
藤ノ木浩子氏、小山大志県議会議員、尾身孝明県議会議員(左から)
自民2議席か、野党議席奪取か
県議選・十日町津南地区 野党統一候補の藤ノ木浩子氏、対決色強まる
今春の県議選(3月31日告示、4月9日投票)が熱を帯びてきた。十日町市・津南町区(定数2)は自民現職7期の元議長・尾身孝昭氏(69)と同1期の小山大志氏(45)の自民が2議席を持つなか、前回共産公認で出馬の元津南町議・藤ノ木浩子氏(62)は再出馬を昨年末表明し、前回とほぼ同じ対決が濃厚になっている。だが今回、藤ノ木氏は野党統一候補が実現。先月30日、十日町市・段十ろうで共同会見した野党統一勢力は、新たに野党共闘選対『くらしと平和』の結成を発表。代表には元十日町市議で立憲民主サポーターの小野嶋哲雄氏(74)が就いた。
今週の妻有新聞



着々と外国進出、1300億円企業に
日本食研HD 国内316事業所、外国51拠点、グループ社員4600人余
食品大手で津南町に営業所開設する「日本食研ホールディングス」はグループ会社では15社目となる『タイ日本食研』を設立するなど外国進出を加速している。

十日町道路、第2トンネルから
上沼道 水沢地区で説明、全長1・44キロ
十日町インター設置が予定の水沢地区で地元住民対象に行い、関心を集めたのが住民質問に答えた「第2号トンネルから工事着手」の方針。

学び合いで伝統継承
つぐら振興会 3月まで講習会、新会員も受け入れ
9年前に長野県伝統工芸品認証を受けた「栄村つぐら」。一番人気のワラを編み上げたネコツグラは、栄村名産品として評価が高い。一方で制作者の高齢化が進んでいる。
【訂正】
妻有新聞本紙2月4日号5面、外丸集学校記事中、名前に誤りがありました。暫定校長は「齋藤るい子」さんです。お詫びし、訂正致します。

百話余りを掲載の「妻有今昔物語」
年中行事、人の暮らし記録
地域の伝統行事や年中行事などを通じて人の暮らしを調査研究し記録する新潟県民俗学会長を長年務めた駒形覐氏(96・五泉市村松)が妻有新聞に連載「雪国今昔物語」の百話をまとめた『妻有今昔物語』を出版した。日本民俗学会評議委員など歴任し現在は日本民俗学会名誉会員の駒形氏。十日町高教諭時代の昭和30年代から地域の民俗調査に取り組み、十日町市や中魚沼地域の集落を歩き、住民と語り、聞き取りや写真で記録するなど「ありのままの人の暮し」を調査記録し多くの調査報告書や著書を発刊している。『妻有今昔物語』は昭和30年代から60年代頃の地域の年中行事、当時の人の暮らしを駒形氏撮影の写真と共に語り調で解説し、「あの日、あの時」がよみがえる人の暮らしが伝わる一冊になっている。
駒形氏は「本を読んだ方から、民俗が伝承されていくことの大切さを改めて知ったと声を頂いた。当時の暮らしと今では雲泥の差だが、忘れてはならないものがあるのではないか」と同著出版への思いを話している。
▼「妻有今昔物語」(妻有新聞社発刊)A5版、239ページ、1冊1600円(税込)。限定300部、問合せは妻有新聞社TEL025-765-2215、Fax025-765-5106。
「小中学校の再編統合」「市議会議員定数」など十日町市の取り組みが関心を呼んでいます。妻有新聞社では地域の声を求めます。下記専用アドレスにご投稿ください。ペンネームは受け付けますが電話連絡先は明記してください。なお前述テーマ以外でも十日町市・津南町・栄村についてご意見をお寄せください。
20代、30代が見る移住先とは
「知らない若い人が増えているねぇ」、街なかで時々耳にする声だ。地域外からの人が街を行きかう姿がある。その人たちの多くは『移住者』。この声を示すデータがある。共同通信が全国市町村対象に実施の移住者動向アンケート。1690自治体(全体の97%)回答によると「増えている」が33%、560自治体ほどが「移住者増加」している。それも「20代、30代」が多く、人口減少に直面する地方自治体にとって、人口増加のベースになる世代の移住増は、大きなプラス要素だ。
十日町市は「女性人口を増やす」政策に市職員プロジェクトが動き出している。津南町は「若い夫婦の移住」を促す事業に取り組み、子育て環境整備と充実を政策に掲げる。栄村は「村初の分譲地」事業を、移住促進につなげたい方針だ。
心に残る加藤登紀子さん
元ゆずり葉編集委員・松崎 房子
戦後、娯楽が何もない時代に育ったので、映画が大好きなのは当然と言える。
第一題【チーム・ジンバブエのソムリエたち】(劇場)
昨年12月限りの鑑賞券を頂いた。期限がなければ、たぶん選ばない映画だ。
ジンバブエから南アフリカへ逃れている難民の、とんでもない挑戦が描かれていた。ワインとは縁もない国の人たち四人がチームを組んで、ブラインドワイン・テイスティング選手権に挑戦するドキュメンタリーだった。大会の行われるフランス。ワインの有名産地をめぐり、テイスティングを経験する。まるで観光映画の様だ。
結果は絵に描いたようにはいかないが、その努力や心意気に絶大な称賛の拍手が巻き起こる。自国への想いを語る選手たち。必ず祖国を取り戻す。政治に頼らず自分達の力で!