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​妻有職人伝

「秋酒ひやおろし」も楽しんでと福納店長

有限会社 宮幸酒店

『うれしい・たのしい・おいしい』を、お酒を通して届けたい

新潟県十日町市昭和町1丁目179−1

平日 10:00~20:00 日曜 10:00~19:00
定休日 無休

電話 025-752-2558

http://www.oradoko.jp/shop/2010/07/miyako.html

ニーズに応え、銘柄を提案

 ㊱ 有限会社 宮幸酒店 福納 卓也さん

 酒の専門家として日々の業務に取り組む宮幸酒店(昭和町1)の福納卓哉店長(34)は「消費者のニーズに応えられるよう、様々な銘柄を提案してきたい」と話している。

 日本酒の蔵元やワインのインポーター(輸入業者)などには店のスタッフと共に出向き試飲して新たな商品の発掘を行う。また、昨年は同店が10年前から扱っているフランスのオーガニックワインの産地へ行き、各地のブドウ畑や醸造場を視察した。オーガニックは栽培に農薬等を使わないことから収穫量は天候に左右されるが「自然の恩恵に感謝し、安心なものを自分の孫子の代まで繋いでいこうという姿勢がうかがえ、人間性が表れたワインだった」と味覚以外の発見もした。

 日本酒は近年、晩酌酒の一升瓶から「いろいろな酒を味わいたい」という指向から720ミリ㍑瓶の酒が好まれるようになった。また、消費者はCDや本のように中身が分からなくても包装や見た目で買う「ジャケ買い」が日本酒でも進み、各蔵元は瓶やラベルにアートを取り入れたり、個性的な箱を利用している。「酒の楽しみ方が変わってきており、720ミリ㍑酒はしっかりとラインナップしている」と言う。

 コロナ禍の自粛の波は飲食店を襲い、そこに酒類を卸す酒店にも大きな影響が。さらに町内や企業の納涼会とお盆の帰省客の自粛に加えて十日町おおまつりが中止となり、互いに酌み交わす酒と祭事での献酒がストップした。厳しい経営が続く半年間だが、中止となった「にいがた酒の陣」用に各蔵元が仕込んだ日本酒を仕入れて販売し、ワインの掘り出し市などを企画。現在は夏場に熟成させて秋に出荷する日本酒「ひやおろし」の販売を始め、外出自粛が続く中、家で飲む「宅飲み」に重点を置く。市内醸造所の妻有ビールや、酒の味を引き立てるつまみのチーズも販売する。

 「ワインの掘り出し市では、お客さんとの対面販売が大事だと改めて感じた。大手スーパーが出来ない各家庭を回って注文を受ける昔ながらの『ご用聞き』も大切にして、良い酒、新しい酒を紹介し、顧客との繋がりを広げて深めていきたい。どんどんと動きます」と力を込めた。新ホームページ開設で県外客への通販も進めていく。

(2020年9月12日号掲載)

 
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