペン(妻有勢)

 ▼男子▽大回転(出場164人)㉓山本柊吾(八海)67高橋侑也(八海)108半戸宝良(六日町)▽回転(出場116人)㉛山本柊吾(八海)▼女子▽大回転(出場153人)㊷小林蛍(八海)▽回転(出場154人)㉙桾澤春華(六日町)小林蛍(八海)

男子フリー3位、クラシカル6位の関

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新加入の木村、大矢、新島と小林舞、森希紗、髙橋咲希、石渡美里、大平理恵選手と江副良治監督(左から)

農業女子、強さ倍増

選手加入で北信越に挑む

 大地の芸術祭の一環として2015年に発足した農業実業団の女子サッカーチーム『FC越後妻有』が2020新潟県女子サッカーリーグで全勝優勝を決め、今年は上位の北信越2部リーグへの出場が決定。選手増強にも弾みがつき先月20日、新メンバー3人が加入し、さらなる活躍が期待されている。

 チームは松代地区の旧奴奈川小学校をアート作品として再生した奴奈川キャンパスを拠点にする。発足当初からのメンバーは二人で思うように練習は出来ず、試合も他チームに混じっての参加だったが、昨年は待望の新人4人が加入。サポートメンバーを加えて念願のFC単独チームとして県リーグに臨んだ。江副良治監督は「選手募集は一番苦労したが内定者もあり、4月には全員で15人になる見込み」と話す。

 新加入の木村珠奈選手(23・奈良橿原市)は「自分の持ち味を活かしてチームに貢献し、さらに上位をめざします」、大矢千尋選手(22・新潟市)は「個々がスキルアップし、チームが勝つことを一番にしていきたい」、新島汐海選手(23・神奈川鎌倉市)は「リーグ2部から1部昇格への戦力になっていきます」と意気込みを見せた。

 選手はNPO越後妻有里山協働機構が運営する「まつだい棚田バンク」の一員として農業にも従事する。3人は「これまでは買ったものを食べるだけ。自分で作ったものを食べるなんてわくわくします。農地の維持にも役立ちたい」と話す。

 江副監督は「今年は上のステージで戦うが選手個々にもチームにも期待している。それぞれが決意を持ってチームに合流しているが、それを達成させて良い形にする。集まったメンバーで、全力で戦い最短で上位昇格を狙う」と力を込める。

 FCにはサッカーをツールとして芸術祭と共に妻有地域の魅力を発信する役割を持つ。「上位で活躍し全国に名を知らしめるのが我々の存在意義。さらに地域へ貢献していく」と語った。

2021年2月6日(土)

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土屋選手と終始、優勝を争った児玉選手(右)

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パーシュートの優勝をかけたゴール直前のデッドヒート(左が児玉選手)

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全日本選手権

見えた北京五輪、児玉が意欲

藤ノ木光は世界に一歩届かず

 距離スキーの国内トップアスリートが出場する全日本選手権大会は29〜31日、吉田クロカン競技場で開かれ、マススタート5㌔クラシカルで優勝した児玉美希(24、太平洋建設、十日町市吉田出身)は、総合成績ともいえるパーシュート10㌔フリーで準優勝。2、3月にドイツで開かれる世界選手権への出場権を確実にした。一方、昨年、初のワールドカップ出場を決めたものの新型コロナの影響で大会は中止になり、今季にかけた藤ノ木光(27、東京美装、津南町秋成出身)は、スプリント1・3㌔フリーで2連覇を達成したものの、パーシュート15㌔フリーで3位となり、2位までに与えられる世界選手権への出場を逃した。

 大会は初日にスプリント・フリー、2日目にマススタート・クラシカル、最終3日目に、2レースの成績を反映し、上位からタイム差をつけてスタートする追い抜き方式のパーシュート・フリーを行った。妻有勢では児玉と藤ノ木の他に、女子マススタートで小林萌子(日大2年、十日町高出)が3位と健闘しパーシュートでも10位に入った。一方、男子はマススタートで羽吹唯人(東洋大3年、同)が藤ノ木光を上回る5位と上位に食い込んだ。パーシュートでは羽吹が9位、佐藤友樹(27、岐阜日野自動車)が10位、高校生の滝沢育矢(十日町高2年)が20位と健闘した。

世界選手権に出場、児玉美希総合2位に

 スプリントとマススタートの2レースの結果を反映し、上位からタイム差をつけてスタートする最終レースのパーシュートで、優勝した土屋正恵(弘果)にラストスパート勝負で敗れ、0・5秒差で準優勝した児玉美希。それでも「北京五輪・女子リレーで日本チームとして出場し、入賞をめざしたい」と胸を張った。

一昨年、ユニバーシアード・女子リレーのアンカーとして銀メダルを獲得した児玉。優勝した土屋とは大学時代のチームメイトで、ゴール後はお互いを讃え合った。

 吉田競技場は、小学校時代から練習に励んできた古巣。いいことも苦い思い出もあるというが、自分を育ててくれた場所でもある。その地で初日のスプリント・フリーは3位、2日目のマススタート・クラシカルはライバル勢を抑えて優勝。周囲の期待に応えた。

 最終のパーシュートは、トップを争ってきた土屋との勝負。終始デッドヒートを繰り広げ、ラスト100㍍の直線勝負でわずかに遅れた。優勝は逃したものの「目標は北京五輪」ときっぱり。「女子リレーチームのメンバーに入り、入賞めざして頑張りたい」と意欲を燃やしている。

藤ノ木光、健闘も世界に一歩届かず

 世界選手権出場をめざし、初日のスプリント・フリーを制して幸先よいスタートを切った藤ノ木光だったが、2日目のマススタート・クラシカルでまさかの9位。3番手でスタートしたパーシュート・フリーでは、最後まで上位の2選手に追いつくことができず、3位を守った形でフィニッシュ。「優勝をめざしていただけに、情けない」とうなだれた。

 新型コロナに阻まれたワールドカップを胸に、世界選手権をめざして挑んだ今回の全日本だったが一歩、届かなかった。「力不足。それがすべて」と自らを責めるばかり。「鍛え直して、次の国内大会で成績を出したい」、そう語り、雪辱を誓った。

健闘するも世界選手権に一歩届かなかった藤ノ木光選手

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東洋大の羽吹唯人選手

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世界ジュニアに挑む

クロスカントリースキー 羽吹唯人、坂井冠太、滝沢育矢が

 世界ジュニアに挑む—。FISノルディックジュニア世界選手権(8〜14日、フィンランド)に、妻有地域から羽吹唯人(東洋大3年)と坂井冠太(十日町高3年)滝沢育矢(同2年)の3選手が出場。世界の舞台で活躍が期待される。

 県高で坂井はフリーを、滝沢はクラシカルを制した十日町高組。坂井はもう一歩調子が上がらないが、前回に次ぐ世界ジュニア出場で期待は大きい。滝沢は上り調子で、初出場ながら期待度は高い。共に身長180㌢を超す長身で、外国人選手に劣らない大きなストライドが特徴。FISのポイントとなる30位内をめざす。羽吹は十日町総合高3年の時に全国大会フリーで優勝の実績を持ち、昨年に続く世界ジュニア出場だ。全日本でも常に上位に位置し、「世界ジュニアで20番以内をめざしたい」と意欲を見せている。

十日町高の坂井冠太選手

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十日町高の滝沢育矢選手